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無料漫画アプリ・ピッコマ、LINEマンガで連載中の「ある日、お姫様になってしまった件について」作家Spoon、Plutus、原題・어느 날 공주가 되어버렸다
ある日突然、小説の中の姫に生まれ変わってしまった主人公。しかも実父に殺される運命の姫に。血も涙もない冷血な皇帝クロードの娘として生まれ変わってしまった主人公が、生き残るために奮闘する異世界転生ファンタジー漫画です。
毎週日曜日に最新話が更新されます。
前回のあらすじは、デビュタント以来、アタナシアのもとに招待状がたくさん届くようになった。だがそもそも皇城の外にでていいかわからず、クロードに聞きに行く。
結局は彼の多忙さに気後れしてしまい聞けなかったが、二人で久しぶりにボートに乗る。以前も見たかった蓮の花を指さし、あれが見たいと甘えてみる。
クロードは魔法で蓮の花を引き寄せるが、それは太い触手がいくつも生えたとても気持ちの悪い植物だった。
アタナシアは恐怖と驚きでクロードにしがみつき、ボートが転覆。クロードに助けてもらう彼女なのだった。
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漫画「ある日、お姫様になってしまった件について」36話のネタバレ
オベリア王国の忘れられた城では、キッチンのチョコレートを盗み食いするお姫様がいました。
そのお姫様はすくすく育ちました。
そして現在。
アタナシアは令嬢らを招き、お茶会をしていた。
湖に落ちた後に招待状のことをクロードに聞いたら、皇城から出てはだめだと言われたからだ。
自分がこのように招く立場になるとは思わなかった彼女。
アタナシアのための庭園をみた令嬢たちは、彼女がどれほど皇帝に愛されているかを実感する。
デビュタントで会ったイレイン侯爵家のヘレナ令嬢はじめ、皆自己紹介をする。
その中にジェニットもいた。
さすが主人公だけあって、その笑顔は眩いばかりだ。
ジェニットがアルフィアス公子と、はとこ同士なのを聞き、令嬢らは羨ましがる。
彼のまるで彫像のような見た目を思い浮かべ、令嬢たちはうっとりする。
アタナシアは、イゼキエルも男主人公だけあり大人気だ、でもどうせヒロインとくっつくんだよね、と冷静だ。
しかしこんなに早くジェニットと再会するとは思わなかった。
他の令嬢が、アルフィアス公子の女性の好みが知りたいとジェニットに聞くが、ジェニットはよくわからないと答える。
令嬢たちは少し気になっただけですからと、興味津々なのを隠し、顔を赤くしながら話すので、可愛いと思うアタナシア。
そういえばお姫様もアルフィアス公子とダンスされてましたよねと、話を振られる。
お二人のダンスはまるで童話のワンシーンのようだった、踊ってみていかがでしたかと聞かれ、令嬢たちを白けさせないようにと、まさか公子からダンスに誘われるとは思わなかった、公子の話は何度か耳にしていたので気になっていましたと答える。
世間の噂は皇城の耳にも入ったのですねと、令嬢たちは楽しそう。
原作では嫉妬と嫌がらせまみれだったので、どうなるか緊張していたが、案外みんな普通の女の子でほっとするアタナシア。
原作はジェニットの、ジェニットによる、ジェニットのための物語だったから、イゼキエルに近づく令嬢はすぐに退場させられていた。
特にジェニットを虐めた令嬢の結末はひどかった。
そう、そもそもこの世界の何もかもがジェニットのためのものなのだ。
ちなみにジェニットは席を外していたので、アタナシアとイゼキエルのダンスは見なかったそう。
令嬢たちは、他のイケメンについて盛り上がり始めた。
ジャルビエ公子は孤独な灰色の狼と言い始めたので、アタナシアはお茶を吹き出す。
アルフィアス公子は女心を溶かすカリスマ性と完璧な美貌、方やジャルビエ公子は群れからはぐれた1匹の孤高な狼のような雰囲気ですと、令嬢らはうっとりしている。
そして今度は、そこにいる護衛の赤髪の騎士が素敵だと、令嬢たちが盛り上がり始めた。
一見冷酷そうに見えるけど、その内には炎のような熱い情熱を隠しているに違いないと。
アタナシアは理解できず思考停止。
彼の名を聞かれたので、護衛騎士のロベイン卿ですかとアタナシアが教える。
すると、陛下がオベリアを黒魔法から救ったときに敵をあっという間に殲滅し、辺りを全て血の海にした赤血の騎士フィリックス・ロベイン様ですかと、令嬢たちが大興奮しはじめた。
アタナシアは、フィリックスがまさかそのような呼び名のついた人物だとは思わず、衝撃を受ける。
フィリックスは顔を真っ赤にして恥ずかしさに耐えていた。
花のように美しいイレインの花公子の名もあがった。
彼女たちはどの男性が一番素敵かで大騒ぎだ。
お姫様はどなたが一番だと思いますかと言われ、アタナシアはかなり困惑する。
するとヘレナ令嬢が、遠くを歩くルーカスに気が付き、あの方はどなたですかと指さした。
それに気が付いたルーカスが、テーブルまで近づき挨拶する。
その整った顔立ちに令嬢達はドキっとする。
アタナシアは、彼は皇室所属の魔法使いだと紹介し、ルーカスには、すぐ立ち去るよう目で訴える。
ルーカスは塔に呼ばれていますのでと言い、その場から去った。
令嬢たちは、黒い塔にあれほど素敵な男性がいただなんてと、またもや大興奮だ。
荒野を放浪する孤高な黒い狼だと盛り上がるので、アタナシアは完全についていけない。
そうこうしているうちに、お茶会は終わった。
終始会話についていけなかったアタナシアはげっそりしている。
ジェニットは、またお会いできますよねと、アタナシアをじっと見つめ聞いてくる。
もちろんです、機会があればと答えるアタナシア。
いっそ原作なんて知らなければと、暗い気持ちになるのだった。
漫画「ある日、お姫様になってしまった件について」36話の感想
アタナシアは原作と違い、普通にお姫様として生活していますね。しかも皇帝に溺愛されているので、皇城から出ることを禁止されました(笑)
なので自分が主催のお茶会を開くことに。でもこれなら、一番初めに伺う家はここ、次はと悩まなくても、一斉に招待状を出せばいいので、公平感があっていいですね。
ジェニットも来てしまいましたが、ジェニット自身に悪意は無いので、そうそう無下にはできませんよね。アタナシアは、原作を知らなければ彼女との交流を喜べただろうにと、常に薄暗い気持ちを抱えてしまいます。
でも原作を知っていたからこそ、こうしてクロードに愛される自分がいるわけで、あとは原作に惑わされすぎず、クロードに愛されることだけ考えていけばいいのではと思います。
今回はお年頃の女の子ばかり集まったので、イケメン談議に花が咲いたようです。精神年齢が大人なアタナシアは、全くついていけないようでした。
しかも話題に上るのが、身近な人物ばかりです。そもそもアタナシア自身がずば抜けて美しいので、アタナシア周辺の平均値が高いのでしょうね。
フィリックスまであのように評価されているとは思いませんでした。恥ずかしそうでしたね。
ルーカスはもともと人形のような顔つきだったので、少女たちが喜ぶのもわかります。孤高の狼と評されていましたが、灰色の狼と黒い狼と、狼が多いですね(笑)
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それではここまで読んで下さってありがとうございました
また次回もお楽しみに