漫画「盗掘王」1話のネタバレと感想!あらすじまとめ

漫画アプリ・ピッコマで連載中の「盗掘王」漫画3B2S、脚色Yuns、原作sanji-jiksong、原題도굴왕 

現代に出没した神の墓。その中に存在する遺物は、人間に異能力を与える。異能力によって大金を得る者、世界を手に入れようとする者が現れ、そして次々と遺物を奪う「盗掘王」が現れた。しかし彼は利用するだけ利用され、捨てられる。カラスの異物と契約し15年前に生き返った彼は、過去の知識や記憶を活かし、様々な遺物を得て復讐の道を進む、アクションファンタジー漫画です。

毎週金曜日に最新話が更新されます。

現在、ピッコマにて10話まで一気読みできます。それ以降は23時間チャージで1話ずつ無料で読めます。

漫画「盗掘王」1話のネタバレ

不気味な彫像のある通路を、血まみれで這う一人の男。

クソジジイめ、あんな目にあわせやがって、こんなところでくたばることになるとは、と言う彼の目の前には、禍々しい大蛇がその大きな口を開け、彼を食わんとしていた。

彼、剛力遼河(38歳)の命は、たった今失われようとしていた。

何故こんなことになったのかは、15年前に遡る。

2025年、世界のあちこちで墓が突然出現した。

その墓の中には、神話、偉人、伝説、民話等の物語に登場するあらゆるモノ=遺物と呼ばれる存在がおり、その遺物のせいで世界が狂い始めたのだった。

遺物は所有者に異能力を与え、遺物のおかげで人生が変わった人物の話が広がり始めると、人はみな我先にと遺物を欲し始めた。

遼河も遅れて遺物探しを始め、苦労の末、墓と遺物の該博な知識を与えてくれる・考古学者の遺物を入手。

神の贈り物のような遺物、これさえあればどん底人生に終止符をうち、新たな実力者として名を轟かせることができると思ったのだが、動くのが遅すぎた。

先に遺物を入手した物達に遺物はほとんど占有されており、それ以外の人々はその者らの配下になるしかない世界ができあがっていたのだ。

そんな中、遼河は発掘能力を認められ、巨大企業TKBMにスカウトされる。

大河原泰政会長は、発掘に関し、遼河へのサポートを惜しまないと約束してくれたのだが、その分仕事はきつく、密輸や盗み、スパイ等の汚いこともしなければならなかった。

そして盗掘。発掘に特化した遼河の能力を活かして、接近禁止の墓に忍び込み、隠れた遺物をかっさらったのだ。

遼河の盗掘チームの実績は相当なもので、彼らのおかげで大河原会長は世界最強の人物となることができたのだ。

大河原会長の躍進の裏で、独占者にたかる蛆虫のようなものだと、遼河は後ろ指さされるようになった。

遺物のせいで狂った世界を生き抜くためには、耐えて働き続けるしかなかった。

だが、大河原会長にこのように裏切られるとは思わなかった。

今回の任務は大河原会長の罠で、遼河達の実力を驚異に感じ、彼らを死地においやったのだ。

部下たちはこの大蛇に食べられてしまった。

石を投げつけ、腹の中でお前を引き裂いてやると怒鳴る遼河。

そして大河原クソジジイ、鬼神となって死ぬまでお前を苦しめてやると叫ぶ。

すると、騒々しいなという声がどこからともなく聞こえ、大蛇は攻撃を止める。

今度は何だと空を睨む遼河に、俺の声が聞こえるのかと、声の主が反応する。

遺物の声はいつも聞こえる、どんな神の代物かしらないが、この蛇野郎をどかして俺を外に出せと、いう遼河。

そんな体で生き延びられると思っているのかと言い返された彼の体は、両脚食いちぎられた状態だった。

何とか命は繋げておいたが長くは持つまいと言う声の主。

これが下賤なお前の最期、稀代の才能を持ちながら時代にそぐわず苦しみもがき、身につけた小細工も使えぬまま死ぬのだと。

遼河は、こんな生き方望んでいたと思うのか、クソジジイめ絶対殺してやると叫ぶ。

大蛇は彼を飲み込もうとする。

だが、声の主は遼河を面白がり、確かにこのまま殺しては、その才能が惜しいと言って、その姿を現した。

チャンスをやろうと言って、天井から眩い光とともに現れたのは、4つ目の巨大なカラスだった。

一度真の玉座に座ってみろ、カラスがそう言うと、キイイインという音とともに、遼河の意識は遠のくのだった。

玉座が何だって言うんだ、何だったんだあれは、新手の遺物か英雄クラスのものかとブツブツ言いながら、遼河が目を開けると、自分の両脚が生えていることに気づく。

何故か椅子に座っていた彼は、自分の体が傷一つないことに気づき、驚き立ち上がる。

すると、自分の周囲が変な目でこちらを見ていることに気づく。

ここは警察署だ。

一人の警官が、何をブツブツ言っているんだ、早くお前の身元を言えと言う。

遼河はすみませんと言い、とりあえず座り直す。

だが、これはカラスの仕業だろうかと、まだ理解が追いつかずパニック状態だったので、警官の質問に答えられない。

警官は早く帰りたいのにと愚痴り、隣にいたもう一人の警官は、今年も帰宅できない運命だ、くたばれ2025年と愚痴った。

2025年のわけがないと、遼河が日付がわかるものを探すと、電光掲示板に2025年1月1日と表示されていた。

過去に戻ったようだ。

そういえば隣に座っている学生に見覚えがある。

酒に酔って絡んできたので、少し突き飛ばしたから警察の厄介になったのだと思い出す。

本当に15年前に戻ってきたのだろうかと、混乱する遼河。

そこでカラスの言葉を思い出す。

一度真の玉座に座ってみろ

2025年1月なら、まだ世界に遺物が出現する前で平和だった頃である。

高性能のランクの高い遺物も、まだ墓の中にある時期。

だとすれば、今度は自分がそれらを先に手に入れることができる。

これまでの知識と記憶はそのまま残っているから、それらを土台にして墓を荒らしたらどうなるかと、かつてないチャンスに嬉々として目が見開く遼河。

面白くなってきたと彼はほくそ笑むのだった。

漫画「盗掘王」1話の感想

この盗掘王は、韓国で結構人気の漫画のようなので、いつかピッコマで連載されないかなと思っていたものでした。

この作品について調べてみると、主人公が好青年ではなく、いい具合にクズな性格のようです。それでも人気があるのだから気になります(笑)

冒険ファンタジーではなく、復讐が軸の作品のようですね。散々遼河をこき使った上、惨たらしく始末しようとする大河原会長。復讐の鬼神と化した遼河に、同じように惨たらしいことをされるのでしょうか。

毎度のことなのですが、韓国原作の漫画は、何故か舞台を日本に変更してますよね。そのため登場人物の名前が日本名なのですが、一発で変換できないような凝った名前なんですよね。ネーミングに何か強いこだわりを感じます。

時代が変わっただけで、現在の名付けによくある名前なのかもしれないですが。

さて、遺物の声が聞こえる能力、これまで培った知識、記憶、それれらを維持したまま過去に戻された遼河。彼はどのように実力を身に着けていくのか、先が楽しみですね。


それではここまで読んで下さってありがとうございました

また次回もお楽しみに

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