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無料漫画アプリ・ピッコマにて連載中の「捨てられた皇妃」 漫画 iNA、 原作 Yuna 、原題・버림 받은 황비
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漫画「捨てられた皇妃」最新話125話のネタバレ
ルブリスとアリスティアは、ベル宮にあるシルバーの花が咲く樹の前にいた。
第一騎士団でアリスティアが毒を盛られてしまったので、娘を心配したケイルアンが、彼女を第2騎士団に配属させるための申請書を提出したと、ルブリスは話す。
いつも無表情な侯爵が、娘のためにそのように動くのは意外だったと話すルブリス。
アリスティアは、昔は父の冷たい態度から愛されていないと思いこみ、自分も父と距離をとっていたが、悪夢を見てから認識が変わったと言う。
悪夢の中で、まるで世界に一人だけのようなひどく寂しい思いをし、すがるように手を伸ばしたら、抱きとめてくれたのは父であった、それで表面には出さずとも、父が自分を深く愛してくれていることがわかったと話す。
そして、先皇と陛下の関係もそうです、先皇は陛下を信頼し誇りに思っていました、皇太子妃を決めるときも、先皇は陛下の意見を尊重すると仰っていましたと教える。
そのように愛しながらも、どうして厳しく接するのかと尋ねたら、心苦しいがそのような役割をする人間は自分しかいない、帝国を守る責任があるからとお話されていたと、ルブリスに伝える。
そうだったのかと呟くルブリス。
アリスティアは、シルバーの花がまだ咲かないのかと、つぼみをじっと見つめる。
ただ待つしかないと言うルブリス。
するとルブリスは、以前は君を憎んでいたが、誤解していたようだと話し始めた。
そして、自分の母は皇后ではなく、皇宮の下女だったと打ち明ける。
そのことがバレれば厄介なことになるので、生まれてすぐに皇后の元に預けられたのだが、自身の子供ではないので可愛がるわけがなかったのだと言う。
初めは実の母だと思っていたが、実母が他にいることを知って頭が真っ白になったという彼。
そのようなときに、アリスティアの母ジェレミアに出会い、時には叱り、時には優しく接してくれる彼女の存在はありがたかった、母というのはジェレミアのような人のことを言うのだと思うほどだったと話す。
ある日、皇宮に数十人の暗殺者が押し掛けてきたことがあったのだが、とっさに侯爵夫人は君を抱きしめた、当然のことだし君が悪いわけではないが、自分を守るために指示する皇后と、君を抱きしめる侯爵夫人の姿を見たら、母だと慕う人に捨てられたような辛い気持ちになったと言う。
侯爵夫人はじめ、厳しい皇后まで君を可愛がっていたので、自分は愛されないのに、君が愛情を独り占めしているように思えたと打ち明ける。
だからアリスティアのことが憎く、羨ましかったのだ、そしてその心は成長するにつれ膨らんでいったのだと言う。
過去の彼が自分をひどく憎んでいた理由がようやくわかったアリスティア。
だからと言って、転生前に彼が自分にしたことを許すことはないが、理解はできる。
ルブリスは、君が教えてくれなかったら父について誤解していただろうと言い、礼を言う。
夜空を見上げるアリスティアは、人は死ぬと星になるというが、地上に残してきた人に見上げてもらうために白く輝くのだろうかと思う。
するとルブリスが彼女の肩にもたれる。
アリスティアは、過去ではいくら愛しても彼に嫌われただけだったが、現世では彼と一緒にはなれない、どうしてこのようになってしまったのだろうかと思う。
ルブリスの目から涙が溢れるのを見た彼女は、少しでも良い夢を見せてあげたいと思い、彼に膝枕するのだった。
朝、アリスティアが目覚めると、何故かルブリスのベッドの中にいた。
ルブリスは朝まで他の貴族と過ごしたようなので、変な噂にはならないようだ。
ルブリスは、メイドに手紙を預けていた。
人の目があるので直接は話すことができないが、おかげでいい夢が見れたと、書かれていた。
その手紙を読んだアリスティアは微笑むのだった。
漫画「捨てられた皇妃」最新話125話の感想
意外なルブリスの出生が明らかになりました。彼もゼナ公爵が憎む、賤民の血なのですね。
皇室の勤務なので、下女とはいえ一応は貴族の家系だと思うので、正確には平民ではないとは思います。ゼナ公爵はルブリスの生まれを知っているのでしょうか。
ルブリスが、どうしてこれまでアリスティアを憎んでいたのかも明らかになりました。彼女が羨ましくて仕方がなかったのですね。
でもアリスティアには非がないので、これはどう考えてもルブリスが悪いです。長年彼女に八つ当たりをしていたわけです。それが転生前にはあれほど虐待するまでになりました。恐ろしいですね。
さすがにアリスティアも、あの出来事を許すことはできないようです。ただの逆恨みで、父を、子を、自分を殺されたワケですから、受け入れる方が難しい。
それでも彼を慰める彼女は、すごい精神力だと思います。
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それではここまで読んで下さってありがとうございました
また次回もお楽しみに