漫画アプリ・ピッコマにて連載中の「バトリの息子」69話あらすじまとめ。キヨムは自身を救うことができるのでしょうか。
※1月21日70話追加しました
69話
ギボルを襲撃し斬殺する異民族達。屋敷にはキヨムはおらず、エルジェーベトが兵士に指示を出す。
キヨムは貴族を理解するため、貴族らが行う猟に参加していた。息苦しく思っているとオギスト子爵に声をかけられる。キヨムは領主の公平さや統治の徳目が理解できないとオギスト子爵に相談する。全ての者は救うことができないため、なるべく多くの人を救う判断するべきだとオギスト子爵は答えた。そこへフェレンツ公爵が水を差すように現れ、衰退していくのが当たり前になっている貴族らと同じにならず、ともに状況を変えていこうとキヨムを誘う。
キヨムが正しいと思うことをするべきと促されたキヨムだか、エルジェーベトに言われたことを思いだし悩んだ。そしてエルジェーベトが支援を断った者の家に手土産を持って伺い話を聞こうとするが、既に一家は皆死んでいたのだった。その足でエルジェーベトの所へ問いただしに来たキヨムなのだった。
70話
キヨムは帰宅するとすぐにエルジェーベトを責めた。感じるべきは後悔だとなじるキヨムに、支援できる量は決まっているのだから彼らに支援すれば今度は別の誰かがそうなると、エルジェーベトは反論する。キヨムは公務には口を出さない代わりに、自分がすることは干渉するなと言い、自分がこんな性格だからこそエルジェーベトを救えたと言ってその場を離れた。アリンはエルジェーベトに、何故異民族に襲撃されたことを伝えないのかと聞くと、エルジェーベトは今は火に油を注ぐだけだと答え、どうしてあんな男を愛してるのだろうと話す。キヨムにとって自分が特別ではなく、キヨムが助けた人達の一人でしかないのではと思ってしまうのだった。エルジェーベトはアリンにキヨムのことを頼む。
アリンは異民族の突然の襲撃に違和感を抱き、さらにそれがフェレンツ公爵がアリンに生まれを忘れさせないようにしたものと理解した。
暗がりにいるフェレンツ公爵の所に、イプセン侯爵がキヨムのことを聞きにくる。キヨムについて綺麗事を言う身の程知らずと評するが、自分たちの計画にうまく使えるかもとフェレンツはほくそ笑んだ。
昔、東部には多様な民族が住んでいたが、帝国の国教が決まったことで、国教とは違う信仰を持つものは隔離された。それが東部戦争の元凶であり、二次東部紛争を終結させたバトリ大公が亡くなったことで異民族との騒ぎはまたも起こり始めていた。エルジェーベトは外交的に解決しようと力を尽くしたが成果をあげることができず、帝都からの援軍もまるで役に立たなかった。そして民衆から、貴族出身でない領主が無能なせいでギボルが滅びると、キヨムは民衆の怒りのはけ口になっていった。大勢の民の笑顔をみたかったキヨムだが、実際向けられたのは自分への敵意。キヨムは打ちのめされていった。
アリンはフェレンツ公爵に会いにむかい、さらにエルジェーベトに大公の毒殺含め全て打ち明けた。聞き耳を立てていたマンフレッドはアリンを非難するが、状況を変えるためだと言う。
イプセン侯爵とフェレンツ公爵はさらに何やら企んでいるようだった。
69,70話まとめました。フェレンツ公爵の手のひらでコロコロ転がされているキヨム。トラウマに囚われすぎてエルジェーベトにも食ってかかっています。責める相手が違うし、やることも違う気がします。そして精神的に相当なダメージを負ってしまいました。アリンがなんとか救おうとフェレンツに会いに行きましたが、これも彼の罠のようです。ここからキヨムの戦死につながるのでしょうか。次の展開がきになりますね。
それではここまで読んでくださってありがとうございました。
また次回をお楽しみに