漫画アプリ・ピッコマで連載中の「これはまぎれもない結婚詐欺ですっ!」原作BakHedam、漫画Pearjuice、脚色Jade、原題이건 명백한 사기결혼이다
伯爵令嬢に転生した主人公が、爵位を守るために1年だけの契約結婚する。お相手は超絶イケメンの情報ギルドのマスター。しかし彼の本当の正体は、狂気の殺人鬼「カリアード」。殺人鬼と彼女の甘い新婚生活を描く、恋愛漫画です。
毎週月曜日に最新話が更新されます。
前回のあらすじは、シュタントはレイリンに気づかずに行ってしまったため、デリスにシュタント探しをお願いするレイリン。
デリスは引き受けたものの、不機嫌そうだ。宰相が近くにるから会ってくると言って、デリスは宿を出る。
その頃シュタントは港にたたずみ、子供の頃初めてあったときにもう一目惚れしていたこと、
彼女に相応しい夫になるため努力していたが縁談を激しく拒絶され、親戚に問い詰められたこと、
放心状態で家を飛び出したが盗賊に襲われ、そこを現皇帝アシュエルに拾われたことを思い出していた。
詳しくはコチラにてまとめてあります
漫画「これはまぎれもない結婚詐欺ですっ!」27話のネタバレ
帝国に拾われた当時のシュタントの話。
シュタントは、帝国のために働き始めた。
帝国で偉くなれば、レイリンが振り向いてくれるのではという一心で、帝国に尽くした。
しかし大陸制覇を狙う帝国に尽くすことは、祖国ソペンを滅ぼすことに加担することになる。
そこでシュタントは、既に巨大な領地をもっている陛下が、何故ソペンのような小国を欲しがるのか理解できないと進言すると、皇帝は、領地ではなくソペンのどこかに存在している何かが必要なのだ、それを見つけられなければ真の征服ではないと答える。
さらにシュタントは、陛下は何故私を受け入れてくださったのか、ソペンの征服に必要だとは仰ったが、他に代わりのものはいたはずだと聞くと、指輪を2つ持っていた、片思い仲間だからとの理由だった。
皇帝には、メイド長ペルシル・ロヒタンという昔からの想い人がいる。
ペルシルは、20年あまり前に滅亡した王国の王女で、先代皇帝の側室だった。
彼女は皇帝の想いを拒み続けており、二人の関係は皇室内でも公然の秘密だ。
とある酒の席で酔った皇帝は、またペルシルにデートを断られたとぼやき、この年になるまでまだ童貞なのにとぐだり、シュタントは酒を吹き出す。
シュタントなら余の気持ちをわかってくれますよねと言う皇帝。
皇帝はシュタントを帝国に迎える前に、シュタントがレイリンに拒絶され家出したことを調べ上げていた。
長い片想いに苦しむ皇帝は、そんな共通点を持つシュタントをより重宝していたのだ。
シュタントと皇帝が飲んでいる席に、突然乱入してきたのが、酒瓶片手にふらついているカリアードだ。
鎮静剤をもっと寄越せと言って、酒をテーブルにドンと置くカリアード。
どうやら鎮静剤は酒のようである。
皇帝は酔っ払いながら、情報部の人に頼めと言っているでしょう、面倒ならいつも持ち歩けばいいと言い、使用人に酒を持ってくるよう指示をだす。
カリアードの目が赤く光り輝くのを見た皇帝は、もう薬効が切れてきているようだ、賢いシュタントならどうにかできないかと、話を振ってくる。
カリアードは運ばれてきた酒をグビグビ飲み始めた。
皇帝はヒソヒソと、いつもカリアードが乗り込んでくる、いい方法を見つけたらすぐにでも宰相に昇格させるからと、シュタントに相談する。
カリアードが飲んでいた鎮静剤と呼ばれる酒は、麻痺薬から作られたもので、常人なら微量でも致死量となる劇薬であった。
それがなければカリアードは制御できない存在だったのだ。
それからシュタントは、成分を凝縮させ持続力を携帯性を高めた、煙草型の鎮静剤を考案した。
