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無料漫画アプリ・ピッコマで連載中の「緑陰の冠」原題・녹음의 관
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小説版の物語の前半をざっくりまとめたものはコチラ
漫画「緑陰の冠」73話のネタバレ
ランの話では、都市が沈むと新しい鉱石ナジウムが誕生するのだが、ドワーフにとっては深刻な問題だった。
精霊シャルは、これらの貴重な情報を、何故取引の対価としなかったのかと問う。
ランが、互いの利益だけで話をするのが嫌だったと答えると、シャルは大笑いし、ランの願いを叶えた。
目を覚ますと、ユスタフが必死にランに呼びかけているところで、ユスタフはランを強く抱きしめた。
ユスタフの話では、ランがユスタフの手を握って何かつぶやいた後に、鉱泉水が噴き出てきて、手をしっかり握っていた二人とも急流に飲み込まれ、気が付いたら山の外にいたのだそうだ。
なので二人ともずぶ濡れだった。
ランは、鉱泉水が噴き出すキッカケになる精霊に会ったこと、青炎がいたからユスタフは連れてこれなかったことを話す。
日が落ちてきたのもあり、体が冷える前に早く移動しようとするが、ランは足首の痛みで呻いた。
するとユスタフが彼女の靴を脱がし、腫れあがった足首を確認すると、彼女を横抱きにして歩き始めた。
優しい声で会話してくれるユスタフに、ランは、これほど仲良くなれたのだから姉弟になれたのではと思う。
だがユスタフは、自分に弟であってほしいのか、自分たちの関係は男と女だと言う。
ランが、友人にはなれるだろうと言うと、ユスタフは、友人関係を拒否。
ランは、自分はラチアに不要な人間で、一番思い入れのあるラチアを出て行かなければならないのか、元の人生を終えたのだから本当なら今世を楽しむべきかもしれないがそうは思えないと、ランは悲しくなった。
あまりの寂しさに涙がこぼれたので、ユスタフが彼女の頭を自分に寄せ、自分がついていると慰める。
ランは、いずれユスタフはシナのものになるが、今だけ貸してもらおうと彼の胸を借りるのだった。
漫画「緑陰の冠」73話の感想
精霊は願いをきいてくれる代わりに、相応の対価を求められますが、ランは気に入ってもらえたのですぐに助けてもらえました。
今回のエピソードは原作小説2巻の後半、P457~ですね。物語は中盤まで進みました。ランとユスタフの関係も、じわじわ~と進んでいます。ランが頑ななので本当にゆっくりです。ユスタフはもどかしいでしょうね。
ランは、運命に引きずられて、自分の自分の役割を決めてしまっています。かと言って、自分の勝手な行動で、もし運命の流れが変わってしまって、不幸になる者がいたら耐えられないですよね。
そうであれば身を引こうとするのは仕方ないですよね。秘密を共有できるのは精霊だけですが、何を対価に求められるかわからないので、気軽に彼らを呼び出したり、相談できません。
ランはこのような厳しい状況の中で、よく頑張っていると思います。ハッピーエンドはわかっているのですが、ユスタフと早く幸せになって欲しいですね。
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それではここまで読んで下さってありがとうございました
また次回も楽しみですね