ピッコマで配信している、アクション&転生&ファンタジーの漫画「帰還者の魔法は特別です」
原作 Usonan ( 귀환자의 마법은 특별해야 합니다 )、漫画 Wookjakga 。
──人類を襲った最悪の災害・影の迷宮にて、最後まで生き残った6人のうちの1人デジール・アルマン。ラスボスの討伐に失敗し、人類は滅亡。死んだはずの彼は何故か13年前に転生した──
毎週木曜日に最新話が更新されます。
前回のあらすじは、教授のブリジットにパーティ創設の許可をもらいにいくデジール達。理由を聞かれ、学年別昇級戦で9位までのシングルランカーになり、アルファとベータの差別をなくすという彼。険しい道のりに、パーティメンバーであるロマンティカとプラムの同意がなければ認めることはできないと話すブリジット。果たして彼らの答えは。
詳しくはコチラにてまとめてあります
漫画「帰還者の魔法は特別です」15話のネタバレ
ヘブリオン学園の訓練区域・トレーニングセンターには、模擬対決場、仮想空間などがあり、多種多様な設備で練習し放題だという、とても良い環境が揃っていた。
アルファクラスの生徒だけだが。
そしてトレーニングセンター最上階に、ベータクラスのエリアがあった。
狭く薄暗く、誰も使っていないのかホコリっぽく床も軋んでいる。あまりの酷さにロマンティカは悲鳴をあげる。
プラムも、埃っぽいと鼻を押さえると、彼の足元を何かがサッと通った。
怯えるプラム。ネズミか何かじゃないかと言うデジール。
ネズミが出ると聞いて、ロマンティカはここはダメだと汗ダラダラである。
すぐに情が湧くからと、デジールは嫌がる彼女を部屋に押し込む。
悲鳴をあげる彼女をよそに、証明を起動させるデジール。
部屋は明るくなり、蜘蛛の巣が目立つ。いい場所じゃないかとデジールはあまり気にしない。
掃除すれば大丈夫と彼が言いかけると、ふっと照明が消え、無数の赤く光るネズミの目が見えた。
相当数この部屋にネズミがいたようだ。
ロマンティカは絶叫し、プラムは気絶する。
ネズミが逃げ回って一段落すると、ロマンティカはデジールによじ登り抱きついており、プラムは口から泡を吹いていた。
これはダメと叫ぶ彼女に、仕方ないと呟く彼。
別のところを探してくれるのかと、ロマンティカの顔が明るくなる。
しかしそう現実は甘くなく、ネズミの穴はデジールが塞ぐから、床はロマンティカがなんとかするよう彼は言うのだった。
死んでも嫌だと彼をバシバシ叩くが、俺はここを使うからと全く聞かない。
ロマンティカは諦めた。
階段に座らされているプラム。目が覚め、二人を探す。
さきほどの部屋に戻ると、ちょうど起こそうと思っていたと、デジールとムスッとしたロマンティカがいた。
二人で掃除を頑張ったので、部屋は小綺麗になっていたのだ。
僕抜きで、しかも怪我した腕でと、プラムは焦る。
何から何までと感動するプラム。
デジールはプラムも来たからそろそろ移動しようかと言う。
同意するロマンティカはシャワーを浴びたいと言うが、彼が言うのはシャワーでなく訓練しに移動するとのことだった。
デジールに振り回されるロマンティカ。
ブリジットに聞かれた時、普通に考えてランク2の自分が上位9人に入れるわけがないと考えるロマンティカは黙る。
しかし、デジールは彼女の目をまっすぐに見つめる。
察した彼女は仕方なく、このパーティに加入すると答えるのだった。
そうして早速後悔する羽目になったロマンティカは、頭を押さえため息をつく。
やればいいんでしょやれば、と投げやりに言う彼女だが、顔を上げたその表情は笑顔でやる気に満ちていたのだった。
漫画「帰還者の魔法は特別です」15話の感想
アルファの生徒は高級な設備で制限なく鍛錬できるのに対し、ベータのデジールらが使用できるのは埃っぽい小汚い部屋でした。
ヘブリオン学園は、ベータなどまともに育てる気がないというのがありありと伝わってきますね。
ヘブリオンと抵抗している西方王国会も同じような環境なのでしょうか。
ネズミだらけの部屋でしたが、女の子のロマンティカはともかく、男の子のプラムもネズミが苦手なんですね。ネズミ型のモンスターが現れたらこのパーティ大丈夫でしょうか(笑)
またロマンティカは、身分の秘密をデジールに握られているため、仕方なく彼に従うようにしていますが、彼がどんな人物かわかるにつれ、前のような嫌悪感はないようですね。
彼とともに前向きに進もうと変化してきています。
転生前の彼にとってかけがえのない人物だったロマンティカ。どんな関係だったかまではまだ説明はないですが、今回もかけがえのない仲間になれそうですね。
まとめ
・訓練施設でもアルファとベータで雲泥の差がある
・ベータの施設はネズミだらけ
・ロマンティカのデジールへの印象が変わる
次回のエピソードはコチラ
それではここまで読んで下さってありがとうございました
また次回もお楽しみに