漫画アプリ・ピッコマにて独占配信中の「外科医エリーゼ」
原作 yuin氏、漫画 mini氏の韓国発、大人気の恋愛ファンタジー漫画です。
毎週水曜日に最新話が更新されます 。
前回のあらすじは、休もうとしないエリーゼのために差し入れをするリンデン。和気あいあいとしていたスタッフだったが、リンデン本人の登場で場が静まり、皆そそくさと退室する。さらに残ったファロンを追い出すリンデン。エリーゼはリンデンと二人きりになったのだった。
詳しくはコチラにてまとめてあります
漫画「外科医エリーゼ」62話のネタバレ
エリーゼと二人きりになったものの、会話が弾まないリンデン。
マッカイル元帥にアドバイスされたユーモア溢れる話術など持ち合わせておらず、彼と真逆のミハイルはどうやって自然に女性たちと会話をしているのかと悩む。
すると、会議室のドアをノックする音がし、ミハイルが入ってきた。
何の用かと冷たい対応のリンデン。
彼はエリーゼに、手術のやり方を教えて欲しいのだという。とある患者がいるのだが、エリーゼに手術させるわけにいかず、自らやろうというのだ。
そしてミハイルはここにある物が刺さったのだがと、自分の胴体を指さし大体のの場所を教える。
エリーゼは、肝臓の下なのか副腎と腎臓がある部分と予想し、そこに銃弾が刺さっているなら難しい手術になると考える。
彼女は、腎臓がある部分なので早急に手術しなけらばならないと、自分が手術すると申し出るが、ミハイルは彼女を患者のもとへ連れて行くのを拒否。
本当はそのまま放っておくのが正解かもしれない状態なのだが、その患者は親戚なので見過ごせなかったとミハイルは言う。
第三皇子ミハイルの親戚であれば、実家のロマノフ皇族は除外して、外家のチャイルド家、つまりはアルバートだと気づいたエリーゼ。
ミハイルはそうだと言い、このままだとあいつは死ぬと伝える。
何故病院に連れてきてくれないのかと訴える彼女に、少し外に出て話そうとミハイルはリンデンの許可をもらって彼女を連れ出す。
何故連れてこれないのか。それはアルバートの刺さっているものは擲弾銃用小型手りゅう弾だから皆を巻き込む恐れがあると説明する。(擲弾銃とは、小型の手りゅう弾などを発射するための銃)
驚くエリーゼ。
アルバートは不運なことに共和国の擲弾銃に当たってしまった。
擲弾銃は様々な問題があるため、帝国は使用していないのだが、共和国軍は小型化に成功したものを時折使っていた。
アルバートにささった手りゅう弾は、幸い爆発はしなかったのだが、衝撃信管(衝撃によって起爆させる装置)であるので、誤って触れでもしたら爆発する可能性があるのだ。
もし爆発が起こってしまったら、アルバートはもちろん、手術に携わった近くにいるものが全員死んでしまう。ミハイルは険しい表情だ。
もちろんこのまま放っておくことが最善であるかもしれない、だが彼を見捨てることなんて自分にはできないと、苦しそうなミハイル。
だからといってエリーゼ達を危険にさらしたくない、自分が危険を含めて全部責任とるから手術方法だけ教えてくれと、彼は必死だった。
聞いただけで手術ができるわけがない。それにこのクリミア半島で、それほど難しい手術をできるのは彼女しかいない。ロマノフ家特有の能力のオーラで身体を守ったにしても、目の前の手りゅう弾が爆発したら死は避けられない。
エリーゼはつばを飲み込む。
そしてアルバートのところへ案内してくれと言う。
彼の状態を直接見てから判断すると。
そのままミハイルに案内してもらったエリーゼ。
そこには担架に寝かせられ、血まみれで苦しむアルバートがいた。
大砲の砲弾に巻き込まれ、左足が欠損しており、一応応急処置はしたと話すミハイル。
悲しそうな表情のエリーゼ。
そこへ彼女の存在に気づいた若い将校が二人現れた。
カルマン卿とラオス卿の二人なのだが、どちらもクロレンス家門とは反りが合わない貴族派の一族だ。
二人は、その場に膝も手もつき、彼女にアルバートを助けるよう頼み込む。
彼女以外にアルバートを助けられるものはいない、必死な彼らのお願いにエリーゼは胸を打たれるのだった。
漫画「外科医エリーゼ」62話の感想
過去ではアルバートは後継者から外されており、その存在すら知らなかったエリーゼ。(50話参照)
その理由はこれだったんですね。身体に手りゅう弾が埋まったせいで、そのまま死んでしまったのでしょう。
その悲しい過去を変えられるチャンスです。しかし、下手したら彼女は死んでしまいます。かなり勇気のいる決断を迫られますね。
その場にリンデンがいたら絶対許可はしなかったでしょう。彼女だけ連れ出したミハイルの行動は正解でしたね。
彼女は人命を助けるために身体を酷使して今まで医療に尽くしてきました。では今度は自分の命を酷使するのか。
好きだからこそ尽くしてきた仕事。命を失えばその仕事はもうできません。残された家族も悲しむことでしょう。
勇気ある善人だから何の迷いもなく、はいやります、とはいかないでしょう。誰だって悩むと思います。
では彼女は今回どのような選択をするのでしょうか。物語の主人公だから結果は予想がつきますが、なんとか全てうまくまとまるように進んで欲しいですね。
それではここまで読んで下さってありがとうございました
また次回もお楽しみに