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漫画アプリ・ピッコマで連載中の「よくあるファンタジー小説で崖っぷち妃として生き残る」原作Nokki、作画AhBin、原題・양판소 주인공의 아내로 살아남기
どこにでもありそうなファンタジー小説内の悪役で脇役、さらに悪妻のあまり次期皇帝の夫に処刑される妃、カナリアとして生まれ変わってしまった主人公。そんな彼女が生き残っていくために奮闘する、異世界恋愛ファンタジー漫画です。
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漫画「よくあるファンタジー小説で崖っぷち妃として生き残る」74話のネタバレ
カナリアが泣いたので、セザールは自分が間違っていたことに気づき、謝りながら彼女を抱きしめた。
皇后が仕組んだことかもしれないと、セザールの身を心配して泣く彼女に、予想はしていた、だが準備は万全にしていくし、自分も仲間も強い、南部戦線のときとは違うと言うセザール。
セザールが強いことは知っているが、それでも何かあったらと思うと辛いのだと、彼をギュッと抱きしめるカナリア。
セザールは、今回も無事に帰ってくるから心配しないでと言うが、原作通りだった以前とは違うのだと思い、カナリアは心配でたまらないのだった。
その夜、カナリアはブレアから、ジャックスの状態について話を聞く。
全身の骨が折れているので痛みが酷く、麻酔効果のある睡眠薬で休ませるしかないのだという。
静かに眠っているジャックスを見て、カナリアは、皆は私の前で大丈夫だと言うばかりだと思う。
本来であれば、セザールが南部戦線から帰ってきた時点で、カナリアが皇宮から消えているべきだった。
ファーンハム家があのように恐ろしい家だとは思わず、皆が原作より酷い状況になっていたらどうしようと不安だ。
自分の運命は自分で決めると考えていたが、それが自分だけ幸せになることならと、彼女は俯く。
翌日を出征式に備えたセザールは、今日一日をカナリアと楽しく過ごそうと考えていた。
そのために、さっさと仕事を終わらせてしまおうと考えるが、横でじっとカナリアが見つめてくるので、集中できない。
どうして約束の時間より早く来たのだ、待たせて悪いじゃないかと彼が尋ねると、カナリアは、セザールは世界一カッコいいから見ていて飽きないと言う。
セザールは、耳を真っ赤にして俯く。
彼は耳から段々顔が赤くなることに気づき、長年一緒に過ごしていても、知らないこともあるものだと思う彼女。
よく知るための時間はたくさんあったのにと、カナリアは少し目を伏せる。
すると、なぜ見ないのか、もう飽きたのか、でも顔を変えることもできないしなと言うセザール。
カナリアは、そんなセザールが可愛いくてたまらず、笑いだしてしまう。
そして自分の気持を再確認し、セザールの頬をキスをする。
目を丸くして驚くセザール。
口紅が彼の頬に残ってしまったと彼女が言うと、俺のことをペットみたいに考えているのだろうと、セザールは動揺する。
彼女にからかわれ、セザールは拗ねてしまい、仕事に戻る。
彼女はこういった些細な出来事が、それほど大切なものかを実感する。
その後、二人は久々に街でデートする。
レストランで食事を終えると、セザールが今度こそカナリアの服を買いたいと、洋品店へ。
冗談を言い合いながらドレスをみる二人。
セザールは、出征の話のときから、カナリアが空元気なことに気づき、心配するのだった。
漫画「よくあるファンタジー小説で崖っぷち妃として生き残る」74話の感想
原作を頼りにできなくなったので、エブゲニア達と立場が逆転してしまいました。先手をとることができず、相手のやることに右往左往している状態です。
ローブの人物の警告もあるので、自分のせいで事態が悪い方向に向かっているのではと、不安でたまらないようです。
いつどうなるかわからないので、日常の些細な出来事が宝物なのだと気づいたようですね。これで二人の仲がもっと近づくといいのですが、カナリアはどうするのでしょうね。
ジャックスがあのように悲惨な状態になってしまい、責任を感じる上に、まさかセザールまでもと、考えてしまいます。彼女は不安を隠しきれず、セザールに気づかれてしまいました。
せっかくファーンハム家の裏事情を知ることができたのに、彼らを追い詰める前に、追い詰められるなんて、なかなかうまくいかないものですね。
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それではここまで読んで下さってありがとうございました
また次回もお楽しみに