無料漫画アプリ・ピッコマにて連載中の「アデライド」
交通事故で死亡した後、伯爵の娘として赤ん坊に転生し、16歳まで成長したアデライド(アデル)。そんな彼女がイケメン公爵・エリアス公爵との契約結婚をすることになり、彼を奪い合う恋愛戦争に絡んでいくことになります。そんな中で育まれる、アデルとエリアスの恋愛を描いたファンタジー作品です。
毎週火曜日に最新話が更新されます
前回のあらすじは、ルイはマリを呼び出し、アデルに毒を盛るよう命じる。逆らったり失敗すれば、マリがルイに毒を盛ろうとしたと言いふらすと脅した。
アンナの次兄アントンは、ルイの計画をアデルとエリアスに報告する。
何か思いついたアデルは、大司教を呼び出すよう、エリアスに頼むだった。
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漫画「アデライド」53話のネタバレ
夜、パウロ大司教が自室へ戻ると、エリアス公爵が待っていた。
何をしているのですかと大司教が言うと、神のお告げを受けた気分はどうかと聞かれる。
しらばっくれる大司教に、隠そうとしても無駄、神に仕える方が嘘をついていいのかと言うエリアス。
まさかルイが公爵に話したのか、公爵とルイは深い仲だから十分有り得ると思った大司教は、聖女から何か聞いたのかと聞き返した。
エリアスは、どうしてルイに聞いたとお考えなのかと言うので、自分と聖女しか知らない内容だからだ、彼女が公爵様に話したということは、公爵様も協力してくれるのですねと言う、大司教。
ハっと笑ったエリアスは、どうやら命が惜しくないようだ、神殿の大司教が神と皇室を裏切った上、反省もしていないと言う。
そして、ルイから聞いたのではなく、これを見たのだと、契約書を見せつけた。
誤解しているようだが、ルイと私は何の関係もない、むしろ敵である。
そんな女と手を組んだあなたも、私と皇室の敵だと、エリアスは大司教を睨む。
どうしてその契約書を持っているのかと震える大司教に、ルイはこの契約書がなくなったことすら気づいていないと話す。
エリアスに、これは反逆に準ずる罪、よって厳罰は免れないと切り出され、大司教は自分の愚かさを悔いた。
震えながら俯く大司教を見つめるエリアス。
アントンが報告しに来たときに、彼からルイがアンドレア侯爵に会っていたとの情報を得ていた。
貴族派がルイの背後にいる以上、ルイからアデルを守るだけでは解決できそうにない。
勢力が偏らないように、フェルナンド公爵が何度か貴族派の後押しをしていたのだが、それをいいことに反逆を企てるというなら、何でも利用してその芽を摘んでやると考えるエリアス。
エリアスは大司教に、皇太子殿下は心が広く、まだこのことを皇帝陛下には報告していないので、大司教の態度次第では罪を問わないと仰っていると話す。
大司教はハっとし、何をすればいいのかと、慌ててエリアスに聞く。
ひとまずうちに来てくださいと、エリアスは指示するのだった。
その頃マリは、毒殺を頼まれたことをアデルに報告するべきなのはわかっていたが、このままでは兄弟に何をされるかわからないからと、勇気をだしてエリアス公爵邸へと戻った。
一方アデルは、乾燥させたロハの根を粉末にするようリタに指示する。
そして、これでお芝居の小道具は全て揃ったと、アデルは呟き、これからの戦いに備えるのだった。
漫画「アデライド」53話の感想
アントンのおかげで、アデルは準備を進めることができました。
が、マリはどういう行動を取る気なのでしょうか。兄弟が心配であれば、アデルに報告すればきっと保護してくれるはずです。
エピソード終盤で、ノエルに案内してもらっている小さい絵がありましたが、この時間に行くということは、報告するのでしょうね。毒を盛るのは翌日予定なので。
大司教は身から出た錆ですが、なんだか見逃してもらえそうな感じですね。エリアスのなんだって利用してやるというセリフは、ルトビッヒの許可を得ずあのような提案をしたということでしょうか。
また、フェルナンド公爵は、貴族派のフリをしていただけなのですね。確かに息子のアランは、アンドレアに近づき、得た情報をエリアスに流してましたね。スパイとしてではなく、勢力の偏りを気にしての行動だったのですね。
さて、アデルは、本物の毒物を用意してどうするのでしょう。マリが持たされているのは、無毒のものです。これをすり替えて、物的証拠を作りあげるつもりなのでしょうか。
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それではここまで読んで下さってありがとうございました
また次回もお楽しみに