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無料漫画アプリ・ピッコマで連載中の「アイリス~スマホを持った貴族令嬢~」作家SWAN、絵ユンヘ、原題 아이리스 – 스마트폰을 든 레이디
侯爵家令嬢であるアイリスは、何もかも奪われ殺された悲惨な人生と、地球での人生の両方の記憶を持ったまま、過去の自分へとタイムスリップする。偶然手に入れたスマートフォンを使う彼女の痛快な復讐劇、そして公爵とのときめく恋愛を描いた、恋愛ファンタジー作品です。
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漫画「アイリス~スマホを持った貴族令嬢~」59話のネタバレ
フォレスト家に、慈善パーティーに使用するギフトのサンプルが届いた。
照明の配置場所も決まり、準備は順調に進められた。
リタに任せておいたことは大丈夫かと確認すると、その件は大丈夫だが、もう3日もモルタ子爵がウロウロしていると話す。
ハーガス子爵の処断後に、彼が新しく家臣のトップになったのだが、そのような人物が何故何日もウロウロしているのだろうか。
またリップクリームが必要になったのだろうか。
彼はアイリスに気づくと、話があるので少しメイドを下がらせてくれないかという。
アイリスは、口の堅い子達だからこのままで大丈夫だと言うと、彼は突然床に膝をつき、助けてくださいと頼んだ。
転生前、モルタ子爵は多額の財産の食いつぶしをしてすぐに、様子がおかしい時期があった。
賭け事で財産を失ったモルタ子爵は、二度と賭場にいかないと夫人と約束したのだが、友人に誘われて行ってしまったのだ。
それで夫人に離婚を申し込まれたのだった。
目の前のモルタ子爵は、転生前と同じように離婚を申し込まれてしまい、涙をながし、アイリスに助けて欲しいと懇願する。
アイリスは、事情を知らない私にお願いするのはおかしいのではと言うと、リップクリーム1つだけでも欲しいという。
アイリスはため息をつくと、贈り物でどうにかなるとは思えない、根本から解決しないと意味がない、と指摘する。
モルタ子爵は謝り、落ち込みながら帰った。
彼は決して良い夫ではないが、それでも数年後夫人が病気になった際には、手厚く看病していたので、夫人への思いは本物だ。
それに今回のことがキッカケで、二度とギャンブルはしなかった。
アイリスからすれば、フォレスト家の財産を盗んだ泥棒であるため、そう許すことなどできない。
だが、モルタ子爵を呼び止め、子爵夫人らを屋敷に招待したいので、明日来るように伝えてほしいという。
感謝しますと言い、大喜びで帰るモルタ子爵。
あまり良い顔をしないソフィーに、慈善パーティーのギフトを試すいい機会だと話す。
それに、これまで夫人がどれほど苦労したかを思えば、問題を早く取り除いて幸せにしてあげたかった。
ソフィーのように幸せになるべき人は、幸せになってほしかったのだ。
アイリスはソフィーに、無理はしないから心配しないでと言う。
翌日。
家臣の夫人達が招待された。
堂々としたアイリスの雰囲気に、オドオドしている令嬢だと聞いていたが、ハーガス子爵を追放したり、レイセンとの談話で魔道具を使ったりと、噂とその人脈の凄さから、以前とは全く違うと感じ、婦人たちは不安でいっぱいだった。
アイリスは、皆が緊張するのは予想していたが、それでもそれを扇動するミサーラ夫人がいなくて良かったと思う。
問題のモルタ子爵夫人は陽気な人柄のはずなのに、夫との問題のため、かなり暗い表情をしていた。
アイリスは、リタにギフトを持ってくるように指示。
ピンクの紙袋が用意された。
アイリスはモルタ子爵夫人に、元気が無いようですがどうされましたと声をかけ、自分が夫人の顔に触れてもいいか、気分転換になるものを用意したのですと言い、紙袋の中身をみせた。
中身は化粧品だ。
夫人には暖かいブラウン系の色が似あうようです、涙ぐむより笑顔の方がさらに美しくなりますと言う。
素敵な言葉に婦人たちは少しときめく。
アイリスはモルタ子爵夫人に化粧を施すと、他の夫人に呼び掛ける。
目元が光り、若々しく美しくなったモルタ子爵夫人に皆はしゃぐ。
そして配られた化粧品のギフトで喜ぶ。
モルタ子爵夫人は初めは喜んだものの、またすぐ表情が暗くなった。
アイリスは、私ができるのはここまで、やはり贈り物だけでは無理なのかなと思う。
すると突然、モルタ子爵がひょっこり顔を出した。
妻の様子が気になり、我慢できず見に来てしまったのだ。
さっさと帰りなさいと怒る夫人。
言い訳するモルタ子爵に、夫人が直に注意しようと立った瞬間、ドレスの裾を踏んでバランスを崩し、メイドの持つ飲み物がかかってしまった。
頭から飲み物をかぶってしまったため、夫人の化粧は落ち、顔面がドロドロになってしまうのだった。
漫画「アイリス~スマホを持った貴族令嬢~」59話の感想
アイリスが慈善パーティーで準備した贈り物は、お得意の化粧品でした。この世界にはない画期的な商品ばかりなので、女性達にはとても喜ばれそうですね。
沢山購入してもらえるので、寄付金もかなりの金額になるのではないでしょうか。ただ、マリアンヌの家は富豪ですので、沢山売り上げてもギリギリ勝てるかどうかかもしれません。
今回は、フォレスト家のモルタ子爵がメインの話でしたね。12話で、リップクリームを侍女から取り上げて、夫人にプレゼントしていた人物です。
確かにあのときも賭け事が原因で、夫人の機嫌を損ねていましたね。とうとう離婚騒ぎにまでなってしまい、アイリスに泣きついてきました。
子爵はともかく、夫人を気の毒に思ったアイリスは、屋敷に招待しますが、やはり根本的に解決しないとどうにもならないようです。
おまけに、空気がよめずモルタ子爵が顔を出し、雰囲気が最悪に。せっかく綺麗に化粧したのも落ちてしまいました。
より悪い結果になってしまいましたが、これからどうなるのでしょうか。
次回のエピソードはコチラ
それではここまで読んで下さってありがとうございました
また次回もお楽しみに