漫画アプリ・ピッコマで連載中の「これはまぎれもない結婚詐欺ですっ!」原作BakHedam、漫画Pearjuice、脚色Jade、原題이건 명백한 사기결혼이다
伯爵令嬢に転生した主人公が、爵位を守るために1年だけの契約結婚する。お相手は超絶イケメンの情報ギルドのマスター。しかし彼の本当の正体は、狂気の殺人鬼「カリアード」。殺人鬼と彼女の甘い新婚生活を描く、恋愛漫画です。
毎週月曜日に最新話が更新されます。
前回のあらすじは、皇宮に向かうレイリンとデリス。デリスの馬車は渋滞もフリーパスだ。それほどの権限があるのに、何故準男爵なのだろうか。
皇宮につき、二人が会場に足を踏み入れようとすると、使臣が、エフラン伯爵とカリアード様のご入場ですと声をあげた。
カリアードと聞き怖くなった彼女は、どこにいるのかわかるかと彼に聞くと、彼は吹き出す。怯える彼女はデリスにべったりくっつく。
ソペン王国出身の貴族らが現れ、会場の異様さに気づく。レイリンは挨拶し、デリスのイケメンぶりを見せつける。
そこへ、妻帯者にも関わらず、いつもレイリンにちょっかいを出してくるゲルウィン男爵が現れた。無礼なことばかり言うゲルウィンは、夫はどこにいるのかと彼女を冷やかすと、俺が夫だとデリスが彼女を抱き寄せるのだった。
詳しくはコチラにてまとめてあります
漫画「これはまぎれもない結婚詐欺ですっ!」15話のネタバレ
俺が夫だと名乗りでたデリス。
レイリンは抱き寄せられたことが嬉しい。
ソペン出身者は、彼女が王国を裏切り帝国人と結婚したことにざわつく。
そうは言っても、皆はもうデルファイス帝国人なのだ。
デリスは、ゲルウィンと親しいのかと聞く。
彼女が答える前に、ゲルウィンが、そちらがその容姿で彼女を惑わしてなければ、彼女の隣にいるのは自分だったと、うそぶく。
その瞬間、デリスはゲルウィンの首根っこを掴み、片手でもちあげた。
レイリンは驚き、死んでしまうとデリスに言うが、殺すつもりだとの答え。
その言葉に呆然とする彼女。
彼の冷たい赤い目を見て、レイリンは何かに気づくと、慌てて止める。
何故だと聞く彼。
確かにムカつくしキモいが、そんな理由で殺していいわけない。
誰か止めるものはいないのかと彼女は近衛兵を見るが、危険だから下がってと他の貴族を誘導しているだけだ。
どうして誰も止めないのだろう。
そして彼女の不安は確信へと変わる。
あれほどあの男と似ているのにどうして気づかなかったのか。
でも認めたくない彼女は、他人の空似かもしれないと、自分を誤魔化す。
とりあえずその汚物を放そうと、彼に声をかける。素直に応じるデリス。
ゲルウィンが床に落とされると、死んだのか、殺人鬼、あれがカリアードかと悲鳴があがった。
レイリンは恐る恐る、フルネームはデリス・カレイドだよねと聞くと、彼は違うと言う。
やっぱり、とショックで倒れそうになったレイリンの両脇を、デリスが持ち上げてくれる。
だが脇汗が出まくりで恥ずかしい彼女。
彼は、フルネームはデリス・エフランだろと微笑み、彼女を床におろす。
そういう意味ではない、旧姓はカリアードなのと彼女が聞くと、彼は少し沈黙した後、そうだと答えた。
これまでの周囲の反応に合点がいった彼女。
契約書書く前に気づけば良かった、面食いのせいでまた死ぬと絶望する。
だが、いつでも殺せたはずなのにそうしないのだから、何か目的があるはず、とりあえず契約の一年生き延びればいいのだと考え直す。
それにしても皇帝がまだ来ない、早く伯爵位を認めてもらわないと逃げられないと、彼女はキョロキョロ見回す。
デリスはそんな彼女を見て、怯える姿も可愛らしい、手放したくないと考えていた。
すると、使臣がやってきて、皇帝の勅令を発表した。
これより旧ソペン王国領土を、デリス・カリアード大公に授けること。
カリアード大公領に属する貴族たちには、皇帝の長き朋友である彼の手足となることで、皇帝への忠誠を証明すること。
以上を発表し、カリアードに気づいた使臣は大急ぎで消えた。
あまりの展開に理解が追いつかないレイリン。
デリスがこれで終わりかと呟くので、ソペンが自分の領土になったから私はもう不要、始末するということかと、レイリンは固くまぶたを閉じ、恐怖をこらえる。
だが、デリスはそんなつもりはなく、勅令も終わったから1曲踊ろうと、彼女に手を差し出した。
私を血祭りにあげる剣舞かと悪い方に考えたレイリンは、首を横にふり断る。
今日キレイなのに残念だなというデリス。
じゃあ帰るかと彼が言うので、せめて他の人が巻き添えにならないよう誰もいないところに行こうと思った彼女は、彼の手をとる。
彼の機嫌を損ねたら誰かが犠牲になるかもしれないと、彼女は彼とともに馬車へと向かう。モーゼの海割れのように、ぱっくり開けた群衆の間を抜けて。
乗ってきた美しい白い馬車。
お乗りくださいハニーと、デリスが彼女に微笑みを向けるが、自分の生死が気になるレイリンの気持ちは沈んだままだった。
漫画「これはまぎれもない結婚詐欺ですっ!」15話の感想
ついに、デリスがカリアードだとわかってしまったレイリン。
というか、あの赤い目、体格、整った顔立ちですぐわかりそうなものですが、どうしても認めたくないと、無意識に考えるのを拒否していたのでしょうね。
無差別に殺す人間ではないはず、と思いたいところですが、ゲルウィンをすぐ殺そうとしていたので殺人へのハードルが低いです。
これでは彼女も不安になって当たり前ですよね。常に彼の機嫌を保つことができるか、綱渡りの毎日になってしまいます。
デリス本人は、怯える姿も可愛いと、彼女にメロメロです。レイリンは彼がそれほど自分を好いているのがわからず不安になっているので、どんどんとアピールして彼女に理解してもらえるといいですね。
そして、レイリンは爵位を維持するのが目的でしたが、旧ソペン領全土を持つ大公の妻になってしまいました。いきなりの大出世ですが、あまりのことに混乱しますよね。
夫が殺人鬼とわかってしまったレイリン。今後どのように彼と生活していくのでしょうか。
次回のエピソードはコチラです
それではここまで読んで下さってありがとうございました
また次回もお楽しみに