漫画「皇帝の一人娘」170話の作品内容のネタバレと感想

漫画アプリ・ピッコマ、comicoで連載中の「皇帝の一人娘」原作YUNSUL(小説・황제의-외동딸)、漫画RINO

突然、血の皇帝と呼ばれる暴君の娘として転生してしまったアリアドネ(通称リア)。子供殺しも厭わない彼の元で生き抜いていくために、愛嬌を武器に生き抜いていく。

かわいい絵柄にパンチの効いたセリフが面白い、転生&恋愛ファンタジー漫画です。主人公のリアを中心に、彼女と関わる人との心の交流を描いています。

毎週日曜日に最新話が更新されます。

前回のあらすじは、リアの家出についてくるというハーベル。置いていくならばらすぞと言うので同行することに。

アシシ、ヴァル、グレシットをお伴に、アグリジェントからなるべく早く離れるよう、馬を飛ばし、浮遊船のあるアンシップまで移動。

アグリジェントでは皇都が封鎖され、リア探しが行われているそうだ。

ヴァルとアシシは夕食をとる場所を探しに行ったので、ハーベルと二人きりになってしまい、リアは気まずくなるのだった。

詳しくはコチラにてまとめてあります

漫画「皇帝の一人娘」170話のネタバレ

ハーベルに見つめられ、気まずくなったリアは、初めて家をでたので自分でやることが多く大変だ、と話題を作ってみる。

後悔しているのかと聞かれ、そうではなく、宮から出て人々の暮らしを見たのは初めてなので、楽しいのだと答える。

実際に目にした世界は想像していたものと違い、この世はパラダイスでもなければ、人が親切なわけでもないし、想像と現実の差が面白いと説明する。

前世も現世もさほど違いなくてほっとする。

アグリジェントへの幻想は薄れたが、おとぎ話に出てくるお姫様にならなくていいのだとわかり、肩の荷が降りた気分だ。

ハーベルは、カイテル皇帝がリアを閉じ込めていた理由、わかった気がすると言う。

その理由は何か聞いてもはぐらかすので、イラっとするリア。

そして一行は浮遊船乗り場へ。

浮遊船は文字通り、帆を張った船だった。

設備の整っていて、速度が速く、陸路で3年、海洋船で3ヶ月かかるアンシップとスヘルトーヘンボス間の移動が、たった3日しかかからないという。

ヴァルは何度乗っても楽しめると言い、リアも浮遊船を楽しむ。

旅慣れしているハーベルは理解できないようだ。

一方、アシシは船酔いをしており、口を押さえながら青ざめていた。

アシシは馬以外の交通手段は、全て乗り物酔いをする体質だったのだ。

辛いなら客室で休んではどうかとリアが声をかけるが、皇女様の傍にいなくてはと言い、吐き気をこらえるのだった。

そうしてようやくスヘルトーヘンボスに到着。

スヘルトーヘンボスには薄い膜がかかっており、それは北帝国の象徴である聖王の守護膜である。

ここは北帝国で栄えている都市の一つ衛星都市ロルランで、ここから上に1日馬車で進めば、帝国の首都イルミネンにでるそうだ。

首都にいくと顔見知りに会う危険があるので、1日観光したらすぐ他の都市に移動したいと言うリア。

ヴァルはリアに、アシシおじさんと観光してこいと言って、自分はハーベルと宿探しをすると勝手に決め、ハーベルを連れていった。

アシシとハーベルが一緒にいると空気が悪いので、ナイス判断だった。

残ったリアとアシシ。二人きりだとデートみたいだ。

市場を見ようとリアが声をかけると、アシシは、陛下が心配しているはずですと、彼女に言う。

わかっていると、答えるリア。

皇女様は心配でないのかと聞かれ、心配だけど帰りたい気持ちではない、思いっきり楽しめれば帰りたくなるかもと正直に話す。

アシシは、陛下もきっと黙ってはいないだろうと言うので、帝国の体裁のために家出したことはいいふらしたりはしないだろう、こっそり探して諦めるのではないかと言う。

諦めることはないだろうと言うアシシ。

世界が終わってもカイテルが私を諦めることはないかもしれないと同意する彼女は、楽しんだらちゃんと帰るから心配しないでと、アシシに話す。

アシシはわかってくれたようだ。

ところで、どうしてリアの家出にあっさり協力してくれたのかと彼に聞くと、ペルデルに頼まれたからだと答える。

ペルデルは、皇女様のようにご自身の考えをお持ちで好奇心旺盛な方は、閉じ込めておくべきじゃない、もっと自由にできるよう力にならないといけない、何をしてもやり遂げるお方だからお前が傍で力になって差し上げろと、アシシに頼んだのという。

ペルデルが自分のことをそんなに考えてくれたなんてと、リアは温かい気持ちになる。

私も同じように考えておりますと言うアシシ。

おそらく陛下もそうだろうが、子の巣立ちを見届けるのがまだ嫌なのだろうと言う。

子離れできないカイテルに、ため息をつくリア。

じゃあアシシは寂しくないのかと聞くと、彼は驚いた顔をして無言になった。

そしていきなり観光案内をすると言って、リアに背を向けスタスタ歩き始めた。

ちょっと待ってとリアが呼んでも、アシシは速歩きでどんどん進む。

追いかけるリアは、高貴そうな銀髪の青年にぶつかってしまうのだった。

漫画「皇帝の一人娘」170話の感想

ハーベルはよくリアをじーっと見るので、彼女は気まずいようです。二人きりになってしまいましたが、別に何もありませんでしたね。ただ彼女のことをよく知りたいようです。

そうしてどんどんアグリジェントから離れていくリア一行。乗り物酔いして護衛できなそうな護衛騎士アシシを連れ、アヒンのいる北帝国スヘルトーヘンボスまでやってきました。

アヒンは、ペルデルの甥っ子で、スヘルトーヘンボスの次期皇帝なんですよね。リアとはアグリジェントで会ったことがあり、彼のふんわりした態度にリアのいつもの調子が崩され、彼女は対応に結構苦労していました。リアの髪を触ってみたいという彼に、彼女は髪を触らせて、お互い赤面するというやり取りもありましたね。

今回の話の終わりで、リアが銀髪の青年にぶつかってますが、それがアヒンでしょうね。ハーベルの恋敵が出現です。

というかアシシはリアを置いていってはダメでしょう。それだけリアの言葉にパニックになったのでしょうけども。

子離れを認めたくない彼女を溺愛するカイテルとアシシ。一方、常に先を見据えているおおらかなペルデル。彼女は3人の父とも言える存在がいて幸せですね。


次回のエピソードはコチラ

それではここまで読んで下さってありがとうございました

また次回もお楽しみに

猫野: