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無料漫画アプリ・ピッコマで連載中の「アイリス~スマホを持った貴族令嬢~」作家SWAN、絵ユンヘ、原題 아이리스 – 스마트폰을 든 레이디
侯爵家令嬢であるアイリスは、何もかも奪われ殺された悲惨な人生と、地球での人生の両方の記憶を持ったまま、過去の自分へとタイムスリップする。偶然手に入れたスマートフォンを使う彼女の痛快な復讐劇、そして公爵とのときめく恋愛を描いた、恋愛ファンタジー作品。
毎週月曜日に最新話が更新されます
前回のあらすじは、カマンディ侯爵令嬢派、伯爵令嬢連合、アイリスと3つの勢力に分かれたソリア試験希望者。
ロウェナ伯爵令嬢はネラの言葉を信じ、アイリスを窘めようとするが、かえって軽率な行動をしてしまったと恥をかくことに。ネラも令嬢間で評判が悪くなってしまう。
アイリスは庭園にでると、今の皇帝陛下とイザベル皇妃の馴れ初めのキッカケとなった噴水でアナキンの無事を祈り、願いが叶うという穴に手を入れた。
すると塀の向こうにいた誰かの手が触れる。その手はイアンだった。お互いに相手が誰か知らぬままだったが、温かい気持ちになるのだった。
詳しくはコチラにてまとめてあります
漫画「アイリス~スマホを持った貴族令嬢~」29話のネタバレ
使者のおもてなしのソリア試験について、どうすればよいか考えるアイリス。
どんな人物が使者としてくるのだろうか。
するとリタから、皇宮警備隊が編成替えになるようだと噂を聞く。
仕事でグライフ家に言ったときに聞いたとのことで、家門をあげてハワードを警備隊長に推したのにも関わらず、ヴァレンシアガ公爵が他の者を推薦し陛下に認められたため、ハワードは伯爵に怒られていたのも見たとのこと。
リタの話を聞いて、また未来が変わったと困惑するアイリス。
過去ではこの時期ハワードが皇宮警備隊長になり、ソリアとなったネラと親しくなったのだ。
所構わず息子を怒鳴る伯爵、口うるさい夫人と娘、女好きのハワードというクセの強いグライフ家は、使用人の間で有名なようである。
そうとう険悪な雰囲気だったと聞くが、余計なことに時間を無駄にはできない、自分がどうこうできる問題ではないし、かえってメリットがあるかもしれないと考える。
すると今度は、マッカートニー公爵が帝都に来ることも聞く。
リタの身内がマッカートニー家で働いていたので、そのツテで話を聞いたのだという。
新田巧一の子孫だ。
一族ががローヘンハイムに入国するという情報は無いのでもしかしてと気づき、他にこのことを知っているものはいないかと聞くと、秘密だと言われたとリタは言う。
ローヘンハイムには旅行でくるのか休養で来るのかと尋ねると、休養にくるにはここは騒々しいので、旅行なのではとのこと。
マッカートニー一族が住むレイセンは、魔導の技術はあるが資源が無い、一方ローヘンハイムは技術は無いが資源があると、手を組めば両国の利害が一致するのだ。
優れた魔導具は生活だけでなく軍事力にも影響を与える、リザ皇妃もそのことに興味を持ったのだろう。
ソリア試験の課題は、このレイセンからの使者、マッカートニー家をもてなすことに違いない。
アイリスはリタに、マッカートニー家について細かい話まで全部教えて欲しいと頼むのだった。
そして後日、リタからのマッカートニー家の情報を把握したアイリスは、今度はダニーに依頼した書類を確認しようと予星館へ行く。
部屋にはイアンとダニーがいた。
イアンは、マッカートニー家の書類を読んで調べているようだ。
やはりレイセンの使者としてくるのはマッカートニー家のようだ、だからイアンも注目しているのであろう。
ダニーから書類を受け取ったアイリスは、ここで確認してもいいかと尋ねる。
こっそりイアンの書類を盗み見るチャンスがあるかもと考えたのだ。
ニコニコしているイアンに、ダニーは、前に言ったようにお前たち二人の恋愛進展はないからなと耳打ちしてくるので、黙れと返すイアン。
書類を確認してみると、リタから聞いた情報と違う内容だった。
情報が抜けていたり、端折られていたり、ずさんなものだった。
情報量はきちんと払ったはず、全力で調べてくれるはずだったのではと言うアイリスに、だから資料をお渡ししたはずですがと返すダニー。
ダニーは、何故ばれたのかと汗ダラダラだ。
イアンは面白そうに様子を伺っている。
これは信頼に関わる問題です、私は情報ギルドを告発した最初の令嬢となる、被疑者の名前はどれにしましょうか、ヴァレンシアガ公爵にするかミスターダニーにするかと、告発文を書こうとするアイリス。
ダニーは他の書類を持ってくると、アイリスは損害賠償としてイアンの呼んでいる書類も欲しいと言う。
ダニーは断るが、イアンは読み終わったら見せると答えた。
その後、イアンから書類を受け取り読んでみると、リタから聞いたものより詳しく書かれていた。
集中して読むアイリスの顔を可愛いと思い見つめるイアン。
それに気づいたダニーは、二人の邪魔をしようとどかっと中央のテーブルに座る。
イアンは笑顔で剣を抜こうとすると、ダニーは慌てて部屋を出て行った。
大丈夫かと聞くアイリスに、お金で解決できるからと答えるイアン。
その夜、屋敷に戻ったアイリスは、イアンとダニーのやりとりで思い出し笑いをする。
するとソフィが、ハワードからの贈り物の箱を2点持ってくる。
アイリスはソフィに、ハワードが嫌いではなかったかと聞くと、もちろんお嬢様の相手としてはふさわしくないと思うが、誰かに愛されていると感じるのはいいことだと言う。
ソフィにも愛されれていると言うアイリス。
ハワードへのお返しは、建前っぽいもので送っておいてくれと頼む。
ハワードのことはアイリスが一番よく知っている、支配欲が強く、優しい女性より征服しがいのある女性に執着する、逃げ続ける限り追ってくるだろうと考えるのだった。
漫画「アイリス~スマホを持った貴族令嬢~」29話の感想
リタのおかげで、ソリア試験でおもてなしをする相手が、マッカートニー家だとわかりました。
接触したいと思っていたマッカートニー家、そのうえ使者であると、他の令嬢より先に情報を得たので運が良かったですね。
本人の努力の甲斐があって、順調に進んでいるアイリスですが、彼女が変わったので周囲もかなり変わってきたようです。そのことについても、慌てることなく、冷静に考えるアイリスは強いですね。
そんなアイリス相手に、適当な書類を渡すダニー。バレると思わなかったのでしょうか。あとでイアンにしめられそうですね。
イアンはアイリスのどんな表情も可愛く見えるようです。かなり惚れているように見えます。
アイリスは服装や髪型が毎日違いますが、イアンも髪型がたびたび変わりますね。細部までこだわっていて、眺めているだけでも面白いですね。
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それではここまで読んで下さってありがとうございました
また次回もお楽しみに