無料漫画アプリ・ピッコマで連載中の「盗掘王」漫画3B2S、脚色Yuns、原作sanji-jiksong、原題도굴왕
毎週火・金曜日に1話ずつ、最新話が更新されます。
前回のあらすじは、トルコ・カッパドキアにある墓まで来た遼河達。
アイリーンに寄生している遺物の墓なのだが、遺物が墓にないはずなのに、半壊しつつも、消失はしていないのでおかしい。
墓の周囲を、キイラ配下のTSOFとトルコ軍が包囲しており、容易に侵入できそうもなかった。だが遼河はこれまでの知識を活かし、不要な遺物を爆発させることによって、道を作り、墓内部に侵入する。
墓のトゥームグリフを解読すると、ミダスの手の墓だと判明する。パクトーロス川を象徴する場所があれば、遺物を剥がすことができるかもしれない。
そこへ、爆発音を聞いてやってきた軍人らが追いつき、撃ってくる。走って逃げるも、アイリーンの体力が無くなりそうだったので、遼河が相手すると言いだし、柳とアイリーンには先に逃げるよう指示するのだった。
詳しくはコチラにてまとめてあります
漫画「盗掘王」38話のネタバレ
その頃、キイラのもとに、トルコ軍から救援要請が届いた。
連絡が急に途絶えたエージェントもおり、異常事態なのだそうだ。
武装していない、成人男性二人と女性一人の怪しい輩が、墓に侵入したとのこと。
武装していないなら遺物で武装しているはずだと言うキイラは、それが遼河達だと気づいた。
一方遼河は、遺物のオーラを派手に放ち、軍人達を自分にひきつけ、走った。
憑依型である海賊の剣の遺物で、走る速度をあげたのだ。
そして罠のある部屋まで誘い込み、罠を発動させ、軍人らを黄金に変える。
残った軍人については、剣の俊敏性を活かし、一気に銃を破壊し、叩きのめす。
安全になったので、柳とアイリーンとともに、パクトーロス川に該当する場所へ向かう。
そこは、岩のあちこちが金で光り輝く、幻想的で巨大な湖だった。
遼河はアイリーンに、ミダス王の物語を説明し、あの湖で沐浴するように促す。
遼河が湖に手を入れ、罠がないことを確認し、自分たちは向こうで待っているからと言う。
アイリーンはわかりましたと言い、服を脱ぎ、湖に浸かり始めた。
遼河は岩陰から覗いているので、そんなに堂々と見ていていいのかと柳が突っ込むが、万一のためだと答える。
罠は無いんでしょうと柳は言うも、身体から離れた遺物がきまぐれを起こすかもしれないのだという。
アイリーンは、お腹のあたりまで浸かると、水をすくい、腕にある禍々しいタトゥーにかけてみる。
すると突然湖が光りだし、来たな我の片割れよと遺物が叫んだ。
湖が暴れ始めたので、遼河が急いで向かう。
湖で眠っていた遺物が目覚めた、黄金の遺物が強烈なオーラを放ったので、強烈な幸運が訪れるが、過剰な幸運は危険を招くと、ウィンドウが通知する。
ウィンドウが邪魔なので手でどかしながら、アイリーンと叫び走る遼河。
すぐにそこから出ろと指示するが、身体がうまく動かないと言い、彼女はもがいていた。
彼女の身体が徐々に黄金に変わり始めていたのだ。
遼河は湖に飛び込んだ。
一体どうなっているのか、早く考えなくては。
遺物と表示されていたし、これは罠ではないはず。
この墓の遺物はアイリーンに憑いているのではなかったのだろうか、墓が消えずに罠が作動したということは、まだ他に遺物があったのだろうか。
遼河は彼女を抱え、助け出そうとする。
すると遺物が、邪魔をするな、我の兄弟を返せと怒鳴る。
遼河の身体も徐々に黄金に変化してきたので、彼も動きが制限されつつあった。
二人は湖に飲まれ始める。
遺物は、死にたくなければ女を置き去りにしろ、その女さえ殺せればいい、その女の身体から我の兄弟を引き剥がす、と言うのだ。
兄弟を見つけた喜ばしい日だから、遼河は見逃してやると。
遼河は、兄弟と言い続ける遺物の言葉に、そういうことかと何かに気づいた。
何かのキッカケでミダスの遺物が二つにわかれ、一つは黄金の手、もう一つは破産の手になり、破産の手のみ、アイリーンに取り憑いたのだろうと言う遼河。
黄金の手がアイリーンを殺し破産の手を取り戻そうとしているので、その反対をすればいい、支配力で黄金の手をあなたの物にすればいいのだと彼は言い、支配力を放つ。
これまでの練習を思い出して支配力を使ってください、私も力を送る、二人の支配力を合わせれば倒せるはずだという遼河。
バチバチと稲妻のような光が弾け、湖が苦しみ始めた。
痛いじゃないかやめろと叫ぶ遺物に、お前こそ無駄な抵抗はやめて屈服しろ遺物、とアイリーンが叫んだ。
そうですそうやるんだと、遼河はニヤッと笑う。
そして周囲に強烈な光が放たれるのだった。
漫画「盗掘王」38話の感想
アイリーンの遺物は、何らかの要因で二つに割れてしまったのですね。だから墓が半分だけ崩れていたと。
そして片方が無い状態のままだから、墓を攻略しようにもできず、あのように警備だけしていたのでしょうか。
破産の手だけでも強力で王になれたのに、黄金の手まで手に入れてしまったのなら、アイリーンは王の中でも別格の存在になりそうですね。
遼河がいなければ、不幸なままだったし、湖で諦めていただろうし、力を手に入れることもなかったので、彼女にとっては大恩人ですね。このままヒロインになるのでしょうか。
普段は外道でしかない遼河ですが、やるときはやる男なので格好いいですね。どんな状況でも思考停止することなく、あらゆる手を考え常に先を行こうとする。だからこそカラスが彼を選んだのでしょう。
さてアイリーンがどうなったのか、キイラに気づかれたけど、無事にここから脱出できるのか、次回も面白そうですね。
次回のエピソードはコチラ
それではここまで読んで下さってありがとうございました
また次回もお楽しみに