無料マンガアプリ・LINEマンガで連載中の「君の全てを奪いたい」作家・SAM、原題・하루만 네가 되고 싶어
完璧な人生を生きてきたベリアード家公女メーデイア。ある日現れた令嬢プシュケーに全て奪われ、復讐を誓う。その祈りは神に届き、メーデイアとプシュケーは精神が入れ替わる。2人は互いの過去を知ることになり、大きく運命が揺らいでいく。宮中サスペンス&ロマンスファンタジー作品です。
コチラで1~3話まで、PCでもスマホでも閲覧できます。4話以降はアプリをインストールしてからになります。
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漫画「君の全てを奪いたい」1話のネタバレ
エファラント帝国第一継承者、イアロス・オルーナ・エファラントは、ポリー伯爵家の一人娘プシュケー・ポリーとの婚約式を挙げた。
国民に祝福される2人。
本来であれば、皇太子妃となったプシュケーの場所は、ベリアード公爵家の長女メーデイア・ベリアードのものだった。
悔しさに歯を食いしばるメーデイア。
メーデイアは、皇太子妃をめぐる対決でプシュケーに勝ったにも関わらず、公爵家が皇族の命を狙ったとの濡衣を着せられ、皇太子妃に選ばれなかったのだ。
そのような噂話をし、ベリアード公爵の時代は終わった、メーデイア公女はきつい性格だから婚約者を見つけるのは大変だろう、顔はきれいだから求婚でもしようかと言う、ゲスな貴族。
メーデイアはその男を、憎悪に満ちた目で睨みつける。
だがすぐ屋敷に戻らねばならず、その顔を覚えたとだけ言い、男を罰せず、メーディアは馬車に乗り込んだ。
睨まれた男は、公爵家にはもう力がないのだとのたまう。
翌日、その男は舌を切り取られた遺体となって、川に浮かぶこととなった。
屋敷にいるメーデイア。
兄と一緒に母親の寝室へ向かう。
もともと虚弱な母は、収監されたせいでさらに容態が悪化し、年を越すのは難しいと医師に告げられた。
その言葉を聞き、公爵は暴れだす。
このように一家がめちゃくちゃになったのは、全てあの女のせいだ。
頭を抱えるメーデイアに、殿下とともに保養地へ向かったあの女を懲らしめるために使いを送りましょうかと、侍女らが提案する。
今プシュケーを狙えば、まず私の首を切り落とすだろうと言い、メーデイアは却下する。
そうは言いつつも、メーデイアは怒りが収まらなかった。
その頃、南部の保養地についたプシュケーとイアロス皇太子。
プシュケーは露店を見つけ、公女にお土産を送りたいのだと言う。
イアロスは、あのようなひどいことをする女を恨んだりはしないのかと言うと、プシュケーは、私から先に歩み寄るのを待っているはずだと答える。
露店主は、旅行者に人気の商品だと言い、青い小箱の中身を見せる。
それを見たイアロスは、プっと吹き出すと、受け取ったときの公女の顔が見てみたいと言い、その商品を送るよう促す。
そうしてメーデイアのもとに荷物が届いた。
届けにきた侍従は、中身を開けるまで見届けるよう指示されたという。
メーデイアは、皇太子妃になられる方だから従わねばと言い、その箱を開けた。
中身を見て無言になると、かなり気遣ってくださったようだと言い、すぐに返事を送ると伝える。
侍従が帰ると、メーデイアは怒りでランプを振り回し、小箱を何度も叩く。
小箱の中身は指輪だったのだ。
メーデイアから卑怯な手で婚約指輪を勝ち取ったくせに、こんなものを送りつけるなんて、侮辱するつもりなのかと、彼女は許せなかったのだ。
宣戦布告と受け取るメーデイア。
その後、伯爵邸に戻ったプシュケー。
ベリアード公爵家から真っ赤なブーケが届いた。
手紙には、この花は指輪のお返しで、寝付きをよくする香りなのでベッド脇に置いて見て欲しいということが書かれていた。
そして、皇太子妃争いで生じた誤解を解きたいから、近々お茶でもどうかとのこと。
メーデイアからの手紙に、私の気持ちが届いたのだと感動するプシュケーは、一番近い日で日程を調整する。
一方その頃メーデイアは、紫の液体が入った小瓶を眺め、プシュケーが罠にかかることを願う。
そうしてメーデイアは、ポリー伯爵邸に招待された。
メーデイアは、持参した茶葉と砂糖でお茶をだしてもらう。
当たり障りのない会話をする彼女。
侍女たちは、またプシュケーに何かするのではないかと、メーデイアの悪口をコソコソ言う。
それが聞こえたメーデイアは、身分にとらわれず家族のように接している噂通り、プシュケーは使用人にとても愛されているようだと言う。
照れるプシュケーに、褒め言葉ではない、私を愚弄する声がここまで聞こえているのだ、代わりに呼びつけて躾けてやろうかと、メーデイアは厳しく意見する。
プシュケーは震え、私が代わりにお詫びしますと言う。
その瞬間、プシュケーの女性騎士が、プシュケーお嬢様には明日神殿に行く予定があるので、この辺でお引取りくださいと、会話に割り込んできた。
この騎士は、生まれたときからポリー家に仕える騎士の一家出身で、伯爵家のためなら皇室の命令にも背くほどの忠義心がある。
このように冷遇されるのであれば、これ以上居たくないと言い、メーデイアは帰った。
プシュケーはショックですすり泣いていたが、突如高熱をだし、容態が危うくなる。
このままでは、明日の年に一度の祈りの日に、プシュケーの代わりにあの公女が神殿に立つ羽目になると言い、先程の騎士が内密に医師を迎えに行くことに。
騎士は馬を走らせながら、皇太子妃の座の決着はついたはずなのに、何故まだ悪巧みをするのかと、メーデイアについて考えていた。
メーデイアから届いた花に毒はないか調べたし、お茶もカップも調べた、しかもあの女も同じポットで飲んでいたというのに、どうしてこんなことになったのかと疑問を持つ。
すると突然馬が暴れ、騎士を落とし、走り去った。
そこへ、転落死は免れたかと言い、返り血まみれのメーデイアが、剣を手にし現れた。
そして、お前が来る事は知っていた、あの女にも全てを奪われた同じ苦しみを味わわせるのだと言い、騎士を刺し殺すのだった。
漫画「君の全てを奪いたい」1話の感想
とても興味深い漫画が始まりました。惹き込まれるようなストーリーに、耽美な絵柄がより作品を引き立てています。
一話目だけですと、メーデイアはかなりの悪女として描かれていますが、これにはそれなりの理由があります。
よくある転生漫画のような、悪女が処刑されて転生し、二度目は悲劇を繰り返さないよう心を入れ換える、という内容ではないんですよね。
それぞれのキャラクターに、きちんとした背景があり、そういうことだったのかと後でハッとするような展開があります。
よく練られていて面白い漫画だと思います。オススメです。
次回のエピソードはコチラ
それではここまで読んで下さってありがとうございました
また次回もお楽しみに