2020年1月から、TOKYO MX、BS11やMBS、Netflix等で放映されているアニメ「ドロヘドロ」
原作は、小学館で18年にも渡り連載していた「ドロヘドロ」作者:林田球さんの、ダークファンタジー漫画。
魔法によって顔をトカゲにされてしまった、記憶喪失の男カイマンを軸に、ホールの人間、人間を練習台とする魔法使いたちが混沌の中絡み合う内容です。
私は単行本派で1巻からずーっと買い集めていましたが、うっかり内容を忘れてしまうことが多々あるので、各巻ごとにまとめてみました。よければ参考にしてみてください。
※長いので①と②に分けます
漫画「ドロヘドロ」14巻のネタバレ①
会川は自分の存在に嫌気が差し、殺してやると、ナイフで自分の体中を切り裂き、血まみれで倒れた。
その頃、煙ファミリーは地下アジトに集結していた。
煙の死体を能井が修復する。
煙の頭の中の悪魔が無いので、キクラゲが蘇生することはできない。
今後の方針を決めようと、消がみなに聞く。
鳥太は煙の悪魔を取り返して復活させようと言い、心もその提案に賛成だが、なぜか十字目ボスが煙の魔法を使用できたことが気になると発言。
十字目らがエリート魔法使いの頭を集めていたのはそれが理由かとわかり、十字目のボスをさらに詳しく調べること、キクラゲや能井など貴重な魔法を持つ煙ファミリーをこれ以上失うわけにはいかないことを、消は話す。
藤田は自分がまるで役にたっていないことを悩み、自分にできることを考える。
心は能井に、十字目のボスが使う魔法がホールの雨と同じ成分だと話し、カスカベ博士の言うように、十字目のボスはアイという人間かもしれないと言う。
一方、カスカベ博士はハルとジョンソンと一緒に、地獄と煙の屋敷をつないでいる通路を通っていた。
煙と仲良しのチダルマが作ったというが、彼は何故動かないのだろうか。
すると、夏木の死体を持って歩く、十字目ボスを見つける。
彼の顔は、アイの面影があるのだった。
16日前。
川尻の自宅で目覚めた栗鼠。
川尻が自己紹介し、君のことは会川に任されたと聞き、栗鼠は驚く。
栗鼠の怪我を治すときに色々調べたから、彼の魔法が非常に珍しい呪いだということを、川尻は知っていた。
ニカイドウが料理を作り、皆で食卓を囲む。
ニカイドウは栗鼠に、自分は会川の友人だと自己紹介する。煙の屋敷で栗鼠をさらいに行ったことがあるから、会うのは2回目だと。
何故自分をさらおうとしたのかと驚く栗鼠に、ニカイドウは説明する。
一方その頃、毒蛾は夏木に電話をかけていた。
こっそり送り出したはずの彼女。何故か2日たっても連絡がつかず、嫌な予感がする。
頼む出てくれと祈る気持ちで連絡し続けるが、無情にも夏木の携帯は悪魔の彫像の裏で鳴り響いている。
ボスは2日前に戻ってきて、部屋に籠もったままだ。
毒蛾は一人悩むのだった。
場面は戻り、川尻家。
ニカイドウから記憶喪失のカイマンの説明を聞いた栗鼠。
そしてカイマンの口の中の男が栗鼠だったと教えられ、栗鼠は混乱する。
栗鼠は、自分を殺した十字目を探しているのだと言い、川尻が、おそらくカイマンの口の中にいたのは栗鼠の呪いで、なんらかの事故でカイマンの中に閉じ込められたのだろうとまとめる。
自分を殺したのはそのトカゲ男なのかと栗鼠が言った瞬間、栗鼠が苦しみはじめたので休ませる。
このような状態なので、まだカイマンが会川だと教えないほうがいいだろう。
次に川尻は、ニカイドウが魔法を使いこなすために、一度に一生分の煙をださなければならないと、調べた結果を教える。
あの黒いキューブを変形させるのだけでも精一杯煙をだしているつもりだが、どうすればよいのかわからない。
窓の外に栗鼠が見えたため、隣に座るニカイドウ。
会川の話になり、お互い会川のことを食ってばかりの乱暴者だとしか知らなかった。
パートナーなのに、俺は会川のことを何も知らないという栗鼠。
ニカイドウは、会川がカイマンだとしたら何故栗鼠を殺したのだろうかと、疑問を持つ。
その頃毒蛾は、何故ホールにいたのか、黒い粉の正体、他人の魔法を奪う方法、これらのボスの秘密について考えないようにしていたが、もう限界だと悟り、ボスの部屋の前に立つのだった。
15日前。
ニカイドウは自分の魔法をどう使えばいいのかわからずにいた。
八雲のことを思い出し、恐怖に駆られる。
川尻にヘッドギアを着用するように言われる。
装着すると、激しい頭痛に襲われる。
その後、彼女は得体の知れないゼリー状の化け物と戦うことになる。
カイマンを思い浮かべると、颯爽と彼が現れ助けてくれるが、なんだか色々とおかしい。
川尻の体がバラバラになっていたり、体が崩壊しかけた煙が襲ってきたり、これは夢だったのだ。
夢の中のカイマンと向き合うニカイドウ。
カイマンはもういない、目の前のカイマンは幻なのだ。
夢の中のカイマンは、彼女がここから出るには、恐怖の象徴であるゼリーを倒さなければならないという。
捨て身の戦法でなんとかゼリーを倒した彼女。
そこでようやく目覚めた彼女。なんと2日も眠っていたそうだ。
川尻が言うには、己の恐怖に打ち勝つためのヘッドギアだったそうで、ニカイドウが魔法をうまく扱えないのは、何らかのトラウマ・恐怖が原因だと考え、彼女に仕掛けたのだそうだ。
栗鼠に変化はあったのかと聞かれ、ヘッドギアを外すと、悪魔の角が生えていたのだった。
漫画 「ドロヘドロ」14巻の感想①
魔法を使いこなすのが目的でしたが、ニカイドウの悪魔化が進んでしまいましたね。でも狙われやすい彼女にとっては良かったかも?ただハルのように人格が変わる可能性がありますね。
カイマン・十字目のボスは、アイが主人格で、会川は副産物なのでしょうか。その会川が記憶喪失となって、会川がベースのカイマンが誕生したということですかね。
ニカイドウが心の底から頼りにしている、大事な友人カイマンはもう存在せず、ただ記憶を共有している別の誰かしか残っていないのだとしたら、切ないですね。
このコミックの冒頭で、会川は自分にナイフを突き立て、体中を切り裂き自害したのですが、彼の努力虚しく普通に復活していました。いつかアイと会川は分離することができるのでしょうか。
14巻②はコチラ
それではここまで読んで下さってありがとうございました
また次回もお楽しみに