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無料漫画アプリ・ピッコマで配信している、アクション&転生&ファンタジーの漫画「帰還者の魔法は特別です」原作Usonan、漫画Wookjakga ( 귀환자의 마법은 특별해야 합니다 )
毎週木曜日に最新話が更新されます。
前回のあらすじは、デジールはタカを説得し、平和条約を結ぼうと提案。タカがそれを受けたことで、クエスト・エステバン問題の進行率は100%となり無事クリアする。
一方、ケルバン領で商団の運営をしていたロマンティカは、聖都で商売しようと、部下のエミールに調べさせていた。だが聖都は増税で商団らが撤収した上に、悪霊の噂のせいで、混乱状態にあった。
聖都から逃げ出した人々は路上生活者となり、北の領主ビルヘルムがそれらを受け入れていた。エバナーテンの名に聞き覚えがあったロマンティカは、エバナーテンの場所を確認し、そこで商売するのだと、急ぎ出発するのだった。
詳しくはコチラにてまとめてあります
漫画「帰還者の魔法は特別です」63話のネタバレ
ビルヘルムとデジールは、良好な関係を築いていた。
ビルヘルムにお茶を淹れた後、仕事に戻るデジールだが、影の世界と現実でも、デジールの机の上は書類で散乱していた。
先ずは聖都の地図を確認する。
現実世界の地図は影の世界に飲み込まれた後だったので、この世界のもののほうが正確だ。
エバナーテンは、敵の侵入を防ぐ盾の役割をする領地なのだが、予想より小さかった。
それでも領地の兵力は、大領地を超える規模である。
この兵力が主な収入源のようだ。
国境付近に兵を送れば支援金がもらえ、エバナーテンは安全だと知れ渡れば商団が絶えずやってくる。
このように領地の運営と収入に問題はないので、残るは路上生活者問題のみだ。
路上生活者は素性のわからないものばかりなので、敵が混じっている可能性がある。
だが今更受け入れ拒否などできない。
タカ族に食料を渡してもまだ余裕があるにも関わらず、まだ路上生活者クエストに変化がないのあれば、食糧問題ではないようだ。
治安の問題かもしれないと、犯罪者のリストを確認する。
すると、影の世界に参加した頃から犯罪者の数が減っているのがわかった。
リストを作ったのはアゼストだった。
そこでエバナーテン騎士団の駐屯地に向かう。
内部では大勢の騎士たちが訓練しているので、これなら治安に問題はないように見える。
デジールがアゼストの部屋に入ろうとすると、中から怒鳴り声が聞こえてきた。
どうやらアゼストの部下が、この冬を乗り越えるため、治安を維持するために、路上生活者達を排除すべきだと、アゼストに訴えているようだ。
領主が路上生活者の受け入れを決定したせいだ、騎士団の名のもとに路上生活者たちを追放するべきだと叫び、声の主エユラン副官はアゼストに睨まれる。
領主の決定にどうこういう権限があるのか、と物凄い気迫で静かに怒るアゼスト。
ドアの向こうにいたデジールさえも、思わずたじろぐほどの気迫だ。
エユランは部屋から出ると、廊下で待つデジールに気づく。
デジールが領主の執事だと名乗ったので、路上生活者の分際でと言い捨てて行くエユラン。
デジールは中に入り、怪我はどうかとアゼストに話しかける。
クエストの話をしたいデジールだが、アゼストに外で話そうと言われ、場所を移すことに。
彼女たちが向かったのは貧民街。
アゼストをよく知る婦人と会う。
婦人は、今日もクッキーでいいか、いつも守ってくれるのだからお代は絶対に頂かないからと言う。
デジールの分のクッキーも用意してくれて、騎士団長様の恋人か、騎士団長様をよろしくお願いしますねと言うので、デジールはオロオロしだす。
アゼストに訂正するよう促すデジールだが、彼女はニコっと笑い、恋人の分までありがとうございますとクッキーを受け取った。
パニックになるデジール。
アゼストはそんな彼の手を握り、行こう恋人よと、彼の手をひくのだった。
その後、大きな馬の彫像がある広場で、デジールとアゼストはクエストの話を始める。
アゼストはクッキーをむしゃむしゃと頬張る。
彼女は、路上生活者クエストについて治安維持に専念したそうだ。
だがそれでもクエストをクリアできそうにもないと言う。
エステバンクエストは、苦労はしたが解決策が明確だった。
だが路上生活者クエストはそうはいかない。
何か見落としていないか考えるデジール。
影の世界は過去の繰り返しであり、過去の誤った選択を正さないといけない。
ふとそこで、一番肝心な人物を忘れていることに気づくのだった。
漫画「帰還者の魔法は特別です」63話の感想
路上生活者問題の原因は、治安維持でも食糧確保でもないようですね。
アゼストの部下エユランが、異様に路上生活者を毛嫌いしていました。差別意識が原因でしょうか。ジェフランも路上生活者を良く思っていませんでしたよね。
このような差別意識から、路上生活者たちは不当に低く評価されたり、犯罪者扱いされたりで、生活を改善することができないということでしょうか。
デジールが食べ物を分けていたリリカ。彼女の母はかなりの裁縫のスキルがあるのに、何故か泥棒だと蔑まれ、子供もろとも迫害されていました。(54話)子供にすら手をあげる、このような差別意識を改善しない限り、いつまでも根深く問題が残りそうですね。
そもそも聖都が路上生活者を多く生み出しているので、そこも正さないといけないようです。
一方アゼストですが、デジールに相当気があるようですね。いつも無表情な彼女ですが、デジール相手だと表情豊かです。恋人だと言われて満更でもない様子。
それに対して、デジールの方の反応は一体・・・。顔を赤らめもしないし、キエエエと動揺しています。どういうことなのでしょうか(笑)中身はおっさんだから、気が引けている?面白い反応ですね。
まとめ
・30%しか進行していない路上生活者クエストだが、原因は食糧問題でも、治安問題でもなかった
・デジールがアゼストの恋人だと勘違いされるが、アゼストは満更でもない
・路上生活者クエストについて考え込むデジールは、ある肝心な人物を忘れていることに気づく
次回のエピソードはコチラ
それではここまで読んで下さってありがとうございました
また次回もお楽しみに