無料漫画アプリ・ピッコマにて連載中の「捨てられた皇妃」 漫画 iNA、 原作 Yuna 、原題・버림 받은 황비
──主人公のアリスティアは、神のお告げの子とされ皇后となるべく育てられたものの、別の少女が現れ次位である皇妃に落とされる。そして愛する皇帝には虐げられ最後には反逆罪に問われ処刑される。
しかし神によって時間が戻され、自身の9歳の子供時代へと転生し、悲劇の運命を回避するべくやり直すという、転生がベースの恋愛ファンタジー作品──
毎週土曜日に最新話が更新されます
前回のあらすじは、アリスティア以外は、細工工ヴェンタスのあまりの偏屈さに諦めようとしていた。だが彼の才能を知っているアリスティアは諦めきれない。
ふと露店で埃かぶった彼の作品が売られていることに気づき、購入しヴェンタスに見せる。彼のファンだからこそ見つけられた、これほどの技術はまるで古代の魔法のようだ、もっと実力を発揮できるようサポートするから3ヶ月だけついてきてほしいと、熱心に訴え、彼を口説き落とした。
熱いアリスティアを見た令嬢らは、より彼女に興味をもち、本当の友だちになる。アレンディスは彼女に置いていかれた気持ちになり、帰りの馬車の中、眠る彼女の手にキスをするのだった。
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漫画「捨てられた皇妃」最新話85話のネタバレ
季節は春になり、帝国では一大イベントである建国記念祭が始まった。
各国から貴賓が招かれ、王族や貴族を出迎えるために皇宮は忙しくなる。
さらに例年と違い、今年は各国の王女も招かれた。
名目上は貴賓の招聘だが、王女たちは皇太子妃候補として来るのだと、皇帝はアリスティアに教え、さぞかし嬉しいだろう、だが願い通りにいくかなと言う。
実際、自由になれるチャンスなので彼女にとっては嬉しいことだった。
だが、ひとまずは任務に集中しなければならない。
騎士団長のもとを訪ねると、ラス公爵は不在で、ルブリスとハレンがいた。
あとで執務室に来るよう公爵に伝えておいてくれと伝言を頼まれる。
ルブリスはアリスティアに近寄ると、何か変わったことはないかと聞く。
多忙になったことを除いて特に思い当たることもないので、きょとんとした顔で特にありませんと答える彼女。
ルブリスは、では今聞いたことは忘れてくれと言って、部屋を出て行った。
その後、彼女は仕事で庭園を通りかかると、なんだか周囲がざわつき、エンテアとニアーヴがオロオロしているのが見えた。
アリスティアは多忙で不参加だが、今晩は建国祭前夜祭で令息令嬢同士で集まる。
だがもう既に昼間から揉めているようだった。
エンテアが言うには、ジェノア嬢とハメル嬢が、また言い合いを始めたのだと言う。
アリスティアがジェノアに、何の騒ぎかと尋ねると、彼女が飲みものを運んでいる使用人を呼び止めたのだが、ハメル嬢が先に寄越せと割り込んできたのだそう。
先に呼んだのは誰かとアリスティアが聞くと、ジェノアは先に私が呼びましたと答える。
それを遮るように、何を言っている、私が先だったのにとハメル嬢が騒いだ。
アリスティアの表情ががらりと変わる。
ハメル嬢は使用人がジェノアの所に来た時に頼んだのではとジェノアが言うと、自分のところに来ようとしていた使用人をジェノア嬢が呼び止めたのだと反論するハメル。
アリスティアはため息をつくと、ハメル嬢はゼナ公爵閣下のご令孫ですかと突然聞く。
私の髪色を見てそのようなことを言うのか、私はゼナ公爵閣下の親戚ですが、閣下に孫なんていないわよと、アリスティアを嘲笑する。
周囲もそれに合わせクスクス笑う。
社交界の常識も知らないのにこの場にいるご自身を恥ずべきではと、アリスティアを貶すハメル。
アリスティアはにこりと微笑むと、閣下にご令孫が居ないのは社交界の常識です、では私がどこの誰かであるのも社交界の常識ではと指摘する。
もちろんだと言って、ハメルはモニーク侯爵のと言い始め、ハッと気づく。
アリスティアの家は社交序列三位、さらに彼女は皇太子の婚約者なので、明らかにハメルより身分が上である。
自分より位の高い者の話に割り込むことが無礼と知らなかったのか、社交界の恥となる行為は見過ごせないと、アリスティアは言う。
ハメルはじめ、アリスティアを笑ったものたちはオロオロし始めた。
建国祭のために各国から貴賓が見えているこの大事な時期に、宮内で騒ぎを起こすとは、帝国の恥であり、皇室に対する忠誠心の欠如の現れだろうと叱責するアリスティア。
帝国の貴族としての在り方を確認しなおせと命じ、皆がオロオロと謝り始めた。
アリスティアは、ことの原因を排除すると言って、ここにいる皆に飲み物を用意するよう、使用人らに命じた。
そしてこの場をおさめたアリスティアに、令嬢らが慕い集まってくる。
ハメルは悔しそうにドレスを握り締める。
ライア・セ・ハメルは、ゼナ公爵の親戚にあたるからと、伯爵でありながら傲慢に振舞うらしく、まさに噂通りの人物だった。
身分や地位を武器にするのは嫌だったが、そうでもしなければ誰も仲裁できなかっただろう。
その一連の流れを、遠くからルブリスとハレンが見つめていた。
その後、ラス公爵ときびきびと仕事をこなすアリスティア。
そこへ、そなたたちと呼び止める姫君が現れた。
ここのことがよくわからないから、案内してもらえないかと言うその人物は、豪華なドレスを身にまとう妖艶な姫君なのだった。
漫画 「捨てられた皇妃」最新話85話の感想
アリスティアが自由になれるチャンスの、皇太子妃候補が続々と集まって来ているようです。
終盤で現れたのは、どこかの国の姫君なのでしょうね。化粧が濃い目の艶やかな女性でしたが、なんとなくルブリスの好みでは無さそう。他にもどんな姫君が集まってきたのか気になります。
彼女たちから、ルブリスはどのように見え、どのような存在なのでしょう。アリスティアもその皇太子妃の座を狙う争いに巻き込まれてしまうのでしょうね。
今回アリスティアは、令嬢同士の揉め事を仲裁していました。エンテアが、また言い争いをしていると言っていたので、ジェノアとハメルが揉めるのは初めてでは無さそうです。
ハメルはゼナ公爵の親戚なので、貴族派のようですね。皇室派のジェノアは目障りなのでしょう。だからあのようにいちゃもんをつけたのかもしれません。同じく皇室派のアリスティアのことも、目障りに思っていそうですね。
迷惑な揉め事でしたが、結果的にアリスティアを支持する令嬢らが増えてよかったですね。あとは何やら企んでいる貴族派が、どこで仕掛けてくるかが問題です。
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それではここまで読んで下さってありがとうございました
また次回もお楽しみに