この発明のおかげで、シュタントは帝国の宰相になった。
帝国に来てからシュタントが成し遂げた、都市区画法、住所システムの革新、教育制度の改編、煙草型鎮静剤、これらは全て昔レイリンが話してくれた、不思議な話を元に考案したものだ。
それほど彼女は、シュタントの人生に深く根付いており、彼はいつか彼女を迎えようと、一心でここまで這い上がったのだ。
そして現在。
港に立つシュタントは、これまでのことを思い出し、レイリンを想い胸が苦しくなる。
そこへ現れたのは、カリアード。
この悪魔さえいなければと、シュタントは拳を握る。
カリアードは、俺を呼び出した用件はと聞くと、伝えたいことがあるとシュタントは話し始めた。
まずは最近起きたサイクロンのことで、発生した場所はソペンと隣接した帝国領土で、人が少ない地域だったので人的被害が少なかった、だが、過去20年間のサイクロンの経路から、次のサイクロンは皇帝が言うようにソペンで起こる確率が高いということ。
で、と言うカリアードに、何を考えているのだと言うシュタント。
シュタントはこれまで、サイクロンがソペンで起こることを予期し、母国を守るために帝国に投降するよう国王を説得し続けていたのだが、カリアードが王や王族を全て殺した上、今度はソペンを自分の物にしだした、欲しいのは星の欠片ではなかったのかと、カリアードを問い詰める。
カリアードは、そこまで怒る理由はなんだ、リリンのためか、土地ならお前もソペン付近に大きな領地をもらったではないかと返す。
シュタントは、彼女をどうするつもりなのか、まさか世間で広まっている馬鹿げたデマは本当ではないだろうと突っ込むと、事実ならどうすると返される。
この殺人鬼が恋や愛などありえないと、頭が真っ白になるシュタント。
カリアードは、長生きしたければリリンに近づこうなどと思わぬことだと言い、赤い目でシュタントを睨む。
カリアードはカリアードで、レイリンがシュタントを切実に探そうとしていたことを思い出し、それほど大切な存在なのかとひっかかっていた。
するとシュタントが、あなたの方こそ気をつけてください、理由はわかってますよねと、カリアードに釘を刺すのだった。
漫画「これはまぎれもない結婚詐欺ですっ!」27話の感想
家出後のシュタントの動きがわかりましたね。片思い仲間ということから、皇帝に重宝されとことがキッカケで、元々持っていた才覚とレイリンからの知識を元に、一気に帝国の宰相まで上り詰めました。
いつかレイリンを迎えるために。
しかし悲しいことに、稀代の殺人鬼カリアードにレイリンを奪われてしまいます。全く手が出せない相手です。
そんなカリアードを手懐けている皇帝。普段は恋愛脳のボンボンにしか見えないですが、カリアードを味方にしている時点でかなりの切れ者なんでしょうね。彼を恐れることなく普通に接していますし。
シュタントを拾ったのはやはり気まぐれではなく、彼の才能をある程度見抜いていたのでしょう。
片思い仲間だからシュタントを重宝しているとされてましたが、敢えてそのような皇帝らしからぬ要素を全面に出すことで、相手の警戒心を解き、自分の味方につけているのかもしれないですね。かなり謎の人物です。
さて、レイリンを取り合うカリアードとシュタント。カリアードはもともと嫉妬しやすいので、シュタントを遠ざけようとします。
しかしシュタントもそこで折れることもなく、彼に気をつけろと警告しました。一体どういうことなのか、彼が殺人衝動を常に持っているからでしょうか、どんな理由なのか次回が気になりますね。
次回のエピソードはコチラ
それではここまで読んで下さってありがとうございました
また次回もお楽しみに