ピッコマで配信している、アクション&転生&ファンタジーの漫画「帰還者の魔法は特別です」原作Usonan、漫画Wookjakga ( 귀환자의 마법은 특별해야 합니다 )
──人類を襲った最悪の災害・影の迷宮にて、最後まで生き残った6人のうちの1人デジール・アルマン。ラスボスの討伐に失敗し、人類は滅亡。死んだはずの彼は何故か13年前に転生した──
毎週木曜日に最新話が更新されます。
前回のあらすじは、アゼストはデジールより、基本スペックが明らかに高いのに、どうやっても彼に勝てないでいた。
それは圧倒的な経験量の差のせいだった。
魔法は逆算されるので、剣術で挑むが、それでも彼を倒すことができない。
デジールは、全力で戦おうと彼女を誘うと、アゼストは氷結玉座という魔法を発動するのだった。
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漫画「帰還者の魔法は特別です」36話のネタバレ
昇級戦を取材に来ている記者の一人が、魔剣士とはそれほど凄いのかと言うので、周囲にいたもの達はそんな事も知らないのかとざわつく。
取材を受けていたパグマン教授がそれに答える。
魔剣士とは、ただ単に魔法と剣を一緒に使うだけではないのだと。
例えば、この世に歩く人走る人の2種類がいたとすると、歩く人が魔法使い、走る人が剣士である。
歩くだけの人が走る人に追いつくわけがないので、その差を魔法で補うことで、ようやく追いつける。
だが、走る人が魔法も使えたら、走る人がさらに速くなり、互いの差はさらに開くことになる。
歩くことしかできない人が、魔法を使って速度を出したところで、敵うわけがないのだと。
そこが魔法使いの限界であり、魔剣士の偉大さなのである。
そう説明するパグマンや記者らが注目して観戦しているのが、デジールとアゼストの戦いだ。
アゼストが発動させた氷結玉座は、玉座を中心に周囲が凍てつき、彼女優位の空間・氷結宮殿を作り出す魔法だ。
これにより、この空間内は限りなく魔法を唱えることができる。
未来でも、ピンチになるとよくアゼストが使っていた魔法である。
数百個の魔法を同時に唱えることができ、本当に凄いとデジールは思う。
デジールはヒート・スキンという、体の表皮に熱を帯びるバフを使う。
とんでもない切り札を出してきたねと、アゼストに言うが、これぐらいでは俺は倒せないと、デジールは気圧されなかった。
デジールの足元の氷が、彼を突き刺そうと飛び出るが、彼は避ける。
避けた先の氷が、今度は盛り上がり彼の動きを封じ、頭上に現れたいくつもの魔法陣から氷の矢を放つ。
それを瞬時に全て逆算する彼。
それを見たアゼストは、どんなに素早く魔法を唱えても、即座に逆算されるため、どうやったら彼を倒せるのかと考え続ける。
デジールに逆算できない魔法は存在するのだろうか、彼に無いものは何か、彼女は考え、攻撃が止む。
これはデジールの狙い通りだった。
彼女をより強くするために、自分の戦闘で学んでもらうのだ。
すると、アゼストを中心に衝撃波が発生する。
デジールに逆算されないために、魔法の形態を固定しないこと、そして彼に無い特技の剣術を活かすこと。
彼女は剣に魔力を込めることを思いついたのだ。
彼女の剣はまばゆく光るのだった。
漫画「帰還者の魔法は特別です」36話の感想
魔剣士というのは、魔法と剣がバランスよく使える分どっちつかずで中途半端なイメージでしたが、ステータスが倍だと思うと、普通の魔法使いは敵わないですよね。
このような差があるからこそ、今までデジールはパーティーメンバーを守るために、あの手この手で正目衝突を避けて動いていたのでしょう。
そんな最強アゼストをさらに底上げしたいデジールは、どんどん彼女を煽ります。
そしてアゼストは、魔法を使いながらもデジールに逆算されない方法を思いつきました。さすがにこれはデジールもきついのではないでしょうか。
それでもアゼストに勝利するのか、彼女に負けてしまいシングルランカーが厳しくなるのか、どうなるのか楽しみですね。
まとめ
・魔剣士は、魔法と剣が使えるだけでなく、そもそもの能力が桁違いである
・アゼストは、無限に魔法が発動できる氷結宮殿という空間を作る
・どんな種類もどんな数も即座にデジールに逆算されてしまうので、魔法を固定せず剣に魔力を注ぐ方法を思いついた
次回のエピソードはコチラ
それではここまで読んで下さってありがとうございました
また次回もお楽しみに