漫画アプリ・ピッコマ、comicoで連載中の「皇帝の一人娘」原作YUNSUL(小説・황제의-외동딸)、漫画RINO
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漫画「皇帝の一人娘」207話のネタバレ
ペルデルは忙しいので、さっさと戻ろうとする。
あまりの仕事量に、3週間も家に帰れていないそうだ。
ペルデルの様子が少しおかしく、宰相解任されたこともあり、やはり自分の知らないうちに何かが起きたのだろうと、リアは察する。
ペルデルは、とにかくお願いしますねと言って、笑顔でリアに仕事を押し付けていくのだった。
話が変わり、ペルデルとシルビアの子供の頃。
自分達の子供が生まれるまでに、今より良い世界にすると約束して欲しいと、シルビアが言った。
ペルデルの生き方に影響を与えたのは、カイテル、アシシ、このシルビアの3人だ。
その3人がいなければ、自分の人生は語れないほど、大切で複雑な関係だった。
複雑な関係というのはカイテルとのことで、皇女がシオルンにさらわれたときは大変だった。
カイテルは真っ青になり、護衛騎士を今にも殺しそうだった。
誰もが混乱する中、ペルデルは事態を収拾しなければならないと、冷静に務めた。
アシシにはカイテルを守るように指示した。
既にアグリジェントを離れて2カ月経っていたので、カイテルが外国を動きまわった外交問題を含め、帰国したら多くの仕事が待っていることは明らかだった。
カイテルとペルデルが初めて会ったのは、彼が7歳のときで、宴会の光が届かない薄暗い庭園で出会った。
イバン皇帝の14番目の子のカイテルは、後継者争いから外され、隅っこに追いやられていた。
ペルデルにとってカイテルは、アシシがいなければ出会わない人物で、シルビアがいなければ気にもしな人物だった。
その後、死んだと思っていたカイテルが、夜更けにペルデルの寝室に窓から侵入し、助けてくれたら望むものを与えるとスカウトしに来た。
この提案を蹴っても、自分と家門には何の問題もないが、未来が広がることを考え、結局ペルデルはカイテルに協力し、カイテルを皇帝にした。
才能もカリスマ性もある皇帝カイテルの宰相になれたこと、皇帝に匹敵する権限を与えられたこと、理想の国を作れることは、ペルデルにとって幸運だった。
だが、互いに必要としながらも互いに目の敵にしている関係だった。
シオルンにリアが拐われたことがわかると、シオルンを生かしておくなど信頼を裏切ったと言われ、ペルデルはカイテルに殴られた。
ペルデルは、カイテルは完璧な皇帝だと言い、だが国のことを考えていない、国民やカイテルに仕える忠実な騎士まで、いざとなったら捨てるのだろうと指摘する。
カイテルは否定しなかったので、そうだろうとわかってはいたが、ペルデルの心は痛むのだった。
漫画「皇帝の一人娘」207話の感想
ペルデルが宰相解任されたのは、ペルデル自身が打ちのめされてしまったからでしょうか。普段と様子が違うようですし。
確かにカイテルは国のことを考えてはいなそうですよね。
子供のために良い国を作りたいペルデルとは考えが違います。ペルデルの大事な息子達も、戦争に駆り出されている状況ですし。
リアのおかげでカイテルは人間らしくはなりましたが、娘は愛しても、国民までは愛していないのでしょう。
わかってはいても実際に見せつけられるのは、ショックが大きいですよね。もしただの暴君だったのなら、遠慮なく切り捨てられるのでしょうけどね。これまでの関係を考えたら、難しいでしょうね。
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また次回もお楽しみに