無料漫画アプリcomicoで連載中の「捨てられた妻に新しい夫ができました」原題・버려진 아내에게 새 남편이 생겼습니다、漫画・lobster、原作・Alice
妻を持つのも離婚するのもお金がかかる国で、クロエという人妻が妻競売にかけられた。とても美しい女性だが、DVを受け続けたため無表情になってしまい、新しく愛人をもった夫によって売り払われた。安値で落札されるところだったが、アッシュ・ブリニクル侯爵が大金で落札するのだった。クロエの成長と、彼女を献身的に支えるアッシュを描いた恋愛ファンタジー漫画です。
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漫画「捨てられた妻に新しい夫ができました」7話、8話のネタバレ
クロエは、使用人や家庭教師と触れ合ううちに、今が正常で、これまでが異常だったことに気づいた。
部屋で復習をしていると、キャサリンからもらった薄汚れた花束が目に入った。
モヤモヤした気持ちになるので、花瓶には飾らず、台に置いたままになっていた。
アッシュがやってきて、真面目に取り組むクロエを褒める。
クロエは、答えるのを待ってくれて、怒って暴言を吐いたりしないアッシュとの会話に、気まずさを感じなくなっていた。
アッシュは例の花束に気づき、この花束を見て嬉しいかどうか、相手の誠意や好意は抜きで、クロエの気持ちを教えてほしいと言う。
クロエは躊躇いつつ、前の夫が自分を殴った後に買ってきた花を思い出すから、嬉しくないと答えた。
アッシュは、そうですかと言い、笑顔で花束を握りつぶすと、どんなものでも昔の記憶を思い出させるのは良くないと窓から投げ捨てた。
クロエから、前の夫と暮らし始めてからすぐに殴られるようになったと聞き、アッシュは思わずため息をもらした。
アッシュに失望や軽蔑されたのでは、今まで通り黙っていればよかったのかもと、急激に不安になったクロエは恐怖で震えだした。
だがアッシュは、辛いことを思い出させてすみませんと謝り、辛くて悔しい思いでなのに話してくれてありがとうと、真剣な目で言ってくれたので、クロエの震えは止まった。
クロエが、悔しくはない、機嫌を損ねた自分が悪いので殴られて当たり前だったと言うので、アッシュは怒りで拳を固く握った。
殴られた理由が、細かなミスや八つ当たりのようなものばかりだったのだが、自分が悪いのだと思い込まないと、彼女は耐えきることができなかったのだった。
クロエは自分が愚かだと思わないと、虐待の日々を耐える自信がなかった。
アッシュは、まともな人はそんなことで殴らない、殴られて当然のミスなどない、殴った人が自分を正当化するための言い訳だと教える。
クロエは、自分は悪くないのだと言われ、本当は辛くて仕方なかったこと、幸せになりたかったこと、愛し愛された昔に戻りたかったこと、ずっと泣きたかったことを自覚し、涙を流した。
アッシュがクロエのために泣いていることに気づき、クロエは彼の頬に触れる。
アッシュはその手を触れ、好きなだけ泣いていいと言うのだった。
それからクロエは日を追うごとに成長した。
エルロインは、彼女の人柄に好感を持ち、社交界にデビューした際に必要なら手助けしようと考えた。
ベッシーも、クロエの人柄を好ましく思っていた。
疲れてソファーで眠ってしまったクロエを、アッシュが抱き上げてベッドまで運んだ。
アッシュは、これまでのクロエについて痕跡が意図的に消されていたのと、アッシュ自身も多忙だったことから、彼女をここまで連れてきただけでも嬉しく思っていた。
だが、妻競売にかけられるボロボロのクロエを見たときに、男を殺したいほど憎み、もっと早く彼女を見つけ出していれば、もっと早く侯爵になっていればと悔いた。
もう一度あの頃のように笑えるように、彼女の力になると思うのだった。
漫画「捨てられた妻に新しい夫ができました」7話、8話の感想
花売りの少女には悪いですが、あの悪意の変な花束、ゴミになってよかったですね。嫌な気持ちになるものは、そばに置かない方がいいですよね。
笑顔で握りつぶすアッシュに、妙な迫力を感じました。それにキャサリンが悪意で贈ってきたのは、アッシュも気づいたでしょうね。
キャサリンは侯爵夫人になりたいようですが、自ら評価を下げています。評価されても、アッシュとクロエの間には入れないとは思いますけどね。
クロエは、ジョセフの都合が悪いときにパンを買うお金が欲しいと言って殴られたり、針仕事の途中の居眠りで殴られたりと、食事も睡眠もまともにとれない生活を余儀なくされた上に、暴力を振るわれるという、酷い暮らしをしていました。
そんな日々なので、感情を押し殺し、自分が悪いと思い込まなければ、まともな考えには蓋をしなければ、完全に心が壊れてしまったのでしょうね。
幸い、キャサリン以外は、クロエに好意的なので、早く心から笑えるようになってほしいですね。
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それではここまで読んで下さってありがとうございました
また次回も楽しみですね