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漫画アプリ・ピッコマで連載中の「よくあるファンタジー小説で崖っぷち妃として生き残る」原作Nokki、作画AhBin、原題・양판소 주인공의 아내로 살아남기
どこにでもありそうなファンタジー小説内の悪役で脇役、さらに悪妻のあまり次期皇帝の夫に処刑される妃、カナリアとして生まれ変わってしまった主人公。そんな彼女が生き残っていくために奮闘する、異世界恋愛ファンタジー漫画です。
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漫画「よくあるファンタジー小説で崖っぷち妃として生き残る」71話のネタバレ
さっきのメモを渡してきたのはリカルドだったのか、でもどうしてここにいるのかと驚くカナリア。
警備兵を率いていた貴族は、この方はファーンハム家本家の嫡男リカルド・ファーンハム様だから、皆従うようにと慌てて指示する。
茫然とするカナリア。
リカルドは、こちらの方はパーティーに招待された貴族の方だ、身分は自分が保証すると話す。
侯爵様の指示ですのでと引率貴族が説明すると、では何も見なかったことにしてほしいと言い、父の恩を忘れたのか、部下に口止めしろと小さな声で脅した。
リカルドは、パーティーに参加してくださったお客様なのに失礼いたしました、私が邸宅を案内しますと言い、頭を下げた。
そのまま黙ってリカルドについて行き、邸宅内を進む。
どうしようかとカナリアが困惑していると、リカルドが、聞きたいことが沢山あるだろうから、少しお話しましょうと言い、空いている部屋に移動した。
入るなり、セザールとカナリアに、これまでの無礼を謝るリカルド。
セザールは、リカルドを殴ると、本当の友人だと思っていたのにと言う。
ファーンハムの者だから自分達が誰か知りながら知らないふりをしていたのか、まさか近づいてきたのも下心があったのかと怒るセザール。
カナリアはセザールを止め、リカルドから近づいたのではなく、私たちからリカルドを探したのだろうと言い、リカルドに駆け寄る。
どうして身分を隠してあの町にいたのかとカナリアが聞くと、リカルドは、カナリア妃に話した通り、自分達の家門は不正なことで富を築いた、次期家主として育てられた自分はファーンハム家の全てを知ってしまったのだが、そのような家を継ぎたくなくて町に逃げ出した、自分にできる反抗がそれぐらいだったからと話す。
カナリアは、リカルドが渡してくれたメモで秘密の倉庫を見た、ファーンハム家は帝国と敵対する国にも武器を売っているのかと言うと、リカルドは黙ってしまった。
セザールが、ファーンハム家は何を隠しているんだ、全て話せと怒鳴る。
リカルドは申し訳なさそうに、これ以上話すことはできない、間違ったやり方で勢力を伸ばしたファーンハム家で暮らしてきた自分に裏切る資格がない、父の死後に中立の立場をとることを決めたのだと話す。
だがお前はヒントをくれただろうと言うセザール。
するとリカルドの秘書が入ってきて、侯爵が兵士とともにこちらに向かっていると報告する。
リカルドは2人を逃がすためにボートまで案内し、この川を渡れば兵は追ってこれない、自分はジェラルドの時間稼ぎをすると言う。
そして、今更友人だとは思ってもらえないだろう、私はファーンハムの人間だらと言う。
するとカナリアが、何を言っているのか、中立が何、あなたは言っていることと行動がチグハグだ、ヒントをくれて助けてくれたじゃないと言う。
セザールも同意し、敬語は似合わないからやめろと言う。
ずっと友達だから、じゃあねと言い、二人はボートに乗り込む。
リカルドは、まだ友人だと思ってくれていることに感動する。
その後、ボート上でセゼールとカナリアは、リカルドのことについて話し合う。
リカルドの正体には驚いたが、町で会ったときには悩んでいるようにみえた、中立と言いながらも本当はファーンハム家を変えたいのではないかと。
確実なのは、リカルドであれば自分達と敵対関係にはならないこと。
ノアもそうだが、リカルドはお人好しで善良な人物だ。
カナリアはセザールもいい人じゃないかと微笑む。
セザールは、自分は良い人間ではない、戦争で多くの人の命を奪ったと言うので、国を守るために仕方がないことではないかと、カナリアは言う。
セザールは、仕方がなくても必要であれば人を殺すだろう、そしてお前を守るためなら悪役になっても構わないと言う。
カナリアは、あなたは悪役にはならない、私が保証するといい、彼の肩にもたれた。
たまに予言者のように確信を持って言うことがあるな、と言うセザール。
だがカナリアは疲れたのか、既に眠っていた。
思わず彼女に手が伸ばしてしまうが、正気に戻る。
いやらしい考えが湧いた自分はやはりお人好しではないのだなと、彼は顔を赤らめるのだった。
漫画「よくあるファンタジー小説で崖っぷち妃として生き残る」71話の感想
リカルドのおかげで無事脱出できたカナリアとセザール。
カナリア達が言う通り、中立だと言いながら、リカルドはかなりカナリア達に協力してくれました。
63話で、カナリアはリカルドに、過ちを正そうと努力することはできると話していました。だから今回彼は、あれこれカナリア達を手助けしたのかもしれません。
今の皇室のあり方をよく思っていないのは、セザール達、ジェラルドやオスカーも同じです。さらに皇室に関わるファーンハム家のあり方について、リカルドもよく思っていません。
これからの皇室を支える次の世代の皆が、変化を求めているので、カナリアの世界は大きく変わっていくのでしょうね。
ここまでで考えれば、可能性が広がる明るい未来という感じですが、60話でローブの人物がカナリアにおかしな予言をしていたので、カナリアたちは相当な困難に見舞われそうです。
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それではここまで読んで下さってありがとうございました
また次回もお楽しみに