無料マンガアプリ・LINEマンガで連載中の「君の全てを奪いたい」作家・SAM、原題・하루만 네가 되고 싶어
完璧な人生を生きてきたベリアード家公女メーデイア。ある日現れた令嬢プシュケーに全て奪われ、復讐を誓う。その祈りは神に届き、メーデイアとプシュケーは精神が入れ替わる。2人は互いの過去を知ることになり、大きく運命が揺らいでいく。宮中サスペンス&ロマンスファンタジー作品です。
コチラで1~3話まで、PCでもスマホでも閲覧できます。4話以降はアプリをインストールしてからになります。
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漫画「君の全てを奪いたい」4話のネタバレ
灯りを持って暗がりを彷徨う、メーデイアの体をもつプシュケー。
よくも公女だと偽って騙したなと言い、伸びてくる無数の手。
直ちに首を斬り落としてやると、イアロスが現れ、剣を構え近づいてくる。
逃げようと思っても、無数の手に押さえつけられ、無情にもその首を切り落とされてしまう。
そんな悪夢を見て、朝を迎えるプシュケー。
一方、プシュケーの体を持つメーデイアとイアロス。
童話でも買ってやったのにと言った後に、彼女が反応しないので、イアロスが顔を覗き込む。
すると彼女は突然泣き出し、実は二度も意識を失ったせいか、記憶が所々抜けているのだとこっそり打ち明けた。
心配するイアロスに、殿下と過ごした時間を思い出せないのが辛いと言う彼女。
イアロスは彼女を心配そうに抱き寄せるが、お互い違うことを考えてるかもしれないと彼女は思う。
私達の大切な思い出を教えてくださいと、彼に願う彼女なのだった。
その頃プシュケーは、あのような悪夢をみたのは罪悪感のせいではと、ぼんやり考えていた。
メイドたちは、メーデイアが丸くなったので、心を開き接してくれるようになった。
ベリアード公爵は頻繁に外出し、夫人は床に伏せているので、このまま無事に過ごせないかと思う。
公女に手紙を送っても返事がこないのだ。
そんな彼女のもとに、恐ろしいゆえに会うのを避けたいと思っている人物がやってきた。
ヘリオ・トロピウム侯爵だ。
彼は12歳のとき馬車の事故で両親を亡くした。
その後、幼い彼を狙って貪欲な者達が群がり、侯爵家を潰した。
その時彼はメーデイアと出会い、メーデイアの教えのもと、素早く権勢を取り戻した。
そして青年となり、帝国戦争で大きな手柄を立て、トロピウム家を復興させたのだ。
彼とメーデイアは7年の付き合いになるが、その彼を騙すことができるだろうか。
そうして彼がやってきた。
笑顔で会いたかったですと挨拶する彼。
メーデイアのように、なるべく淡々と振る舞うプシュケー。
ヘリーもまた、彼女の様子を窺っていた。
そこへベリアード公爵が現れ、ヘリーと世間話をする。
先程までの彼の目つきは鋭かったので、プシュケーは公爵の登場にほっとする。
このまま二人で何処かに行ってくれないだろうかと考えていたが、久しぶりに娘と手合わせしないかと、公爵が予想外の提案をした。
使用人たちは、二人の剣さばきが見れると、ウキウキと準備を始める。
プシュケーは、慌てて止めようとする。
だが、突然ヘリーが彼女のおさげに触れ、このように髪を結った姿は初めてみたと微笑む。
ばれた、と鼓動が激しくなるプシュケー。
準備が整い、ヘリーと勝負することになってしまった。
彼は帝国一の剣士にも関わらず、彼女に対し、お手柔らかにと言う。
メーデイアは一体どれほどの実力者だというのだろう。
プシュケーは、そもそも剣を持ち上げることができるだろうかと、恐る恐る剣に手を伸ばす。
だが軽々と剣を持ち上げることができた。
体はメーデイアのものだから、筋力はそのままのようだ。
これで少しはなんとかなるかもしれないと思うプシュケー。
だがヘリーは違った。
彼はメーデイアから剣の持ち方を教わっていたからだ。
プシュケーが持った剣を掴み、メーデイア様が両手剣を片手で握るなど基本的なことを間違えるなんてあり得ないと言う。
お前は誰だ、と彼女を睨みつける。
プシュケーは動揺したが、死にたくないので、メーデイアならどうするかを必死に考えた。
そして、今私をお前と呼んだか、生意気な奴め、とメーデイアになりきるのだった。
漫画「君の全てを奪いたい」4話の感想
プシュケーは、イアロスに敵意を向けられたことが、かなりショックだったようですね。メーデイアと入れ替わった罪悪感と合わさり、酷い悪夢をみてしまいました。
一方、メーデイアの方は流石というか、うまく場をコントロールしていますね。これでたまに様子がおかしくても変に思われないし、イアロスとの共通の記憶が無くても大丈夫です。何よりへこたれていません。
ただプシュケーとイアロスの結婚が、純愛ではないことは確信しています。彼の狙いが何なのか知る必要がありますね。
純愛というか心より誰かを慕っているのはヘリーです。彼はイアロスと違い、憧れのメーデイアが違うことをすぐ見抜きました。思いの差でしょうか。
プシュケーは所々ボロが出ているのも原因です。そもそも、剣まで扱える完璧超人のメーデイアになりきれというのは酷な話ですね。
スキルは無理でも、それっぽい振る舞いだけはできます。果たして振る舞いだけでどこまで乗り切れるのか。
プシュケーはヘリーを避けたがっていましたが、恐ろしいというのはどういうことなのでしょう。前回、使用人をさっさと殺していたので、残酷な人間だと知れ渡っているのかもしれないですね。
さて、プシュケーを愛していないイアロスを騙すことはできそうですが、メーデイアを愛しているヘリーを騙すのは難しそうです。プシュケーはなんとかやり過ごせるのか、次回が気になりますね。
※メーデイアをずっと勘違いして、メーディアと表記していました。失礼致しました。
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それではここまで読んで下さってありがとうございました
また次回もお楽しみに