漫画「この結婚はどうせうまくいかない」73話のあらすじと感想!ネタバレ有り

無料漫画アプリ・ピッコマで連載しているロマンスファンタジー漫画「この結婚はどうせうまくいかない

原作:CHACHA KIM、作画:Cheong-gwa、原題:이 결혼은 어차피 망하게 되어 있다

毎週金曜日に最新話が更新されます。

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漫画「この結婚はどうせうまくいかない」73話のあらすじ(ネタバレ有り)

幼い頃、カッセルは祖父にこの森に連れてこられ、エスカランテの息子にとって最も理想の土地だと教えられた。

祖父にとって、カッセルは自身に似ているので目をかけているが、カッセルの父親に対しては出来損ないだと言う。

父がカッセルに、オスカルは立派な君主になるから一生仕えていればよいと教えていたことについて、祖父は、周りがそのように吹き込むからオスカルがプライドの塊になってしまったこと、与えられた地位が必ずしもその人に相応しいとは限らず、カッセルは相応しくなれるだろうが、主君はそうなるとはいえないことを話す。

いっそカイエターナの息子がカッセルならとこぼすと、これ以上の権力をもたないためにオスカルはヴァレスティナの娘とは結婚してはいけないと言う。

オスカルは立場と性格上、心から慕ってくれる人を得づらいので、カッセルを何度も試すようなことをするかもしれないが、カッセルがいなくなれば本当に独りになってしまうので、見捨ててはいけない、忠義というのは生前ではないと、祖父は語ったのだった。

そして現在、カッセルは、カッセルが標的ではないかと、カルステラに留まらせていることでイネスを危険にさらしているのではないかと考え、イネスと別行動にすべきだと判断した。

イネスは、突然メンドーサに戻れと言われたことにかなり不満だったが、カッセルが寂しそうに笑ったので、乗り物酔いの薬草をかみちぎりながら馬車に揺られていた。

乗り物酔いの薬草は、アロンドラがわざわざ司祭から聖水をかけてもらってまで用意したもので、薬草入れの巾着もアランドラがイネスのフルネームを刺繍したそうなので、無下にできなかった。

メンドーサへはアルフォンソも同行したが、イネスと同乗するのを嫌がり、御者席に座ったため、イネスは久しぶりに馬車に一人で乗った。

これまで人の声が聞こえたら不安になるような生活をしてきたのに、今では一人きりだと落ち着かなくなってしまった。

死ぬために生きると考えていたのが、他人事のように感じられるほど、今世はカッセル・エスカランテの影にいるのだと穏やかな気持ちになるのだった。

漫画「この結婚はどうせうまくいかない」73話の感想

オスカルは確かに忠誠を誓うほどの君主にはならなかったですが、幼いころから周囲に歪められたのが原因のようですね。

対して、カッセルはエスカランテ提督に認められるほどの素質がありました。カッセルが皇太子であったのなら、もとより優秀なので、歪まず真っすぐに育ったのでしょう。

しかし生まれは選べないものです。

今回の暗殺騒ぎは、皇太子の結婚式に参加しようとせず、カッセルがイネスを森に留めていたことに対する警告のようでした。

オスカルは、自分に忠義があるかどうか、カッセルが自身の支配にあるかどうか知るために、試さないと気が済まないのでしょう。

イネスの体だけでなく心も守るカッセルは、イネスにとってオスカルと比べようもない伴侶ですね。イネスの心がここまで癒えてきたので、退行することなく、このまま平穏に過ごしていてほしいです。


それではここまで読んで下さってありがとうございました

また次回も楽しみですね

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