漫画アプリ・ピッコマにて独占配信中の「外科医エリーゼ」
原作 yuin氏、漫画 mini氏の韓国発、大人気の恋愛ファンタジー漫画です。
毎週水曜日に更新されます 。
前回のあらすじでは、戦地に到着したエリーゼ達。相手国のルイ・ニコラスのせいで戦況は思わしくなかった。またエリーゼは野戦病院を訪れるが、衛生管理がなっておらず、改善しようと責任者に訴えるがたらいまわしにされるのだった。
詳しくはコチラにてまとめてあります
漫画「外科医エリーゼ」54話のネタバレ
野戦病院の環境改善には政治力がいることがわかったエリーゼ。
これといった爵位もなく、未来の皇太子妃というだけでは実際の権限はないため、甘く見られているのだ。その上、数百年の歴史がある帝国軍は、皇太子妃とはいえ根拠なしに自由にできるわけではない。
なんとかしなければと考えながら廊下を歩くエリーゼは、リンデンに呼び止められる。指令部に用があるのかと聞かれ、多くの人の命がかかったことだからとりあえず話してみるかと、遠征軍総司令官である彼に野戦病院のことを伝える。
支援を受けれるのかまだはっきりしないと言う彼女に、一番上にいるのは自分だから、詳しく部屋で話を聞かせてくれとリンデンは言う。
そしてお茶を淹れるリンデンだが、あまりのまずさにエリーゼは表情管理ができない。なぜ彼が慣れない事をしているかというと、昔プレイボーイだったというマッカイル元帥にエリーゼとの仲についてアドバイスしてもらったからである。
ひとまず話を進めるリンデン。現状では治療どころか、他の病気も発生する恐れがあると彼女は説明する。
エリーゼのためならなんだって聞いてあげたいが、公平に判断しなければと考えるリンデンは、改善したら帝国軍にどんな利益があるのか、支援額はいくらかを問う。
エリーゼもそこが重要とわかっているので、利益としては死亡率を10倍は低くできるとしっかり答える。それには汚水処理始め環境整備、本国からの円滑な医薬品の補給、人力の支援が必要だと話す。
実際、19世紀中盤にてヨーロッパの野戦病院の環境改善を行ったところ、負傷者の死亡率は42%から2%に落ちた。この42%は今の野戦病院の死亡率とほぼ一致するのだった。
彼女の要請した支援はそれほど大規模ではなく、すぐ実行してやりたいとは思うリンデンだが、緊急ではない今回のような事案はリンデン1人では決定できないので、二日後の司令部の会議にて主張を述べ皆を説得するようにと話す。
そしてそのときに説得力があると彼が判断したら、頼みを聞くと解答した。お礼を言うエリーゼ。
少しは助けになったかと聞いてくるリンデンは、自分の頼みを代わりにきいてくれと言う。少し驚きながら要件を伺う彼女。
リンデンは目をそらしながら、一度でいいから笑ってくれ、と言った。
毎日顔をしかめているではないかと彼は続ける。心の中では、他の者には笑顔なことをぼやきながら。
突然のことに、引きつった笑いになるエリーゼ。もっと自然にしろと言われる。
そして彼女は美しく微笑んだ。
うっとりした顔になるリンデン。初めてみる彼の表情に驚く彼女。すると彼は立ち上がり、彼女の顔に手を添えた。
そうやって笑っていたほうがどれだけいいかと。
エリーゼは顔が真っ赤になり、そのまま退室する。彼女は胸がドキドキしていた。
リンデンは、またマッカイル元帥に他の方法を教えてもらわないと、と考えながらため息を付き、好きになりすぎておかしくなりそうだとつぶやいたのだった。
漫画「外科医エリーゼ」54話の感想
今回のお話はとても面白かったですね。リンデンが面白いです。
紅茶をまずく淹れるってどうやるんでしょう。茶葉が多かったんですかね。エリーゼが表情を取り繕えないほどまずいみたいなので、ちょっと気になります。えぐみが出たのかな。
というかマッカイル元帥に、恋の悩みを相談したという事実が既に面白いですよね。レン兄があてにならないから、昔遊んでいそうな年長者に頼ったんですね。戦争中だけど、そのへんは気さくな帝国軍なのでした。
今回特にびっくりしたのが、うっとりした切ないような悩ましいリンデンの表情でした。今からそんなにMAXで惚れていて、この先彼は身体や心が持つのでしょうか。
でもエリーゼもドキドキしていたので、彼の思いは彼女の心に変化をもたらしそうです。リンデンのやきもきがこの漫画で一番面白いので、こんな展開どんどんやってほしいですね(笑)
それではここまで読んで下さってありがとうございました
また次回もお楽しみに