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無料漫画アプリ・ピッコマで連載中の「緑陰の冠」原題・녹음의 관
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小説版の物語の前半をざっくりまとめたものはコチラ
漫画「緑陰の冠」79話のネタバレ
ラチアに戻ったランとユスタフは、領民に氷水晶と魔法道具の配布など、冬にむけての準備を始めた。
ランが提案した、魔法細工師の村をつくることは、移住するギルドを中心にしようと、ユスタフが答える。
また、砂糖についても流通できそうなので、ランは雪砂糖の名でブランド化しようととても喜び、ユスタフはそんなランを見つめた。
ラチアの資産が増えてきたので、カルーソは領地民へ貸付を提案したので、高利の借金を抱えてしまった領民の肩代わりを考えたが、それをまとめる人員不足が問題だった。
それでも、ラチアは土地が痩せていたり、領民は他の領地の半数だったので、ここまでやることができた。
ランは、それだけ資源が豊富なのだと言い直すうち、原作に伝染病がでてきたことを思い出し、つぶやく。
その伝染病は、リンドバーグ男爵が土地の管理を起こったったことで発生するのだが、既に原作からずれているので、大丈夫ではないかと、ランは考えた。
原作ではユスタフはリンドバーグ男爵の娘と結婚したものの、娘はすぐに伝染病で死んでしまう。
ラチアは非常に貧しかったので、ユスタフは家門を護るために、裕福な結婚相手を探す必要があった。
そのタイミングでヒロイン・シナが現れ、氷水晶を発見し、ラチアを貧困から救うのだった。
ユスタフがシナに惚れたのは、苦境から救ってくれたことも影響しているのではないか、もしユスタフがシナを好きにならなかったらどうなるのではないかと、ランは不安になった。
読む者なだけの自分が、世界の流れを変えてしまったのではないかと、不安は増すばかりだ。
ユスタフが、食事が止まってしまったランを気遣ってくれたので、ランは笑顔になり、そもそも未来を変えようと努力したのだから、変わって当然だったと、考えを改めた。
ランは、ユスタフとシナが恋仲にならなくても、それが二人の選択ならば仕方ないと思う。
あまりにもユスタフの顔を見るので、ユスタフに指摘されたランは、ユスタフの恋人になる人はどのような人か、考えていたと答える。
その後、ラチアの長い冬が始まった。
去年と違い余裕ができたので、魔法道具等を問題なく配給でき、城内にも暖房をたくさん設置することができた。
だが、氷壁から魔獣がやってくるようになるので、ユスタフと騎士団は、冬の狩りにいかなければならなかった。
ユスタフの父は、伝統の冬の狩りを控えるようになっていたので、チラホラと魔獣被害が発生していたのだった。
ユスタフが、狩りが終われば新年の宴を開くというので、それがユスタフの成人式になると気づいたランは、どうせやるなら豪華にしようと提案し、ユスタフは微笑んだ。
冬の狩りについて、ランがユスタフの心配をするので、ユスタフは、心配してばかりだと言う。
ランは、ルミエもユスタフも人を殺したことがあり、人の命が軽い扱いのこの世界の住人からすれば、確かに自分は心配性かもしれないと考える。
廊下を歩くランは、読書中のルミエに遭遇するのだった。
漫画「緑陰の冠」79話の感想
ランがせっせと頑張ったおかげで、冬へきっちり備えることができ、寒がりな彼女も安心して過ごせるようです。
さらに、砂糖の販売が始まれば、ますます稼ぐことができそうですね。ランとしては努力が実って嬉しい限りでしょうけど、出過ぎた杭は打たれるので、皇室に目をつけられないように気をつけなければなりません。
それに、やせた土地、少ない領民、伝染病など、まだ問題は山積みですね。
ランは、物語の流れを変えていることに不安になってしまいましたが、そもそも変えようとしたのではないかと、思い直しました。確かに。
ユスタフの成人式でラチアを出ようという考えだけは、あまり揺らがない彼女。しかもシナが登場する時期が、徐々に近づいてきています。
なんとか頭の中では整理しようとしていますが、ここまで来たという達成感と、先の見えない不安感に、日々複雑な思いでしょうね。
さて、ルミエが何冊も本を読んでいました。何を勉強していたのでしょうね。
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それではここまで読んで下さってありがとうございました
また次回も楽しみですね