漫画アプリ・ピッコマにて連載している「俺だけレベルアップな件」
──現実世界に突如として現れる異世界とのゲート、それに入りモンスターを討伐する覚醒したものハンター。ハンターはゲートでの戦闘で対価を得るが誰しもが強者ではなく、主人公の旬は人類最弱兵器と呼ばれる有様。そんな彼がとあるダンジョンがキッカケで一人だけ成長していく──
毎週金曜日に最新話が公開されます。
前回のあらすじは、転職クエストを始めた旬。
出現モンスターは色々な攻撃タイプの人型で、全ての能力値が必要であった。さらにレベル上昇時やポーション等の回復使えない制限があり、旬は苦戦する。
ようやくボス部屋にたどり着いた旬だが、現れたボスは、カルテノン神殿で感じた冷たいオーラを持つ紅い鎧の騎士であった。
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漫画「俺だけレベルアップな件」39話のネタバレ
旬の目の前に現れたのは、騎士団長・紅血のイグリット。
名前の色が赤黒く表示され、今までの敵とは違い、かなり手強い相手である。
主のいない玉座を守るナイト・イグリットは、大剣を持っており、旬に斬りかかってきた。
避けた旬の後ろで、巨大な柱が粉々に砕ける。
旬の攻撃は鎧に弾かれ、避けることしかできない。
イグリットの攻撃は鋭く、その回避行動だけでもやっとだ。
鎧による速度低下は、筋力が80未満のときだ。
イグリットは低下を受けておらず、しかも破壊力もある。少なくとも筋力が80以上あることは間違いない。
筋力、速度、防御力、全てを兼ね備えたイグリットに、勝つすべはあるのだろうか。
想像以上の強敵だ。
鎧の中までダメージを与えるには、圧倒的に不利だがこれしかないと、旬は短刀をしまい素手になる。
旬の行動を見たイグリットは首をかしげ、大剣を床に突き刺し、マントを外す。
さらに短剣が収まった腰ベルトをはずし、身軽になる。
旬に合わせ、素手での格闘に挑むようだ。
騎士道のつもりか、余裕こいてるなと、旬はイラッとする。
身軽になったイグリットは恐るべき速さで近寄り、旬の襟首をつかみ、壁に投げつける。
衝撃で壁がえぐれ、苦痛に顔がゆがむ旬。
しかし休む間もなく、イグリットの拳が彼の胴体に突き刺さる。
すんでのところで、両腕で防御する旬だが、そのままさらに壁に押し込まれてしまう。
衝撃とともにその場から脱出する旬。
ガードしたのに体力が500は減ったようだ。
防具をつけておいて正解だったと思う旬。
その腕は赤黒く変色してしまっていたが、まともにくらっていたら死んでいただろう。
砂埃の中、その目を光らせ、歩いて近寄ってくるイグリット。
剣を捨てても強すぎる、このような敵相手に、どう戦えばいいのだろうか。
攻撃力で負けても速度で勝てばまだいけるかもしれないと、スキル・疾走を使い、イグリットの胴に一撃いれる旬。
イグリットはひるまず、旬に肘を振り下ろす。
旬はなんとか弾き、お互い激しい打撃の応酬になる。
大きく振りかぶった旬を、イグリットが地面に叩きつけるように殴り、回転する旬の身体。
旬の体力が30%以下になったため、スキル・根性が発動し、被ダメージが50%減少になった。
このパッシブスキルで防御力が上がったから、諦めなければいけるかもしれないと、イグリットの顔面に蹴りを打ち込む旬。
しかしイグリットは動じず、旬の脚をそのまま掴むと、宙吊りになった彼の身体に薙ぎ払うように拳を入れ、壁に弾き飛ばす。
激しく壁に叩きつけられた旬。
息も絶え絶えな旬は、玉座の上に崩れ落ちるのだった。
漫画「俺だけレベルアップな件」39話の感想
敵の名前が赤黒く表示されただけあって、かなりの強敵でしたね。全ての能力値が旬を上回っているようです。
短刀をしまった旬を見て、自身の装備を外したので、モブではなくそれなりの知能があるようですね。
これまで、旬と対峙してきた右京や道門は、彼に対しこのようにどうにもならない焦燥感を感じていたでしょうね。旬にそれが返ってきたようです。
久々に余裕がなく、死にそうな旬。ここまで格上の相手に、彼は勝つことができるのでしょうか。
また、旬は玉座に吹っ飛ばされて座るようにもたれてましたが、まるで彼の未来のようですね。いつか圧倒的な力を持ち、覇者になりそうです。
まとめ
・現れた敵は、強敵であるサインの赤黒い文字で示された、騎士団長・紅血のイグリット
・短刀は効かない上、破壊力も速度もあり、素手での戦闘も敵わない
・壁に叩きつけられ瀕死の旬は、誰もいない玉座の上に崩れ落ちる
次回のエピソードはコチラ
それではここまで読んで下さってありがとうございました
また次回もお楽しみに