無料漫画アプリ・ピッコマで連載中の「盗掘王」漫画3B2S、脚色Yuns、原作sanji-jiksong、原題도굴왕
毎週火・金曜日に1話ずつ、最新話が更新されます。
前回のあらすじは、大河原から遺物をスッた遼河だが、SS級の神クラスの遺物だったので、今の彼には使えずとりあえずポケットにしまう。
大河原は、ワシの遺物はそれだけではないと言い、帰属性の征服の遺物という相手の精神を操り屈服させるという強力な遺物を発動させようとする。
だがカラスの遺物が大河原に止めるよう言い、その姿を現す。ここには人間に害なすジャッカルと犬がいるぞと警告するのだが、大河原は聞かず、征服の遺物を発動させた。
すると巨大地震が起こり、世界中が墓に飲み込まれる大古墳化が発生した。この事件から混沌とした遺物時代が始まったのだ。
さすがに大河原も動揺していたが、この大古墳の墓の攻略は後回しにして、まずは遼河達を消すという。押しつぶされそうになる遼河達。だが屈服させられず、大河原は困惑する。
そこへ現れたのはエジプト神のセト、アヌビス、オシリスの遺物だった。彼らの存在が大河原の遺物の邪魔をしていたようだった。セトは試練など与えず、人間はすぐ始末するべきだと、遼河達にに牙を剥くのだった。
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漫画「盗掘王」23話のネタバレ
セトが攻撃を始めると、残りの2匹もそれに加勢し、強力なオーラがあたり一面を覆った。
耐性がない遼河の子分たちは、鼻や口から血を吹き出し苦しみ始める。
それは大河原も同じで、膝をつき苦しみ始めた。
遼河は、存在感のないお前らならすぐ逃げ出せると言い、呉羽達にここから離れるように指示する。
遼河だけなんともないので、大河原がどうしてかと聞くが、レベルが違うのだとニヤける。
セト達は、何故あいつだけ平気なのか、真面目にやらないかといらつく。
だが遼河の身体からよく知る匂いが漂うのに気づいた。
遼河はハムラビ法典を発動させると、そんな低クラスの遺物にと嘲る彼らにそのまま攻撃を返した。
ダメージを受け、こんなはずではと呻くセト。
アヌビスは、オーラは効かないようだから能力を使おうと提案するが、セトは、自分たちの寿命が縮まるからやりたくないと怒鳴る。
さらに、遼河からカラスの匂いがすると言う。
人間の味方をする逆賊であるカラスは封印したではないか、鼻が悪いのかとオシリスがセトを嘲笑し、セトとオシリスが口喧嘩を始めた。
オシリス神話では、兄であるオシリスを妬んだセトが、オシリスを殺したから仲が悪いのだ。
このように遺物のもとになる物語が、遺物同士の関係に影響する場合もある。
奴らの気が散っている間がチャンスだと、何か仕掛けようとする遼河。
アヌビスはそれに気づき、セトとオシリスを落ち着かせようとするが、駄目だった。
まともなアヌビスから始めるかと言う遼河に、生き残れるものならやってみろと、アヌビスは試練を始める。
気がつくと遼河は秤の上にいた。アヌビスの試練、審判の秤だ。
これをクリアすれば、アヌビスの遺物は俺のものになると思う遼河。
死ぬ前にアヌビスの所有者に会ったことがあり、全ての質問にはいと答えればいいことを聞いていたのだ。
質問の内容は、所有者である子供が簡単だと言うのだから、たかが知れてるだろうと思う彼。
黒いローブをまとった陪審員が数人現れると、これから42の質問をするから全てにはいと答えられれば試練クリアだが、嘘をつけば闇のなかの獣が貴様を食いちぎると、アヌビスは説明する。
そして質問が始まるが、盗みを働いたことはあるか、嘘をついたことはないかと、遼河は到底はいと答えられない質問ばかり続く。
人を殴ったことは、見返りを求めたことはと続く質問に、簡単だから子供が答えられたのではなく、罪のない子供だからこそ答えられた試練だったのだと気づく。
42の質問のうち、一つもはいと答えられる物がないと思っているだろうと、巨大化したアヌビスは遼河の身体を鷲掴みにすると、人間は皆等しく罪深い、地獄へ落ちろと言って、待ち構える闇の獣の口の中へ落とす。
抵抗も虚しく、口の中へ入った遼河は、砂だらけの空間に落ちた。
すると亡霊たちが笑いながら遼河を襲う。
近くにあった骨を持ち応戦するが、数が多すぎて捌き切れない。
すると、苦戦しているようだな愚かな人間よ、との声がし、遼河の身体から衝撃波が出るのだった。
漫画 「盗掘王」23話の感想
エジプト神の遺物の3体が同時にオーラで攻撃をしかけてきたので、遼河以外は苦しんでましたが、何故か呉羽はわりとピンピンしてましたね。
実は呉羽は支配力はなくても親和力が高いから、オーラ攻撃であればある程度耐えれるなんてことがあるのかも?単に身体が丈夫だったのかもしれませんね。
エジプト神の関係性は、ギリシャ神話と同じく、嫉妬などからもつれているようですね。オシリスが首飾りとしてアヌビスの首についていたために、アヌビスは理不尽にセトに怒鳴られ続けるという、可愛そうな立ち位置でした。
オシリスは兄、セトは弟、アヌビスはセトの妹兼妻のネフティスがオシリスと不倫してできた子供です。すごい関係性ですよね。そりゃ喧嘩しますよ。
アヌビスはラーの天秤を使い、死者の罪を量る役目を持っています。それが今回の試練ですね。遼河は最初の質問から答えることができませんでした。
救いだったのが、獣の口に入っても噛み砕かれることなく、亡霊の砂場に落ちたことです。そしてカラスが援護してくれたようです。
カラスの力を借りてアヌビスの試練を突破できるのか、アヌビスを手に入れることができるのか、次回が楽しみです。
次回のエピソードはコチラ
それではここまで読んで下さってありがとうございました
また次回もお楽しみに