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無料漫画アプリ・ピッコマ、LINEマンガで連載中の「ある日、お姫様になってしまった件について」作家Spoon、Plutus、原題・어느 날 공주가 되어버렸다
ある日突然、小説の中の姫に生まれ変わってしまった主人公。しかも実父に殺される運命の姫に。血も涙もない冷血な皇帝クロードの娘として生まれ変わってしまった主人公が、生き残るために奮闘する異世界転生ファンタジー漫画です。
毎週日曜日に最新話が更新されます。
前回のあらすじは、自室に戻ったアタナシアの元にルーカスがやっていて、いつの間にか彼女につけられた良くないものを祓う。その後、彼女を寝せたルーカスは、まだしばらく傍にいようと決める。
アルフィアス公爵邸では、勝手な行動をしたことでジェニットが公爵に叱られていた。ジェニットは美しいアタナシアと、父であるクロードを思い浮かべ嬉しそうだ。
宝石眼をもつらしい黒髪の紳士は、クロードの変化や焦るアルフィアス公爵について面白くなってきたとにやつく。そしてまずは魔力補充をしようと思うのだった。
詳しくはコチラにてまとめてあります
漫画「ある日、お姫様になってしまった件について」35話のネタバレ
デビュタント以来、アタナシアのもとには連日多くの招待状が届くようになった。
原作のアタナシアは寂しいものだったが、今回はクロードがエスコートしてくれたのが効いたらしい。
どの家の招待を受けていいかわからないし、そもそも皇宮から出ていいのかもわからない。
アタナシアは、クロードに聞こうと彼の執務室まで行く。
クロードは仕事中だったので、ソファに座り大人しく待つアタナシア。
小説内では聖君などと書かれていただけあり、仕事をきっちりこなしているようだ。
ふとテーブルに、黒い犬の小さな置物が見えたので、クロードの机の上にあったものではないかと触れてみる。
欲しいのかといわれ、ただ意味のある置物かと思っただけとアタナシアは答える。
ただのみすぼらしい石の彫刻だ、ほしければやろうかと思ったというクロード。
ところで何の用事だったのかと聞かれるが、仕事のため絶えず動き続けるクロードのペン先を見ていたら、皇城の外に出かけてもいいかなんて聞けなかった。
アタナシアは、パパは忙しそうだからいいと言うと、クロードはそんなに忙しくないと答える。
そしてフィリックスを呼びつけ、今日中に仕上げる書類が残ったから代わりに済ませろと押し付ける。
既に目は通したからほとんどすることはない、必要だからこれを貸すと言い、さっきの黒い犬の置物を投げ渡した。
それをキャッチしたフィリックスは、国宝ともいえる玉璽は大切に扱ってくださいと焦る。
アタナシアは目を丸くして驚く。
クロードは、騒ぐ暇があるなら書類1枚でも処理しろとと言い、アタナシアを連れ執務室から出る。
これで1,2時間は大丈夫だろうというクロードは、庭にでるから茶を用意させようと、フィリックスを呼ぼうとしてハッとする。
クロードのうっかりにニコニコ笑うアタナシア。
彼女は、天気がいいからたまにはと、ボートにクロードを誘う。
ボートに乗り込むと、幼い頃アタナシアが湖に落ちたなとクロードは話す。
アタナシアは小さくて覚えていないと言う。
じーっとクロードに見つめられるので、何を考えているのか気になる。
アタナシアが湖に手を入れ楽しむので、あまり水の近くによると危ないとクロードは注意する。
だが彼女は、透明な蓮の花を指さし、パパあれを近くで見たいとお願いする。
クロードは、そういえば小さい頃もあれを見ようとしていたな、あんなのが気になるのかと言う。
危ないと言って欲しいアタナシアは、キラキラした目でクロードに訴える。
クロードは、変な趣味だなと一蹴。
そんなこと言わなくてもいいじゃないかと思い、ムッとするアタナシア。
クロードは、ちょっと待っていろと言い、魔法でその蓮の花を持ち上げた。
それは、透明できれいな蓮の花の根元に、人の腕並みに太い触手のようなものが沢山生えている、かなり気持ち悪い植物だった。
触手が暴れないように丸めたから、思う存分見るがいいと言うクロード。
あまりの気持ち悪さに、アタナシアは悲鳴をあげクロードに抱き着いた。
近くで見たいんじゃなかったのかと驚くクロードに、あんなに気持ち悪いものだと知らなかった、あっちにやってと騒ぐアタナシア。
アタナシアが突然移動したため、ボートが転覆。
クロードはアタナシアを抱え、岸まで移動。
幼い頃は助けもしなかったので、今回のクロードの行動に成長は感じるが、二人とも全身ずぶぬれになってしまい、やらかしてしまったアタナシアはへこむのであった。
漫画「ある日、お姫様になってしまった件について」35話の感想
クロードはアタナシアを目に入れても痛くないほど可愛いようですね。かなりの溺愛ぶりに微笑ましくなります。
忙しそうだと言われたので、娘との時間を作るために、フィリックスに仕事を押し付けるクロード(笑)しかも玉璽を投げて渡しました。
厳重に保管しなければならない玉璽ですが、普段からあまり気にしていないようですね。クロードはかなりの魔力を持っているので、不審者にはすぐ対応できるようになっているのだとは思いますが。
さて久々にボートに乗ったアタナシアとクロード。湖には透明な蓮の花があり、以前(10話)も興味を持ち、手を伸ばしたせいでボートから落ちてしまいました。
そのとき、ウネウネした触手に捕まれ、湖の底まで引きずり込まれそうになりました。クロードは慌てる様子もなく、溺れるアタナシアを眺めているだけでしたね。一応は助けましたが。
あのときアタナシアを引きずり込んだのは、この蓮の花だったのですね。あのときはボウっと魅せられていたので、そのように餌を誘い込む特性がある植物のようです。
クロードはこの植物がどのようなものか知っていたので、アタナシアの好みが理解できなかったようです。まさかあんなに気持ち悪いとは。何故皇宮の湖に、あのような食人植物のようなものが生えているのでしょう。皇宮警備の一貫でしょうか?
ボートが転落した後、クロードも全身びしょびしょになってしまいましたが、特に怒ることもなく、魔法でアタナシアのドレスを乾かしていました。アタナシアは、前回からかなりクロードとの仲が進行したと思いました。
20話で、いつか殺そうと思っていたと、クロードはアタナシアのことで苦しんでいましたが一緒に暮らすうちに、30話で気持ちの区切りがついたようですね。ようやく普通の親子になれたようです。
このままほのぼのした毎日が続くと良いのですが、前回の魔力補充しないとと言っていた男性が、何かしてくるのではないかと心配です。
次回のエピソードはコチラ
それではここまで読んで下さってありがとうございました
また次回もお楽しみに