漫画アプリ・ピッコマにて独占配信中の「外科医エリーゼ」
原作 yuin氏、漫画 mini氏の韓国発、ナイチンゲールをイメージした主人公を描いた、大人気の恋愛ファンタジー漫画です。
──地球ではない世界でわがまま放題の皇后だったエリーゼは、己の傲慢さから夫である皇帝のリンデンに火刑に処されてしまう。その後、地球に転生した彼女は、前世での過ちを反省し、人を助けるために天才外科医として成長する。しかし飛行機の墜落事故により、2度めの死を迎える。すると今度は1度目の人生に戻り、処刑される10年前に転生するのだった──
毎週水曜日に最新話が更新されます 。
前回のあらすじは、前世と全く違うリンデンの態度に、エリーゼは混乱する。そして前世と同じように、彼に惹かれているのも理解し、運命には抗えないのかと考える。
一般人より数倍も体力のあるオーラナイトであるミハイルが熱を出し、彼女の野戦病院にやってきた。かなりの高熱をだした彼は入院になり、帝国で人気のあるミハイルに憧れるジェイが、彼の看病をたんとうすることになった。
しかし今度はジェイが高熱をだしたのだった。
詳しくはコチラにてまとめてあります
漫画「外科医エリーゼ」70話のネタバレ
高熱と咳の症状がでたジェイを、レントゲンで調べたエリーゼ。
肺炎は起きておらず、やはりジェイの言う通りただの風邪で、自分の思い過ごしかと考えていると、突然ジェイが吐血した。
急いで輸液と、胃腸保護剤を持ってくるようエリーゼは指示する。
同僚らはジェイを心配し、すぐよくなると励ます。
処置がはやかったからか、幸い酷くはならず容態は安定。
消化器管からの出血のため、最近過度なストレスをうけていなかったかと彼女に聞く仲間達。
グレアムはエリーゼに、単純に胃潰瘍からの出血だと思うかと尋ねる。
彼女は、胃潰瘍は腹膜炎として進行しない限り熱はでないので、他の原因を考えてみるべきだと答える。
では胃潰瘍に風邪が伴って熱が出た可能性はないかと聞かれるが、もちろんその可能性もなくはないが、急に二つの病気にかかることが稀なので、調べてみようと説明する。
エリーゼは、血小板の数値を調べる必要があるといい、ジェイを検査。
結果は正常数値の15万に対し、1.5万という10分の1の数値だった。
そこへ急性吐血患者が3人も運ばれてきたと、報告が入る。
もしかしてこれは、ウイルス性出血熱ではないかとエリーゼは考える。
運ばれてきた3人とも、ジェイと同じ症状であることから、単純な風や消化管出血ではない。
一体どうして急にこんな病が発生したのか。
今まで調査した結果には、クリミア半島にこのような風土病などなかったはずだ。
ソウルウイルス、黄熱、SFTS・・・ほかにも数々の出血熱があるが、一体どのウイルスなのだろうか。
特定する手がかりを探さなければならないと考えるエリーゼだが、翌日には新しい同様の患者が3名運ばれてきて、内2名が肺で出血を起こし死亡してしまった。
さらにその日のうちに、10名の吐血患者が押し寄せ、その内2名が肺出血で死亡し、2名が危篤状態になった。
次の日には20名の吐血患者が発生した。
帝国軍内でもこの異常事態に兵士たちがざわついていた。
その頃には既に50人死亡しており、このままでは全滅してしまうのではないかと、不安に駆られる。
しかし、デイム・クロレンス=エリーゼがいるではないかとの声が上がり、彼女が必ず何か策を用意してくれるはずだと、パニックは抑えられた。
エリーゼは何の病気なのか、あれこれ考えを巡らせていた。
もしかしたら新しい病気かもしれないし、地球にはなかった病気かもしれない。
現代の地球の設備があれば特定はできただろうが、現状では不可能だ。
だがこれ以上対応が遅れてしまえば、手遅れになってしまう。
ところで、この伝染病は自然発生したものなのだろうか。
もしかしてと、ニコラスの顔がよぎるエリーゼ。
いくらなんでもそこまでしないだろうと、原因から外す。
病気を解決しようとすれば、いずれ本当の原因が判明するだろう。
そして残念だが、全員を助けることはできないため、新たな発症者と、死亡者を最大限減らすことを考え、あの方法を使おうと決心する彼女。
もちろん誰も危険な目に合わないのが一番だが、それは不可能なためやむを得ない。
一方、ニコラス陣営では、伝染病が帝国軍にうまく広がり満足そうな彼。
ファビアンは、死者は100名、罹患者は300名と推測されると、帝国軍の被害を報告する。
それを聞いたニコラスは、黒い大陸では死亡率80%と聞いていたので、予想より少ないと言う。
それについては、次期皇太子妃が様々な治療法を導入し、最大限に死亡者の発生を防いでいるからだと説明するファビアン。
さらにその方法は考えもよらないものが多く、共和国軍の軍医達は驚いているのだと言う。
一人二人助けたところで無駄だと、鼻で笑うニコラス。
ファビアンは、何か策を準備しているのではないかと、エリーゼの動きを気にするが、ニコラスは、この伝染病は水で感染したロンド大疫病とは違い、人から人へ体液でもって簡単に感染するのだと言う。
なのでこの伝染病の一番怖いところは、高い死亡率ではなく、その感染力なのだと。
とにかくこのまま様子を見ようと、余裕綽々のニコラスなのだった。
エリーゼはリンデンの所を訪ねていた。
彼女は、医務司令官として今流行っている伝染病について話があると切り出すと、リンデンも不安を隠せない。
ミハイルの容態を聞くリンデンに、熱が上がったり下がったりしていて、まだ危ない状態だと説明する彼女。
もしミハイルがオーラナイトでなければ、とっくに死んでいたかもしれない。
何処で感染したのか、はやく原因を突き止めないと、と彼女は拳を握りしめる。
リンデンは、伝染病についてどう考えているのかと聞く。実は兵士たちがパニックにならないよう、まだ何も発言はしていないが、帝国軍はとても苦しい状況にあると。
だが、エリーゼなら何か解決方法があるのではないかと、彼は聞くのだ。
彼女は、正直に言うと完璧な解決策はないと答える。
しかし、自分に考えがあると、彼女は何かを提案するのだった。
漫画「外科医エリーゼ」70話の感想
今回の伝染病、レディジェイはなんとか助かったようですが、ミハイルはまだ危ないようですね。
しかし死者が100名もでてるとは、大変なことになってしまいました。仕掛けたニコラスはなりふり構わずですね。ファビアンが心配していますが、これがバレたら、ニコラスはどういう扱いを周りからされるのでしょうか。
また現代の設備がないので対策が取りづらく、エリーゼはかなり苦戦しています。
早く病気の詳細がわかり、原因を突き止め、ニコラスを懲らしめてもらいたいものです。
エリーゼの提案がなんなのか、そして状況がガラッと変わるのか、次回が気になりますね。
次回のエピソードはコチラ
それではここまで読んで下さってありがとうございました
また次回もお楽しみに