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無料漫画アプリ・ピッコマで連載中の「緑陰の冠」原題・녹음의 관
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漫画「緑陰の冠」36話のネタバレ
庭園にでたランと皇太子。
皇太子が、処女だろうとランに訊いてくるので、ランはイライラし、さっさと帰る。
皇太子はランについて、ラチアの肩書がなければ何の力もない女だと思い、次期皇帝である自分が後ろ盾になってやると言えば、ユスタフは協力するだろうかと考える。
父に、ユスタフが臨時当主になる許可をもらえるように頼めば、ユスタフにはランが必要ないのだから、そのままランをもらえばいいと企んだ。
その日は、ランがオーダーした、ラチア家使用人専用の制服が届く日だったので、メイド達は期待でソワソワしていた。
制服を導入することで、ラチアの一員であるという帰属意識を強めることができ、制服を見ただけでラチア家だとわかるので丁寧に接してもらうことができる。
緑のアーチだけでなく、ラチア領の本邸にも送っていた。
喜ぶメイド達の姿を微笑ましく眺めていたランだったが、皇太子を思い出し、顔をしかめる。
原作では皇太子は既に死亡していて、その後皇太子妃はユスタフに一目ぼれし、ヒロインのシナに嫉妬して殺そうとするのだ。
ランは、皇太子妃の子が誰の子供なのかは、最後まで明らかにされていなかったことを思い出す。
社交界では、既に皇太子がラチア公爵の虜だという噂が広まっていたので、ランは頭を抱え、ブレイン卿に暗殺者を頼めないかとぼやく。
皇太子を止めることができるのは、皇帝しかいないので、皇帝に謁見しなければならないと考えた。
すると執事のロルフが駆け込んできて、キャメロン侯爵家からの領地戦を宣言書が届いたと報告する。
ランは慌てて、階下で待つメッセンジャーのもとへ向かい、宣言書の内容を訊く。
既に侯爵家の兵士がラチア領に入っていることがわかり、ラン達の表情は険しくなる。
領地戦には皇帝の許可がいるはずなのだが、裏で話は済んでいるようだ。
戦争が既に始まっている状態なのだが、青炎騎士団の精鋭はブレイン卿とともに連れてきてしまっていた。
ランは、ユスタフはまだ18歳なのに戦争なんてと心の中で嘆き、何かしてあげられないか考え、精霊の名を知っていればできる精霊召喚を思いついたが、代償が大きすぎるので危険だった。
今からラチア領に戻っても間に合わないので、ブレイン卿は、ユスタフ様を信じてとランをなだめた。
その頃ラチア領では、過酷な冬のラチアを乗り切るために、キャメロン侯爵兵がラチア領民から略奪し、家屋を燃やしていた。
自分のラチアを荒らされたユスタフは鎧を着こみ、ぬかるんだ谷間を進むキャメロン侯爵軍を見ていた。
ユスタフは、よく調査もせずに、ユスタフがおびき寄せた泥道を進む敵の行動から、ラチアを甘く見ているのだろうと思った。
現当主が20歳の女性だから騎士団を連れて首都にいることと、領地に残されたのは18歳の子供であることから、キャメロン侯爵は簡単に勝てると思っているようだ。
それにユスタフは当主ではないから、青炎が使えないと相手は思っているようだった。
ユスタフは弓兵に命じ、谷間を進むキャメロン侯爵兵に向けて、矢を一斉に放つのだった。
漫画「緑陰の冠」36話の感想
この国大丈夫なの、と思うほど皇太子の頭はどうかしていますし、その父親の皇帝も公平さはなく、やはりおかしいと思います。
皇后も皇太子妃も好ましい人柄ではないのですが、皇后だけはランを気に入っているので、それだけが救いですね。皇后の宣伝力でラチアが潤います。
それはさておき、ランが首都に来てから、皇室や他家が関わるようになり、もめごとが増えてきました。
ブレイン卿は、34話でこの時期に領地戦をするものはいないと言っていましたが、キャメロン侯爵はよほど追い詰められていたのか、唐突に戦争を始めました。
首都の緑のアーチに知らせが来たころには、既にラチア領に進軍していただなんてさすがにおかしいですよね。
ランは残されたユスタフが心配で仕方ありません。
でも、ランに言われたからって、アカデミーを首席で卒業するような超人ユスタフなので、心配するほどではないでしょう。青炎の持ち主はあくまでユスタフですし。
ただ略奪にあった領民が気の毒ですね。
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それではここまで読んで下さってありがとうございました
また次回も楽しみですね