無料漫画アプリ・ピッコマで連載している漫画「年下皇帝の執着に困ってます!」
原作:Chamua、作画:SUPERCOMIX STUDIO、原題:폭군의 번역기가 되어버렸다(韓国語ですが原作小説はRIDIBOOKSで購入・閲覧できます)
ロマンスファンタジー漫画です。
毎週火曜日に最新話が更新されます。
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漫画「年下皇帝の執着に困ってます!」7、8話のあらすじ(ネタバレ有り)
13歳のレティシアは、15歳だと偽り、ジェファーソン男爵家のメイドになった。
同僚のベスには、すぐに13歳だとバレてしまったが、特に追及されなかった。
レティシアの目標は、大人になるまでこの屋敷で働いてお金をため、いつか自分の店を持つことだった。
料理を学ぶために厨房で働きたかったが、掃除の担当になってしまい、同僚のガリー・アンダーから指示をもらい掃除をする。
一方、皇太子宮の廊下では、ガネット卿が皇太子について馬鹿だと罵り、ホルヘ・ボルマー卿がなだめていた。
ガネット卿はホルヘ卿に、皇太子派でいるのを辞めるよう促すが、騎士の忠誠心を持つホルヘ卿は頷かなかった。
皇太子ミカエルの父であり、ホルヘの前の主君は、傍系皇族でありながら公爵家をおびやかすくらい裕福なほど、誰よりも賢かった。
だがそのアンソニー殿下夫妻が謎の死を遂げると、皇帝はミカエルを田舎の別荘で隠しながら育てることにした。
ミカエルを宮殿まで送り届ける担当になり、ホルヘが挨拶すると、ミカエルは今のおもちゃを持って、木、と言いながら微笑んだ。
ホルヘは、何故皇太子があのような状態なのか納得できず、担当の騎士を呼び出して叱責したが、騎士たちの話では、そのままで良いと、皇帝が直々に返事をしたそうだ。
ホルヘは、最初から傭兵ではなく乳母に育てられていたらと悔やむが、過去は変えられないので割り切るしかなかった。
ホルヘがミカエルのもとへ行くと、ミカエルは、レティシア、と何度も訴えた。
一方、ジェファーソン男爵家のメイドとなったレティシアは、一週間後にはついに厨房で働けることになり、喜んだ。
以前のように自分を犠牲にしたわけではなく、できることをしただけだが、周囲に認めてもらえた。
ただ、家族がレティシアを褒めることで彼女を利用していたので、初めの頃は、同僚から褒められても素直に喜べなかった。
その頃ホルヘは、レティシアとは一年前に山でミカエルと一緒だった娘だと思い出し、初めてミカエルの言葉を理解できたので、名誉にかけて彼女を捜し出すと決意するのだった。
レティシアはやせっぽちだったので、料理長のルースにはちゃんと働けるのかと心配された。
ルースが食べさせてくれたアップルパイはとても美味しく、レティシアは、現世は料理の腕をあげて立派なレストランを開こうと決意する。
一方、ホルヘはレティシアの実家を訪ね、娘が失踪したと嘆く家族から、レティシアがこの村から一番近い街のタトゥーンに向かったこと、彼女が13歳であること、この家族がレティシアを大事にしていないことを知った。
タトゥーンにいればすぐに見つかるのは、レティシアも把握しているだろうから、帝国の首都ティアチェに向かったのではないかと予想した。
レティシアが厨房で働き始めてから1ヶ月経ったが、洗い物ばかりで、包丁も握らせてもらえなかった。
それでも、まかないが美味しいから落ち込んでいないというレティシアに、ルースは笑い、じゃがいもの皮むきを許可するのだった。
主であるジェファーソン男爵は、兄が亡くなったため爵位を引き継いだのだが、喪中だからと貴族の小規模の集まりにすら招待されない状態だった。
だが、なぜか皇太子の側近であるホルヘ卿がやってくることになったので、何が目的なのかと戸惑う。
男爵は、安心して任せられる使用人がいないため、ホルヘ卿をもてなすために、妻の侍従を借りることにした。
妻から後悔しているかと訊かれ、否定した。
翌日、ホルヘ卿がやってくるという報告を受けた厨房は、大騒ぎになる。
苛烈な皇位争いで何人もの子を失った皇帝は、後継者が育つまで、親がいない傍系皇族のミカエル・ソネット・デブラントを皇太子に立てた。
ホルヘだけが皇太子に忠誠を誓い、皇太子もホルヘを父のように慕っていた。
後継者の成人式の儀で先帝が突然なくなると、皇帝の座についたミカエルは暴れだしたのだが、そんな残酷な皇帝を止めることができるのが、ホルヘだけだった。
だがホルヘが50歳を過ぎる頃、何者かに殺され、誰も皇帝ミカエルを止めることができなくなった。
これらの内容を思い出したレティシアだが、ひとまず関わらなければ大丈夫だと考えるのだった。
・次回のエピソードはコチラ
漫画「年下皇帝の執着に困ってます!」7、8話の感想
レティシアは、自分のレストランを持ちたいそうですが、目標がきちんとあるので、仕事のやりがいはあるでしょうね。
これまでの搾取とは違い、正当に評価されますし。
ジェファーソン男爵家の使用人たちは、気の良い人が多く、職場環境としては良いようですが、主の方はなんだか不穏ですね。
夫人が男爵に、後悔しているのかと問いましたが、どういう意味なのでしょう。本当は爵位を継ぐ予定ではなかったのでしょうか。
ミカエルの方も、なんだか複雑になっていました。血筋は高貴だけど、誰にも期待されず、後継者の身代わりでしかありません。
あの独特な話し方のせいで苦労していますね。でも無能と見られればこそ、ミカエルは大人になるまで生きていることができたのでしょう。
そんな彼が、1年経ってからレティシアを求めたのは、何故でしょう。住まいが田舎の別荘でなく、宮殿に変わったからでしょうか。
レティシアは、ホルヘ卿と関わらなければ平気だと考えていますが、ホルヘ卿の狙いはレティシアですし、ここまで見事に推理していますので、ホルヘ卿からは逃れられそうもないですね。
それではここまで読んで下さってありがとうございました
また次回も楽しみですね