ピッコマで配信している、アクション&転生&ファンタジーの漫画「帰還者の魔法は特別です」
原作 Usonan ( 귀환자의 마법은 특별해야 합니다 )、漫画 Wookjakga 。
──人類を襲った最悪の災害・影の迷宮にて、最後まで生き残った6人のうちの1人デジール・アルマン。ラスボスの討伐に失敗し、人類は滅亡。死んだはずの彼は何故か13年前に転生した──
毎週木曜日に最新話が更新されます。
前回のあらすじは、パーティメンバーを成長させるべく、デジールはロマンティカに無詠唱魔法を覚えさせようとしていた。それが可能なのは、なんと転生前のロマンティカ自身だった。
始めは半信半疑で訓練を始めた彼女だが、少しずつ感覚を掴んできた。
またプラムについては、細剣を何故使わないのかと理由を聞く。すると彼は、デジールについてきてほしいと言うのだった。
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漫画「帰還者の魔法は特別です」17話のネタバレ
デジールは、プラムの案内する方についていく。
ロマンティカは詠唱なしでボールが動くことに興奮していたので、留守番である。
通路を歩くプラムはふと、自分の父親の顔をしらないと話す。
プラムの母は平民で、父は貴族、プラムは不名誉の象徴ともいえる私生児だったのだ。
そんな父からもらった細剣を見せるのだという。
部屋につき、プラムが持ってきたのはシルバーの細剣。
デジールが持ってみると、これで敵にダメージが入るのか疑わしいほど軽かった。
柄に文字が刻まれている。
プラムが6歳のときに、この剣の存在を知ったのだという。
唯一父が残してくれた細剣。これがあるからこそ、プラムは剣の道に進むことにしたのだ。
いつか父に会えたときに、この剣をうまく扱う立派な姿を見せたいと。
プラムの母は、真剣に剣術の訓練をする彼を、心配そうに見ているのだった。
死の間際、母はプラムに、絶対に父を訪ねないことを言いつける。住む世界が違うのだという。
そしてプラムが大好きだと言って微笑み、短い生涯を終えたのだった。
最期まで父の名は教えなかった、プラムの母。
もし私生児として、名もなき平民が貴族を訪ねてたら、プラムはここでこうしていることは出来なかっただろうと、デジールは考える。
プラムの母が彼を守り続けているのだ。
しかしプラムは、父親が誰なのか知りたくて我慢できず、調べるために、各国の貴族が集まるヘブリオン学園に入学した。
手始めに、唯一の手がかりであるこのレイピアを鑑定してもらったのだが、安物の鉄剣なのであった。
父が、彼と彼の母に唯一残してくれたものが、ただの鉄剣だったのだと、悔しさで涙を浮かばせる。
こんなものと、プラムは剣を放り投げた。床に叩きつけられる細剣。
これだけを信じてここまできたのにと、プラムは母を想い嗚咽を漏らす。
デジールは冷静にその細剣を見つめていた。
夜に1人、デジールは考えていた。
細剣にそんな背景があったとは、なんとかプラムの苦痛を和らげてあげたい。
転生前は、プラムは細剣を使っていた。
この転生は、時間が巻き戻っただけで、生まれ育った環境が変わったわけではないはず。
そして彼は何かに気づく。
シルバーのレイピア、そしてあの細剣。
見たことがあるのだった。
漫画「帰還者の魔法は特別です」17話の感想
今回はプラムの話でしたね。
あの無邪気な容姿とは裏腹に、重たい背景があったようです。
私生児とはいえ、自分たちを大事に思ってくれたに違いないと、父の期待に応えるために頑張ってきたプラム。それは彼の勝手な思い込みだったという悲しい事実。
おそらく母は気づいていたのでしょうね。だから父親に過度な期待はしないよう、名前を最期まで隠し通したのでしょう。
転生前は細剣を使っていて、今回は大剣を使おうとしているプラム。何故、転生前後で内容が違うのでしょうか。それとも影の迷宮に入る前に、プラムと細剣の間で折り合いがつくのでしょうか。
今回デジールが関わることによって、どのように変化するのでしょうか。
剣の柄に刻まれた文字の内容も気になりますね。
まとめ
・プラムは貴族と平民の子であり、世間では不名誉の象徴である私生児だった
・父が残した細剣を特別なものだと信じ、剣の道に進んだ
・実は細剣には何の価値もなく、プラムは得意な細剣を使う気に慣れなかった
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それではここまで読んで下さってありがとうございました
また次回もお楽しみに