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無料漫画アプリ・ピッコマで配信している転生恋愛ファンタジー漫画「悪女が恋に落ちた時」原題・악녀가 사랑할 때、作家・서귀조
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※今のルペルシャ=リシャ、前のルペルシャ=ルペルシャ、でまとめています。
漫画「悪女が恋に落ちた時」77話のネタバレ
ダニエルにとってリシャは、目を奪われ、ときに真昼の太陽のように輝く、月光のような存在だった。
幼い頃のダニエルは、ロバイン王国の最高兵器と呼ばれながらも、家族に虐げられて生きていたので、感情がない子供だった。
月明かりを見たくて外に出ただけで、そんな暇があるなら訓練しろと、皇帝である父に頬を叩かれ、ダニエル付きのメイドは始末された。
人口精霊の国ロバイン王国で、数万回の魔法実験を経て誕生したのが、人口精霊と人間の完璧なハーフ、ダニエル・ロバインであり、膨大な魔力と感情を持たぬよう改造された人間兵器であった。
ダニエルは常に監視され、暗殺と戦闘教育、それに伴う残虐行為の日々を送っていたため、自分は悪魔として生まれたのか、悪魔として育てられているのかわからなくなっていた。
とある日、剣術の教官としてやってきたセインは、ダニエルに感情がないことについて、魔法実験で生まれたせいではなく、人間兵器を育てるために意図的に感情を排除されているのではないかと気づいた。
そもそも次期国王となるはずなのに、教養授業はなく殺人ばかり学ばせており、暗殺任務外で外にでると気を失うまで鞭で打たれ、もしくは地下牢獄に監禁されるのだった。
セインは、以前月明かりをじっと見ていたダニエルの目を思い出し、人を学ぶ授業を始めようと考える。
セインはダニエルを連れ、皇帝に内緒でこっそり街に抜け出した。
ダニエルは全てネガティブに捉えていたので、セインが訂正していると、セインの友人がやってきて、セインが手紙で王子のことばかり描いていること、純粋で良い少年だと評価していることを話す。
セインの友人は、ロバインの兵器と呼ばれていても、実際は道端で会ってもわからないような平凡な少年だと、噂をばらまいてくれていた。
ダニエルはセインに、セインに自分の教官は向いていない、人口精霊のハーフは何も感じない、セインが教官に選ばれたのは平民だと死体の処理が楽だからだと話す。
するとセインは、自分は平民なので平凡なものしか知らない、平凡なものが人生でどれだけ大切か知っている、平凡な幸せを知っている動物は人間だけだと言う。
ダニエルは、平凡な幸せが自分が人間である証明になるのかと戸惑い、セインはダニエルの気持ちに寄り添う。
そしてセインは、ダニエルに人の心があると信じている、と微笑んだ。
ダニエルは微笑み、二人は友人に。
だがその様子を、何者かが影から覗いていたのだった。
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漫画「悪女が恋に落ちた時」77話の感想
ダニエルの子供の頃のエピソードが始まりました。
なかなか不遇の人生でしたね。道具のようにしか扱われていなかったようです。
皇帝は、人を使い捨てにしており、気に食わなければすぐに殺し、ダニエルの教官も、替えがきくからと平民になりました。
とんでもない人間ですが、ロバインではそれが当たり前の考えだったのでしょうね。だから滅びたのでしょう。
ダニエルの人格形成に、セインが大きく関わっているようです。ただ冷酷なだけでなく、ダニエルのあのすました性格は、セインと過ごした日々が影響しているかもしれないですね。
ただ、皇帝の希望と逆のことをしているので、セインの今後が危ういです。
それではここまで読んで下さってありがとうございました
また次回も楽しみですね