漫画アプリ・ピッコマで連載している「皇子よそなたの願いを叶えよう」
作画 Ant Studio、原作 Mokgamgi(황자, 네 무엇이 되고 싶으냐?)、韓国発の恋愛転生漫画で、ファンタジー小説家が自分の小説内に転送される物語です。
毎週木曜に最新話が更新されます
前回のあらすじは、第二2皇子アイゼ・ヴァインと遭遇したバソ。足をくじいた彼女を抱き上げるヴァインに、降ろせと言いながら現れたのは、カイト。
言い争うヴァインとカイトは、今度こそ息の根をとめてやると決闘になる。それを怒鳴って止めたのは謎の騎士だった。
詳しくはコチラにてまとめてあります
漫画「皇子よそなたの願いを叶えよう」27話のネタバレ
現れたのは近衛隊長だった。
皇命なので剣を収めるよういう近衛隊長。
武器はしまったものの、皇命ではなく第一皇子である兄の命令だろうと、突っかかるヴァイン。
兄にたまには遊びに来るよう伝えてよ、城に閉じこもっていたら退屈だろうし、と軽口を叩く。
気になることがあるなら、皇宮を守るべき近衛隊長を雑用に使うのではなく、直接くるように、とのヴァインの皮肉を怒鳴って止める近衛隊長。
いくら第2皇子でも、これ以上皇帝陛下と皇宮を侮辱することは許さないという。
離婚してストレスたまってるから仕方ないとぼやくヴァイン。
近衛隊長は、カイトにも、これ以上ペアラッセンの品格を落とさないよう、馬車に戻るよう促す。
言われなくても、とカイトはバソを連れその場を離れようとするが、見慣れないバソを不審に思った近衛隊長が彼女を引きとめる。
カイトは俺の兵士だと、バソは最近配属されたのだと言い訳するが、最近第3皇子の城に派遣されたものはいなかったはずだと、この顔にも見覚えがないとじろじろ彼女をみる隊長。
まずい、というカイトの表情。
そこでバソは、士官学校の出身ではなく、傭兵団所属の義勇兵なのです、と答える。
北の森で山賊たちに家族の命を奪われ、孤独に生きていたところ、偶然傭兵募集の案内を見たのだと、スラスラと説明する。
騎士団長が最近導入した制度かと、納得する近衛隊長。
山賊掃討のための傭兵に志願したと、ハキハキ答える彼女。
近衛隊長は、本当かとカイトに確認し、カイトはその通りだと誤魔化す。
名前を聞かれ、バソと答えた彼女は、近衛隊長に納得してもらい、解放される。
バソの馬は逃げてしまったので、カイトの乗ってきた馬に一緒に乗るしか無い。
ペアラッセンの兵制度を俺よりもよく知っているなと、まぁ当然かと言うカイト。
傭兵団の設定は、ドルンを目立たせるためだけの設定だったが、こんなとこで役に立つとは。
そして現代の暮らしを思い出し、カフェで冷たいアイスコーヒーを飲みたいと呟く彼女。
今何て言ったのと、いきなり後ろからヴァインが現れる。何でも無いと誤魔化すバソ。
兄の命令だから大人しく城に戻れというカイトに、あのカタブツの近衛隊長に邪魔されなければとヴァインが言い、また険悪なムードになる二人。
ヴァインは、こんな神経質な男の部下になり荒れ果てた地で働くぐらいなら、俺の城に来るといいと、バソを誘う。
そして耳元で、お嬢さんのように美しい女性なら大歓迎だと囁く。
ムカっとしたバソは、お言葉は有り難いのですが、自分には自分の任務があるのでと断り、振り向きざまに剣の鞘を、彼のスネに当てる。
それを見て、プっと笑うカイト。
スネを押さえ痛みを堪えるヴァインに、城で会おうと告げ、馬に相乗りして去るバソとカイト。
兵士らがヴァインに怪我はないかと集まる。
しかしヴァインは、そんなことより、バソの言った言葉が気になるのだった。
馬を走らす二人。
バソは、魔物は一人で静かに処理しようと思ったと話し、カイトは、置いてきた王女の説得はペラトがうまくやっているはずだと話す。
そして、お前が書いた小説の主人公にあった気分はどうだ、と聞く。
バソはわざとらしく、ヴァインは想像以上にかっこよくて優しくて、明るくてというので、面白く無さそうなカイト。
でも、気に食わない、と付け足すバソ。
せっかくあんなにかっこよく書いてあげたのに浮気するだなんて、しかも離婚までしたくせにあの態度は何なのかと、何様なのかと怒る。
だから足に剣をぶつけたのかと聞くカイトに、本当はぶん殴ってあげたかったけど我慢したのと言う。
カイトはフっと微笑み、前に乗るバソの背中にそっと、もたれかかった。
何してるのと、顔が真っ赤になる彼女。
疲れたからお前が引けと、手綱を彼女に渡す。
もう少ししたら着くから、それまで休ませてくれと、彼女の背中に身を寄せる。
バソは胸が高鳴り赤面しながらも、そのまま馬を走らせる。
カイトは目を閉じ、微笑みながら彼女に身を委ねるのだった。
漫画「皇子よそなたの願いを叶えよう」27話の感想
なんか暑苦しそうな人物は、近衛隊長でした。
兵士一人ひとりの顔を覚えているようで、危うくバソが捕まるところでしたが、さすが原作者だけあって、スラスラとそれっぽいことを話し、危機を脱します。
しかし、ヴァインに、カフェでアイスコーヒーを聞かれてしまいました。ヴァインは現実世界から転生された人物ですので、バソの言葉を理解しています。
自分と同じ転生者なのかと疑われると思うので、今後彼女が動きづらくなるかもしれません。
しかもスネ、弁慶の泣き所を思いっきり叩いたので、目をつけられないわけ無いですね(笑)
カイト的には、自分は悪役、ヴァインは主人公なので、バソにヴァインの方がより愛されているのではと気になっていたようですね。
しかしそれは杞憂に終わり、ホッとしたカイトは彼女に身を寄せます。
カイトの微笑みと、バソのなんとも言えない表情がとてもいい雰囲気で、この王道感がたまらないですね。二人の距離がじわじわ進んでいくのが楽しみです。
まとめ
・現れたのは皇宮を守る近衛隊の隊長。兄弟喧嘩を止めさせる
・バソが呟いたカフェでアイスコーヒーを、転生者のヴァインに聞かれてしまう
・バソが誰にでも平等なのを知ったカイトは微笑み、彼女の背中に身を寄せる
それではここまで読んで下さってありがとうございました
また次回もお楽しみに