漫画アプリ・ピッコマ、コミコで連載中の「皇帝の一人娘」
原作が韓国人YUNSUL氏の小説で、RINO氏が漫画化しております。
かわいい絵柄にパンチの効いたセリフが面白い、転生&恋愛ファンタジー漫画です。
毎週日曜日に最新話が公開されます。
前回のあらすじは、暴動の鎮圧に騎士団を要請しておきながら1人逃げてきた領主にカイテルは怒り、手を剣で突き刺す。そこへ惨劇をふせごうとペルデルがリアを連れてきた。
リアは、大好きなカイテルが他の人に悪く思われてほしくないから、誰に対しても良い人であってほしいと彼に語った。カイテルは初めて良い人になりたいと思うのだった。
詳しくはコチラにてまとめてあります
漫画「皇帝の一人娘」139話のネタバレ
カイテルはふと、リア以外にも子供がいたら同じような感情を持つのか、いい人になりたいと思うのか疑問に思う。
答えを見つけだせなくても構わないほど些細な疑問だったが、ゼーラントが現れてから気になるようになった。
過去に何度も自分の子供を殺してきた自分がこんなことを言うのもおかしいが、リアとの比較対象が必要であり、本当に彼女を大切に思っているのかどうか知りたかった。
ゼーラントは、カイテルに似たところはほぼなく、カイテルの子供だと公の場で言われなかったら相手にしなかっただろう。
何より、娘に添い寝を始めてから女人に近づいたことがなく、リアより年下のゼーラントは確実に彼の子供ではなかった。
自分の子供ではないと否定しなかったのは、リアと比べるためであった。もちろん見え透いた嘘を吐き続ける姫の気持ちも知りたいのもあったが。
不安そうに顔色ばかり伺うゼーラントは、いつも明るいリアとは全然違い、例え本当の息子であっても、自分の子供だとは認識しなかったであろうと考える。
カイテルを見て怯える子供を見るのは初めてではない。それを他の者のようにいじらしくかわいらしいと思うことはなく、ただ目障りであった。
実の子であっても不快に思ったであろう。大した理由はなく、ただ気に入らないだけである。
リアが実の娘だからカイテルの傍に置いておくのではなく、ゼーラントも実の子でないから傍に置けないわけではない。
ゼーラントの母・ティレニアは、カイテルの息子だと言い張って聞かなかった。
皇族を欺けば厳罰が下されると脅しても、引き下がらない。
そしてティレニアは、ゼーラントが娘であったならリアのように認めてくれたのかと問う。
カイテルは、娘であればティレニアを処刑しただろうと答える。
そもそもティレニアとの間に娘が生まれたとしても、その娘がリアを同じ待遇を受けられるわけがない。リアではないからだ。
ティレニアの堂々とした態度が気になったカイテルは、リアにあの親子に合わないよう話をするが、約束は破られたのだった。
ゼーラントとリアが会う姿を見たカイテルは、自身の不安な感情の理由がわかった。
この世には善人を装い接近してくる敵の存在がいるということを、皇宮内で守られて生きてきたリアは知らないのだ。
警戒するよう教えなかったのは、そのような世界を彼女に見せたくなかったからだ。
そんな自分の気持をリアは知っているのか不安になるカイテル。このまま見過ごすわけにはいかないと叱ったのだった。
だがそれよりも辛かったのはリアがカイテルとの約束を軽んじたことだ。
乳母であるセルイラにも、リアをしっかり見ていなかったので怒りが湧いた。
リアもセルイラも状況がわかっておらず反抗的であった。なのでリアを1週間閉じ込めることにした。
リアは決定に怒り、パパなんて大嫌いと叫び走り去った。
その後姿を見たとき、理性の糸がプツンと切れ、ひねり殺したい衝動に駆られたカイテル。
それを止めるセルイラの言葉を、カイテルが悪いと言っているように受け取った。
怒りが頂点に達し、セルイラに死刑を宣告する。冷静になったときに後悔するであろうことはわかったはいたが。
ただそうでもしないと怒りが収まらなかったのだった。
漫画「皇帝の一人娘」139話の感想
今回もカイテルの心情がメインのお話でした。
ゼーラントが来たときの回想でしたね。彼の出現で、色々なトラブルが起きましたね。
会うなと言われたのに、運悪く偶然出会ってしまい、カイテルに怒られた話です。反発したリアの発言で、セルイラが処刑されそうになるのですが、なんとかお互い歩み寄り踏みとどまるのです。
そのエピソードのカイテル側からみた補足のようなものでしょうか。
カイテルなりに色々な思惑があって、ゼーラントと普通にお茶をしてみたりしたんですね。まさかリアと比べてみたいだとは思いませんでした。
今回のことで、リアだからこそカイテルが特別扱いをし、愛を注いでいるのがわかりましたね。このまま親バカに拍車がかかりそうです。父親からみた娘ってかわいいですしね。
次回もカイテルの内面のお話です。
それではここまで読んで下さってありがとうございました
また次回もお楽しみに