漫画「蘭若」プロローグのあらすじと感想!ネタバレ有り

漫画アプリ・LINEマンガで連載中の「蘭若」原作Hyunjoo Jeong・作画Jinhwn Park

LINEマンガのオリジナルなので、LINEマンガでしか読めません。 LINEマンガアプリにて、無料で閲覧できます 。

真実を見極める眼を持つ売れない小説家・龍斎と、蘭若町で出会った美少女・小倩が異世界の脅威に立ち向かう、アクション&妖怪ファンタジー作品です。

毎週土曜に最新話が更新されます

漫画「蘭若」プロローグのあらすじ

とある寺院。赤い髪の女性が「待っておるぞ」と言う。

そんな同じ夢を見続けるのは、売れない小説家の楊龍斎(やなぎりょうさい)家賃滞納中。

彼の住む周辺は、子供の失踪事件が多発していた。

友人の神田七福からのすすめで、荷物運びの単発バイトをやることになる。

バイト場所へ向かう途中に、路上占い師から強引に占われ、捜し物は木の根元の穴の中と言われる。

公園イベントでのバイト中、一休みしていると、福田というバイト先の女性が差し入れをくれた。

その福田が、顧客情報の入ったUSBを紛失したため、全員で探すことになる。

龍斎は、木の根元の穴に向かって、小鳥の足跡が続いているのに気づき、さらに占い師の言葉を思い出す。

言葉通り、USBが見つかった。

その占い師にまた会いにいった龍斎は、いつも見る夢の話を相談しにいくが、はぐらかされてしまう。

真実が見える目を何故持ち歩かないのかと言われ、ある過去のことを思い出す彼。

占い師は、その目を必ず持ち歩け、このままだと死ぬかもしれないからその目で見えたことだけ話せ、そうすればきっと助かる、と言う。

そして、夢の女性を探したければ、これ以上逃げてはダメだと。

さらに占い師は、彼の両手首をぎゅっと握り、これが役にたつことを願っておるぞ、と口調を変える。

家に帰り、引き出しから、真実が見える目だという赤い丸メガネを取り出す。

そこへ神田経由で、福田から呼び出しが入る。

ギャラリー併設のカフェで、今日のお礼でご馳走したいという福田。

福田に着信が入り離席したので、2階のギャラリーを見学しに行く。

絵に興味はなかったが、夢でよく見る寺院が描かれた掛け軸を見つける。

あの寺院と、その前でぼんやり立つ数人の子供の絵だ。

子供の絵は小さくてよく見えないため、なんとなく赤メガネをかける。

そこへ福田が戻ってきた。

この絵について聞こうと彼女の方を向くと、雀人間に変化していた。

怪物に見えるが、声は先程の女性のものだと、混乱する龍斎。

この絵は画中仙のもので、絵を自由に出入りできる仙女のために描かれたと説明する、雀妖怪の福田。

仙女を追って入った青年が絵の中で彷徨いつづけている言い伝えがあるから、この絵に描いてある人物も生きているかもしれないと、笑う福田。

赤メガネ越しだと彼女は妖怪に見え、足も完全に鳥のものだ。

占い師の言葉を思い出し、見えたことだけ話そうと決める。

人間と暮らすのは大変だろうと彼が言うと、ギョロっとこちらを見る雀妖怪。

彼は焦るが、貴方も妖怪なのねと雀は微笑む。

盗んだのが人間にばれたのかと思った、危うく同族殺しをするとこだったと。

寺院の名前は蘭若寺(らんにゃじ)と教えてもらう。

絵の中の子供は、彼女が集めてきたというので、逆に引き戻すこともできるのかと聞くと、龍斎が人間だとバレてしまう。

掛け軸に叩きつけられる彼。

戻す方法は画中仙しか知らないと福田は言い、どうせここに閉じ込めるつもりだったと、彼を掛け軸の中に入れようとする。

絵に身体が吸い込まれ始め、このまま終わりかと観念しそうな彼だったが、夢の女性を思い出し、まだ諦められないと気を取り直す。

すると占い師に握られた手首が、御札の文様を浮かべながら青く光り始めた。

福田は烙印だと言って驚く。

呪われると言って、慌てて人間の姿から雀に変形し、窓から逃げ去る。

烙印とは、この模様は何かと、混乱する龍斎。

彼は施設時代を思い出していた。

血まみれの手で、幼い彼の頬を触る院長。

何か良くないことが有るといつも自分のせいにしてしまうが、今回だけは絶対に自分を責めてはいけないと話すその女性は、腹部から血を流し死ぬ寸前だった。

二人がいる道路には、他の子供や大人の死体も無残に転がっていた。

院長先生、これからどうすればいいんだと、頭を抱える龍斎。

ハっと掛け軸の中に子供が閉じ込められていることを思い出す。

それと同時に、あの雀福田が、取り出す方法は画中仙しか知らないと言っていたことも思い出し、何もできないのかと掛け軸を殴る。

しかし、彼の文様が光ると、拳が掛け軸の中に入った。

手に何かが触れるので、引っ張ってみると、中から子供を引きずり出すことができたのだった。

翌日、疾走した子供がギャラリーで発見されたとニュースになった。

子どもたちの証言がまちまちなため、容疑者の特定は難しく、さらに周辺の防犯カメラには異常が確認されたと、アナウンサーが説明している。

そのニュースを見て、自分の話はでてないのを確認する龍斎。

腕にはあの文様がまだ残っている。光ってはいないが黒く浮き出たままだ。

彼のパソコンには、蘭若町周辺での幽霊絡みの失踪事件の記事が表示されており、もう行くしか無いと決断しようとしていた。

あの占い師にまた聞いてみようと、その占い師の場所へ向かうが、そこには何もなく、近所の住民にもそんな人物一度も見たことないと言われる。

壁には、あの占い師の古ぼけた絵が貼ってあるだけだ。

彼が住人にしつこく聞いている間に、その絵は自然に燃え始め、跡形もなく消えるのだった。

漫画「蘭若」プロローグの感想

龍斎は孤児で、ある事件の生き残りのようですね。孤児院の殆どは殺されてしまったのでしょうか。その時見につけていた、赤い丸メガネが真実を見極める眼とのことです。

シリアスなんですけど、メガネのデザインのせいで、やや間の抜けた顔に見える主人公。

龍斎はタレ目なので、ますます緊迫感のない見た目ですが、話が重かったりホラーやグロがきつい部分があるので、重苦しくしないためのデザインなのでしょうか。(次回からホラー度が増します)

また、今回の内容ですが、掛け軸の子供だけでも助かって良かったです。

雀妖怪の福田は、初っ端から龍斎に近づいてましたが、彼は妖怪に好かれやすいとかあるのでしょうか。占い師のことにしても、まだまだ序盤すぎて、謎ばかりですね。今後の展開が楽しみです。

このマンガは、絵がとてもキレイで見やすく、さらにホラーなところはゾワっとする上手さです。

ホラー耐性がある方は、是非アプリで読んでみてください。


次回のエピソードはコチラ

それではここまで読んで下さってありがとうございました

また次回もお楽しみに

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