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無料漫画アプリ・ピッコマで連載中の「緑陰の冠」原題・녹음의 관
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漫画「緑陰の冠」22話のネタバレ
リディアは、魔法細工師になって20年経つが、このような魔石はみたことがないと驚き、このような貴重なものを任せて頂けるのかと言う。
ランは、沢山あるから貴重ではないと、笑顔で答える。
なので貧富を問わず、領民の皆が利用できるようにしたいと、ランは説明する。
ギルドがあなたを送ったのは、ここがラチアだからでしょうと言うと、リディアは羞恥で赤くなる。
魔術師はラチア領から半径10km以内に入ってはいけないと掟で禁じられている。
魔法細工師はこれにあたらないが、まるで自分達が魔術師かのようにラチアを避けた。
だから女性のリディアと子供のフランチェを送ってきたのだろう。
そんなギルドの対応が気に入らないランは、自分も同じ女性だから助け合おう、ラチアの専属魔法細工師になり、素晴らしい魔法細工品を作ってほしいと話した。
リディアは、必ず良い品を作ってみせると、リディアに頭を下げた。
リディアは、最初に作ってほしい物があると言い、寝具を温かくする魔導具(電気毛布)をお願いするのだった。
ラチアに冬が近づき、9月は上着が必要になり、10月は木の葉が落ち、11月には本格的な冬に突入する。
そして4月まで冬が続くので、ランは気が滅入りそうだった。
部屋のドアがノックされたので、どうぞと言うと、誰かを確認しないのかと、小言を言いながらユスタフが入ってきた。
夕食後に訪ねてくるのはユスだと思ったと答えるラン。
ユスタフは、特別な客人が来たと言うので、皇帝でも来たのかとランが言うと、呼ばれたから来たと、紺色の髪のエルフが入ってきた。
その人物は、ランがゴールデンローズを通して送った赤い魔石で呼び出した人物だった。
この赤い魔石はどこで得たのかと訊かれたが、それを答える義務があるかと返すラン。
彼と取引する必要があったので、対等な立場で話がしたかったのだ。
彼はハレシュと名乗ったので、ランも正式な名を名乗り、ランと呼んで欲しいと言う。
ランは、ユスタフが赤い魔石を眺めているのを見て、そういえばまだ彼に赤い魔石について話していなかった、急にエルフがくるとは思わなかったと、少し焦る。
一般的に知られている透明な魔石は人間が直接使用できるものだが、ラチア領にはエルフやドワーフだけが使用できる、赤の魔石と青の魔石があるのだ。
人間の魔術師は、赤の魔石と青の魔石に近寄ると魔力が変質してしまい、廃人になってしまう。
だから魔術師たちはラチアに来れないのだ。
異種族との交流は容易ではないが、公爵家の財政を立て直すには必要なことだった。
彼らの高級品を自分たちが一手に引き受け、小規模な商会を作るつもりだったので、今回はその第一歩となる。
ハレシュに座ってお茶を飲むかと聞くと、人間の茶は美味しくないから水が良いとのこと。
ハレシュは愛想よく距離を詰める商人ではないようだ。
それならばこちらも取引がしやすいと思い、ランはにこりと笑うのだった。
漫画「緑陰の冠」22話の感想
ルチアに魔術師達が来れないのは、赤の魔石と青の魔石が埋まっているせいでした。ルチア領は、氷水晶といい、魔石が豊富です。これなら公爵家の財政も安心ですね。
魔術師が来れないことを、魔法細工師たちは勘違いし、どうでもいい人員をラチアに送ってきたようでした。親子ではない女性と子供です。
ルチアは15話で電気毛布を作って領民に安く提供したいと言っていました。今回リディアに作ってもらえば、ランもリディアも評判が良くなるでしょうね。
ランは以前、ゴールデンローズを通して、赤の魔石を送ってもらいましたが、相手はエルフでした。無愛想で不躾な物言いと言い、ハレシュはユスタフそっくりですね。
社交辞令はいらないようなので、すぐに商談です。その方が気が楽でしょうね。うまくまとまると良いですね。
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それではここまで読んで下さってありがとうございました
また次回も楽しみですね