漫画アプリ・ピッコマ、LINEマンガで連載中の「ある日、お姫様になってしまった件について」作家Spoon、Plutus、原題・어느 날 공주가 되어버렸다
ある日突然、姫に生まれ変わってしまった主人公。しかも実父に殺される運命の姫に。血も涙もない冷血な皇帝クロードの娘として生まれ変わってしまった主人公が、生き残るために奮闘する異世界転生ファンタジー漫画です。
毎週日曜日に最新話が更新されます。
前回のあらすじは、何故かクロードとお茶をすることになったアタナシア。
いつ殺されるのかと不安でたまらない。
そしてその予感は的中し、俺が誰かわかっているのか、その問いにうまく答えなければならないのだった。
詳しくはコチラにてまとめてあります
漫画「ある日、お姫様になってしまった件について」8話のネタバレ
クロードの問いに固まるアタナシア。
小説には書かれていなかっただけで、9歳のアタナシアもこのように彼に試されたのだろうか。
なかなか答えない彼女の答えを待つクロードは、急かすように、指でソファーをトントンと叩き始めた。
思わず、お父様、と言ってしまうアタナシア。
尊く偉大なるオベリアの皇帝陛下と言えばよかった、お世辞でも言えばよかったと、頭の中は大パニックだ。
しかしクロードの反応はまんざらでもない。
クロードは天真爛漫なジェニットを気に入っていたのだからと、彼の興味をひくために、パパ、と呼んでみる。
しかし無反応のため、これが正解か不正解かわからず、心臓はバクバクする。
もうどうにでもなれと思った彼女は、満面の笑みで、パパ、と愛らしく呼びかけた。
結果、彼女は生き残った。
その頃、部屋で寝ていたアタナシアが消えたことで、ルビー宮は大騒ぎになっていた。
そこへ、皇帝直属の護衛騎士フィリックスがアタナシアを抱き抱え、連れ帰ってきた。
誘拐犯めとフィリックスを睨むリリー。
アタナシアは、彼がクロードと二人きりにした腹いせに、その場を取り持たず放置する。
フィリックスは思いがけないことを口にした。
陛下が近いうちに、また彼女を呼ぶつもりなのだと。
驚く侍女たちは、恐怖半分嬉しさ半分で、なんとも言えないそわそわした様子だ。
クロードはどういうつもりなのか、興味を持たれたくないアタナシアだったが、運命はそう思い通りにならなかった。
とりあえず彼女は、胃もたれしていたケーキを吐き出すのだった。
深夜、アタナシアは、死ぬまでクロードに見つからずルビー宮に閉じこもるというプランAを、失敗だと紙に書いていた。
9歳の誕生日だけ気を付ければいいと甘く見ていたためだ。
まさか皇后宮より、後宮のほうが皇帝宮より近いとは思わなかった。
18歳までに逃走資金を貯め宮の外へ逃げるプランBは、まだ可能性が残っていた。
4年も早くクロードに出会ってしまったが、今すぐ殺しそうではなかった。
まだ逃走資金を集め続けたほうがいいのか、脱出するときはメイドに変装しないととあれこれ考える。
そしてクロードに一生懸命愛想を振りまいて、彼の愛をゲットするというプランC。
その文字を見て現実逃避しそうになるが、決して不可能ではないはず。
原作の内容も知っているし、愛されなくても、殺されない程度には仲良くなれるはずだ。
しかしパパと呼び、彼に愛想を振りまいたことが恥ずかしくて悶える。
この黒歴史と恥ずかしさは未来への投資だと、プランBとCの同時進行で生き残ることにしたアタナシアなのだった。
漫画「ある日、お姫様になってしまった件について」8話の感想
ジェニットのように、クロード相手でも怖じ気ず愛想を振りまくことで、生き残ることができましたね。
クロードが求めているものは、お世辞や忠誠ではないようです。
見返りを求めない純粋な愛が欲しいようなので、兄を殺した彼にも色々複雑な人生があり、そのせいで今のように冷酷な人間になってしまったのでしょう。無意識にその傷を癒そうとしているのかもしれないですね。
無事生きのこれたアタナシアですが、クロードに興味を持たれたため、今後も呼び出される生活が決まってしまいました。
次回は胃もたれせずケーキを食べることができるのでしょうか。
この漫画は既にコミックが2巻まで出ています。先が気になる方はこちらも検討してみてください。
1巻(~10話)、2巻(11~19話)の収録内容です。
次回のエピソードはコチラ
それではここまで読んで下さってありがとうございました
また次回もお楽しみに