漫画「ある日、お姫様になってしまった件について」65話のあらすじと感想!ネタバレ有り

全話一覧はコチラ

無料漫画アプリ・ピッコマLINEマンガで連載中の「ある日、お姫様になってしまった件について」作家Spoon、Plutus、原題・어느 날 공주가 되어버렸다 

ある日突然、小説の中の姫に生まれ変わってしまった主人公。しかも実父に殺される運命の姫に。血も涙もない冷血な皇帝クロードの娘として生まれ変わってしまった主人公が、生き残るために奮闘する異世界転生ファンタジー漫画です。

毎週日曜日に最新話が更新されます。

前回のエピソードはコチラ

漫画「ある日、お姫様になってしまった件について」65話のネタバレ

ジェニットはクロードに謁見していたが、全く会話は弾まず、おまけにクロードは眠り始めた。

自分といるのが楽なのだろうと思ったジェニットはにこやかに、ではまた呼んでくださいと囁き声で挨拶し、その場から離れる。

その後、アルフィアス公爵に今日のことを報告する。

単独面会の回数もそれなりになったので、公爵は何か考えながら、ジェニット自身について陛下に何か聞かれることはないかと尋ねる。

ジェニットは記憶を掘り起こしてみるが、クロードから何か聞かれたことはなかった。

この程度ではまだ心を掴むまでははいかなかったが、それでも十分進展したと思う公爵。

公爵はジェニットを下がらせる。

ジェニットは、クロードときちんと会話できていなかったことを思い出していた。

私のことは気にならないのかと、寂しい気持ちになるが、余計なことは考えないでお姫様に会いに行こうと決める。

アタナシアの部屋を訪ね、部屋の中へ。

ちょうどイゼキエルが戻ったところだと言うアタナシアは、彼が本を置いて行ってくれたと見せる。

ジェニットは会話しがら、そういえばお姫様も自分に何か聞いてきたことはない気がしていた。

その後も、夜遅くまでアタナシアとお喋りしたジェニットだが、寂しい気持ちはぬぐえなかった。

ある日、ジェニットがため息をつくと、隣に座っていたアナスタシウスが、先ほどからため息ばかりしているので、何か悩みがあるなら聞きます、と声をかけてくれた。

少し前までは世界の全てを手に入れたかのように充実していたが、突然アタナシアとの距離を感じてしまったジェニット。

そのまま説明するわけにはいかないから、友人の話だと前置きして話そうとするが、すぐに皇帝との話かと見破られる。

正確に教えてくれれば力になれると言われ、ジェニットは、アタナシアと連絡をとっていること、アタナシアは自分と姉妹だということを知らないこと、陛下と謁見を重ねてもまともに会話をしていないこと、お姫様と距離を感じる様になったことを説明した。

陛下とお姫様の間を取り持とうかとも考えたと言うジェニット。

アナスタシウスは、ジェニットが血縁者だとお二人は知らないのでは、ジェニットが家族としての待遇を望む気持ちと釣り合っていないのは当たり前だと言う。

だが正体を明かすことを、公爵からまだ禁じられていた。

アナスタシウスに、陛下とお姫様を大切に思われているのですねと言われ、父と妹ですからと答えるジェニット。

家族とはどういう存在かと聞かれ、互いに大切に思い、支え合い愛する関係ですと、ジェニットはうっとりしながら答える。

他人はどんなに親しくても家族にはなれないと、寂しそうに笑い、親子である公爵とイゼキエルの関係と自分は違うことを思い出す。

窓から入る光で、アナスタシウスの宝石眼が少し露になる。

アナスタシウスは、そんなジェニットの表情を見て、少し不愉快になるのだった。

漫画「ある日、お姫様になってしまった件について」65話の感想

ジェニットは、孤独なようです。

実の父と姉(本当は違いますが)には、興味を持ってもらえません。正体を明かすわけにもいかず、距離を感じてしまいます。

クロードは、ジェニットが実の娘ではないと知っているから、ただ頭痛を抑えるために呼んでいるだけです。

アタナシアは、原作の関係でジェニットを避けていたこと、今は親しみを感じていますが、クロードの記憶の件で頭がいっぱいなことで、ジェニットが望むほどあれこれ聞くことはないのだと思います。

養ってくれているアルフィアス公爵邸では、実の父と息子のつながりを目の当たりにし、自分が入り込めるものではないと感じているようです。

そんな彼女の胸の内を、アナスタシウスが聞き出しましたが、実の娘が偽の家族を羨み、心を痛めている様子はさすがに面白くないようですね。やはり無自覚でも、父と娘の繋がりがあるのでしょう。

クロードに復讐することなど考えずに、このままジェニットを連れだし、親子として生きたほうが、互いに満たされ幸せだと思うのに、今更後には引けないのでしょうね。


次回のエピソードはコチラ

それではここまで読んで下さってありがとうございました

また次回もお楽しみに

猫野: