漫画「よくあるファンタジー小説で崖っぷち妃として生き残る」23話のあらすじと感想!ネタバレ有り

漫画アプリ・ピッコマで連載中の「よくあるファンタジー小説で崖っぷち妃として生き残る」原作Nokki、作画AhBin、原題・양판소 주인공의 아내로 살아남기 

どこにでもありそうなファンタジー小説内の悪役で脇役、さらに悪妻のあまり次期皇帝の夫に処刑される妃、カナリアとして生まれ変わってしまった主人公。

そんな彼女が生き残っていくために奮闘する、異世界恋愛ファンタジー漫画です。

毎週金曜日に最新話が更新されます。

前回のあらすじは、カナリアを探すセザールは、ノアとカナリアの仲が怪しいとの噂を耳にし、さらに二人で仲良くダンスしているところを目撃してしまい、ショックを受ける。

落ち込んでいるセザールを見つけたカナリアは、テラスへと彼を連れ出す。花火があがり、二人で眺める。セザールはここに戻ってこれたことに安堵し、カナリアは離婚してもいいかなと気持ちが落ち着くのだった。

詳しくはコチラにてまとめてあります

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漫画「よくあるファンタジー小説で崖っぷち妃として生き残る」23話のネタバレ

帝国の皇帝ディートリヒは、グレイシーの父であるランカスター公爵に、元老会議の勢力について聞く。

未だエブゲニアの実家ファーンハム家が牽制を誇っていると答えるランカスター公爵。

庶民院の議員ほとんどを後援しており、元老会議の半数異常がファーンハム家の味方についている状況だ。

もし第一皇子セザールが皇位継承するとなれば激しく反発するに違いない。

そこで皇帝は、セザールと手を組んで下院選挙で勝利を収めるのは簡単だろうと提案する。

つまり10年前に断念した、セザールとグレイシーを再婚させようというものだった。

皇帝が暮らすのは太陽宮と呼ばれており、そこの応接間は許された者しか出入りできない。

そしてセザールは生まれて初めて、その応接間に招待されたのだった。

中に入ると、皇帝と、セザールの母・皇妃リリアが席についていた。

そして、皇族すら容易に出入りできないこの場所に、グレイシー・ランカスターも座っていたのだ。

皇帝は、元々セザールと縁談があったのはランカスター令嬢だし、こうして並んで座ると縁談がまとまらなかったことを後悔するほどに、二人はお似合いに見えると話す。

皇妃はどうかと聞かれ、陛下のおっしゃる通りと答える。

では君たちに聞こう、縁を結び直してはどうか、と皇帝は問う。

グレイシーは、皇子には正妃がいると答えると、離婚という制度があると言われる。

イースター家の娘は、皇子の妻にふさわしい身分とは言えず、後ろ盾は皇后とファーンハム家だから、皇子にとっても気がかりだろうと話す皇帝。

セザールは、彼女は何の罪も犯していない、罪のない正妃を追い出せばどうなることかと反論するが、世間知らずだなと窘められる。

理由はいくらでも後付できる、セザールが出征している間不貞を働いたかもしれないのだと、皇帝は言うので、セザールは怒りのあまり、机を叩いて立ち上がった。

しかし彼グッとこらえ、自分が戻ってきてからまだ半月も経っていないので、もう少し待ってから話し合うのがいいと提案する。

皇帝はそれを認め、今日はセザールが無事帰還したことを祝って、晩餐を楽しもうと言う。

その後、セザールとグレイシーは通路を歩いていた。

グレイシーは、心は決まっているようだが、縁談のことはどう考えているのかと彼に聞く。

セザールは正直に言って良いか前置きし、あり得ない話だと答える。

同感だったグレイシーは、クスっと笑い、なぜ未だに私に夫はおろか、婚約者もいないのかおわかりですかと聞く。

自分の父は、セザールの初勝利の報せを聞いてから、グレイシーと結婚させたセザールを皇帝にする計画を立てたのだという。

太陽宮でそんな突っ込んだ話をするのはと、慌てるセザール。

グレイシーは、そんな父が、私と皇子に結婚する気が全くないことを知ってショックで倒れるのを想像するのは面白くないかと言う。

冗談のつもりかと、戸惑うセザール。

私は至って本気だ、近いうちに、第一皇子と結婚する気が全くないと、父に話すのだと言うグレイシー。

セザールは、いつも本心が見えなかった彼女の、本当の姿を見た気がした。

いつもは偽りの姿だったのだな、こちらの方が自然でいいと言うセザールに、お二人ともよく似てらっしゃると、グレイシーはクスっと笑う。

何気ない言葉で、人の心を揺さぶるところがそっくりだなと、カナリアを思い浮かべたのだ。

いいパートナーになさそうだから、また今度お目にかかるのを楽しみにしていると言って、グレイシーは帰っていった。

そこへ使用人が、セザールの馬車の準備ができたので、宮殿に戻るかと聞きにきた。

彼は、今すぐカナリアの所へ向かうと答えるのだった。

漫画「よくあるファンタジー小説で崖っぷち妃として生き残る」23話の感想

原作では、セザールの意志でカナリアと離婚し、彼女を処刑していましたが、実際にはセザールはカナリアが愛しくてたまらないので、全く離婚の意志がありません。

しかし原作の設定という運命の流れが、どうしても彼らに離婚を迫ってきます。しかも皇帝の提案=指示という、断りづらい状況です。

カナリアの存在が、大きく物語を変えてきているので、セザールもグレイシーもその気はありません。二人でタッグを組んで反発してくれそうです。

問題は、肝心のカナリアに離婚の意志があることですね。原作の流れにうまく乗れば、生存できるからです。そして、セザールの足を引っ張りたくないのでしょう。自分はあくまで、脇役の悪役だという思い込みがあるので、彼のために皇宮から出るつもりなのだと思います。

さて、セザールはカナリアの所に向かいますが、どう切り出すのでしょうか。カナリアは前回、離婚しても大丈夫かなと気持ちに踏ん切りがついたようなので、二人の会話がどういう風になるのか楽しみですね。


次回のエピソードはコチラ

それではここまで読んで下さってありがとうございました

また次回もお楽しみに

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