漫画アプリ・ピッコマにて独占配信中の「彼女が公爵邸に行った理由」原作Milcha漫画Whale・原題그녀가 공작저로 가야 했던 사정
小説内に転生してしまったレリアナが、生き残るためにある公爵と婚約取引をし、互いに惹かれあっていく、転生系恋愛ファンタジー漫画です。
毎週金曜日に最新話が更新されます。
前回のあらすじは、占い師の部屋を訪れたレリアナだったが、邪術でソロソの出産を手伝った事実を消すために、自殺にみせかけ彼女は殺されていた。
その後、自宅に戻るレリアナ。父に気にかけてもらうが、親の愛は自分にではなく、元のレリアナ・マクミランに向けられたものだと実感し、複雑な気持ちになる彼女。
翌日、近所のご婦人達と作った奉仕団の集まりに行っていたレリアナの母。戻るなり、レリアナをドレス工房につれて行く。
明日地域のご婦人を招待し、ティーパーティー開くから、絶対に勝つわよと鬼気迫る表情でレリアナを見つめる母なのだった。
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漫画「彼女が公爵邸に行った理由」81話のネタバレ
ティーパーティーのため、レリアナは朝早くから無理矢理支度させられた。
そうして始まったティーパーティー。
レリアナと母はキレイに着飾った。
会場を見渡すレリアナは、令息達を見て、そういうことかと察する。
そこへ、オースティン夫人とその息子がやってきた。
どうやら母と敵対している人物のようで、両婦人ともピリピリし始めた。
オースティン夫人は、この度私共の息子がジェノソンアカデミーに入学したので、挨拶にと連れてきましたと言う。
王国はまだ男尊女卑の考えが強く、神学校以外のアカデミーには女性は入学できない、さらに足を踏み入れることすら禁じているところもある。
シアトリヒ王は、これを解決するためにいくつかの政策を展開したが、国民にはまだその考えはそれほど浸透しなかった。
だから息子が3人いるオースティン夫人は、娘しかいないマクミラン一家を見下しているのはよくわかる。
オースティン夫人は、レリアナに、大きくなりましたねと話しかけるので、お変わりありませんかと挨拶するレリアナ。
どちらのアカデミーに入られたの、あら失礼、女性はアカデミーに入れないのを忘れていましたわ、ほらうちは娘がいないのでうっかり失念しておりましたと、とてもわざとらしくマウントをとってくるオースティン夫人。
げんなりした表情になるレリアナ達。
気を悪くされたらごめんなさいねと言うオースティン夫人に、何故そのように思うのですか、私どもの娘レリアナは、十分に高度な教育を受けておりますの、公爵邸で、と反撃するレリアナ母。
講師が皆口々に、レリアナはとても優秀だとたくさんの賞賛の言葉をくださるので、とても気恥ずかしくってと、レリアナ母は余裕を見せる。
そして、ところでオースティン家ご令息の婚約者はお決まりですか、まだ決まっておられないですかと、レリアナ母が仕掛ける。
選びに選んでいる最中ですのと答えるオースティン夫人に、遅くなればなるほど大変ですよという母。
婦人たちが舌戦を繰り広げている中、レリアナの隣に、オースティンの息子がやってきた。
レリアナ嬢と呼んでいいですかと言うので、断る彼女。
いつ終わるのかなと呆れるレリアナ。
うちの娘は神殿で、うちの息子は背がと、ますますヒートアップしている幼稚な争い。
これ以上は自分の恥になると、レリアナは母を無理矢理止める。
そっちの親も止めろと、レリアナがオースティンの息子を睨むも、何を勘違いしたのかウィンクで返してくる。
オースティン夫人が、自分のターンだと勝ち誇ったかのように話し始めた瞬間、ここにいたのかと声がする。
ハッとして振り返るレリアナ。
会場にいた女性陣は、現れたその人物に見惚れる。
ノアがやってきたのだ。
ノアはにこりと微笑むと、レリアナ母の手をとり、ご無沙汰してしまいもうしわけありませんと言い、挨拶する。
お義母さまがティーパーティーを主催されるときいたのでと微笑むノアは、お邪魔ではなかったでしょうか、よろしければ皆様を紹介して頂けますかと言う。
彼の後方では、彼が持ち込んでくれた生花やギフトが運び込まれていた。
レリアナ母はすっかり気をよくして、オースティン夫人から紹介し始めた。
そうして夕方になり、ティーパーティーは終わり、客人を門で見送る。
レリアナは隣に立つノアに、一応礼を言う。
ノアは彼女をじっと見るので、何故そんなに見つめるのかと聞き返すと、話していいかと言うので、思わず断る。
ノアは彼女の髪に触れ、久しぶりだなと微笑む。
ウィンナイト家を出てから3日しか経ってないけどと思う彼女。
どうしてティーパーティーがあるのを知っていたのかと聞くと、まあちょっとと答える彼。
実際はウィートンが、ティーパーティーに来る夫人らがレリアナについて、あることないこと悪口を言うのだと、ノアに訴えたからだ。
母に呼ばれる彼女。
ノアは、早くしろ、もう帰る時間だからと言う。
レリアナはハッとする。
過去のレリアナ・マクミランではなく、自分が帰るべき場所に気づいたからなのだった。
漫画「彼女が公爵邸に行った理由」81話の感想
女性のマウントの取り合いは怖いですね。
この王国はかなり男尊女卑が根付いているようです。レリアナが公爵の婚約者であっても、聖下に可愛がられていても、神殿で聖火ささげる大役になったとしても、女性だからと見下されるようです。オースティン夫人だけが絡んでくるだけかもしれないですが。
ウィートンのおかげで、ノアがいいタイミングで登場してくれました。王族が登場したとあっては、誰もマウント取り合いなどできないですよね。彼と距離をとりたいレリアナですが、今回ばかりは嬉しかったでしょう。
マクミラン家に戻ってからというもの、自分の居場所ではないと感じ続けていたレリアナ。でもノアの言葉で自分の居場所に気づくことができました。
彼女だけの、彼女のための場所。このことに気づいたことで、ノアと進展があるのでしょうか。次回も楽しみです。
ちなみに、無理な注文で用意されたドレスは、それなりに美しいドレスでした。
次回のエピソードはコチラ
それではここまで読んで下さってありがとうございました
また次回もお楽しみに