漫画「バトリの息子」72話 アリンとキヨムその後 あらすじまとめ

バトリ用

漫画アプリ・ピッコマにて連載中の「バトリの息子」。

自分が犠牲になることでギボルの窮地を救おうとしたアリンでしたが、悲劇が襲い掛かります。アリンの自己犠牲は身を結ぶのか、キヨムは窮地を脱することができるのか。


72話

フェレンツは、アリンことエイレネ・ダムドに名前と道を与えたのが自分なら、終わらせるのも自分だと語り、異民族にギボルに行くよう指示した。

キヨムの目の前で、深く切りつけられ激しく血しぶきをあげるアリン。異民族はすぐ馬で逃げた。アリンに慌てて駆け寄るキヨム、震えながらどうしてと泣き崩れる。そんなキヨムの頬に手を伸ばし、アリンはごめんなさいと微笑み息をひきとった。

エルジェーベトの所には、部下が指示されたフェレンツ以外の異民族を通してしまったと報告しに来ていた。すぐ追うよう命じるが、異民族の向かった先が約束の場所と知り、エルジェーベトも現地へむかった。着いたときにはもう遅く、そこにはアリンの遺体と共にキヨムがいた。キヨムはアリンを抱き上げ、エルジェーベトを無視し戻っていった。

キヨムはアリンのいた部屋で立ち尽くしていた。そこへエルジェーベトが来て、異民族は全て把握した上でアリンを殺害したと考えられることから、アリンが言ったようにフェレンツのせいだろうと話した。だが証拠がないため捕らえることができず、悔しくても賢明にならなければと続けて話す。キヨムは、確かなのはエルジェーベトがアリンを追い詰めたことと言う。あれはアリンの意志だと言っても許したのはエルジェーベトだと言われてしまう。望み通りにいっていれば多くの人を守ることができたし、フェレンツのスパイだった彼女自身が選んだ罪の償いだった、それをエルジェーベトがどうすれば良かったのかと反論する。エルジェーベトはキヨムの背中にすがる。キヨムは虚ろな目のまま、アリンは平凡に生きたかっただけと言うと、全てがフェレンツの陰謀なら振り回されないことだけが解決法だといい、もうためらわないと決意する。

そしてキヨムは戦地へと向かった。死体だらけの戦場で、虚ろなキヨムが思い浮かべるのは、死の直前に貴方に会えて良かったと微笑んだアリンのことだった。


アリンが殺害されてしまいました。そのせいでキヨムは完全に精神が暗黒面に行ってしまいます。愛すべきエルジェーベトは蚊帳の外。そのうえエルジェーベトを責めてしまいます。これではエルジェーベトは救われたただの一人であり、特別な人はアリンだったのかとエルジェーベトには堪らないですよね。

そしてキヨムが選んだ道、大切なものを守るために、誰かの大切な人を殺す羽目になってしまいましたね。フェレンツの重い通りにはならないと考えたようですが、これはかえって思い通りになっているのでは・・・

完全に目の光を失ってしまったキヨムですが、この先救いはあるのでしょうか。

それではここまで読んでくださってありがとうございました。

また次回をお楽しみに

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