無料漫画アプリ・ピッコマにて連載中の「捨てられた皇妃」
漫画 iNA氏、 原作 Yuna 氏の韓国漫画です。
──主人公のアリスティアは、神のお告げの子とされ皇后となるべく育てられたものの、別の少女が現れ次位である皇妃に落とされる。そして愛する皇帝には虐げられ最後には反逆罪に問われ処刑される。
しかし神によって時間が戻され、自身の9歳の子供時代へと転生し、悲劇の運命を回避するべくやり直すという、転生がベースの恋愛ファンタジー作品──
毎週土曜日に最新話が更新されます
前回のあらすじは、ルブリスは冬が来るので、他国に隙を見せることになろうとも、帝都に戻ろうとしていた。
一方アリスティアは、騎士団長補佐菅として毎日忙しく過ごしていた。ふと真っ赤な髪は目に入り、カルセインだと思い追いかけるも、彼の兄カイシアンだった。カイシアンから、カルセインは必死に剣術の訓練をしていると聞き、自分もカルセインも、アレンディスもまた忙しく、そうそう会えないのだと寂しく感じる彼女。
その頃、モニーク邸では、アリスティア宛に届くアレンディスからの手紙を、ケイルアンが隠していた。そして娘は皇太子の婚約者なのだから交際は諦めろと、アレンディスに手紙を送った。
激高したアレンディスは、モニーク家の支持する皇室派から抜けて、貴族派に移ると決めたのだった。
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漫画「捨てられた皇妃」最新話63話のネタバレ
アリスティアは屋敷で書類を書こうとすると、インクが切れていることに気づく。
机の引き出しを開けインクを探すが、ふと引き出しの中に束ねられた緑色の封書の塊が目に入った。
彼女が領地にいる間、アレンディスから届いた手紙の束である。
アリスティアは侍女のリナに、ベリータ公爵からの手紙とか届いていないのかと聞く。
帝都に戻る前は毎週手紙をくれたのに、最近では一切手紙がこなくなり、長い間音沙汰ないのだ。さすがにおかしい。
アレンディスからの手紙が、他の人への手紙と混ざってはいないか確認してほしいとアリスティアが言うと、何も届いてなかったと、しどろもどろに答えるリナ。
様子がおかしいので、何か隠し事をしていることに気づき、怒らないから正直に話してと、アリスティアはリナをまっすぐ見る。
始めは誤魔化そうとしたリナだが、手紙が何度も来ていたと正直に話し始めた。
そしてご主人様であるケイルアンが、アリスティアには黙っているよう命じたのだと。
なぜ、とアリスティアが聞くと、しばらくは勉強に集中するためにアリスティア自身が手紙を望んでいないのだ、と説明を受けたことを話すリナ。リナはアリスティアに謝る。
ケイルアンがしたことを考えるアリスティア。
そして出かけるからと、リナに支度を頼むのだった。
向かった先はベリータ公爵邸。
屋敷に伺うと、出迎えてくれたのがベリータ公爵夫人だった。
突然来たことを謝るアリスティアに、むしろ待っていたと言う夫人。
アレンディスの部屋まで案内してもらう中、どうしてケイルアンが手紙を隠したのか、前からアレンディスと仲良くなるのを嫌がってはいたが、まさかアリスティアに何も言わず連絡を断ち切るなんてと、考えていた。
アレンディスの部屋の前に着き、ドアをノックするアリスティア。
すると、まるで聞いたことないような冷たい別人のような声で、何しに来たと、アレンディスが部屋の奥で背を向け苛立っていた。
その声を聞いて、彼女が何の返事も出さなかったから怒っているのだと、彼女はショックを受ける。
今すぐ出ていけと、アレンディスが振り返ると、そこにいたのは、愛しいアリスティア。
アレンディスは呆気に取られ、言葉を失う。
しかしため息をつき、また幻覚か、かなり疲れが溜まっているようだと呟く。
あるいは、幻覚でもいいから君に会いたいのかもしれないと、寂しそうに笑うアレンディス。
そして、連絡がないけど僕のことを忘れてしまったのか、それともまだ僕のことを許せないのか、と言い彼はまた背を向ける。
アリスティアは思わず、アレン、私よ、と叫んだ。
驚き立ち上がり、彼女に歩み寄るアレンディス。
ティア、本当に、と言いながらその手を彼女の頬に触れようと伸ばしてくるが、無意識に避けてしまう彼女。
アレンディスは悲しそうに目を伏せる。
何故避けてしまうのかと、自分の行動に呆れる彼女は、アレンディスの手を握りしめ、もっと早く会いにきたかったのだけど忙しすぎて遅くなってしまったと詫びる。
本当にごめんね許して、と彼を見つめるアリスティア。
アレンディスは泣きそうな顔になり、彼女の手を引っ張ると、自分の身体に引き寄せた。
そして、ティア、と彼女の名を呼び、抱きしめるのだった。
漫画「捨てられた皇妃」最新話63話の感想
アレンディスとアリスティアが、ようやく会えてよかったです。
アレンディスはかなりネガティブになっていましたからね。これで少しは前向きになるのでしょうか。
ただ、ケイルアンにされたことは根に持ちそうですね。幻覚を見るほどにはメンタルを傷つけられたアレンディスなので、ケイルアンからアリスティアを引き離そうとするかもしれないですね。引き離してしまえば、モニーク家がどうなろうが彼には関係ないわけですから。
ケイルアンは娘を守るためにしたことなのでしょうが、かえって裏目にでたような。アリスティアと連絡がとれなくなったアレンディスは、反動で感情が昂りすぎて、彼女を思いっきり抱きしめてますし。
さて、やっとのことでアリスティアに会えたアレンディス。これからどうのように立ち回るのか、またアリスティアは父とどう向き合うのか、気になりますね。
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それではここまで読んで下さってありがとうございました
また次回もお楽しみに