漫画「ある日、お姫様になってしまった件について」57話のあらすじと感想!ネタバレ有り

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無料漫画アプリ・ピッコマLINEマンガで連載中の「ある日、お姫様になってしまった件について」作家Spoon、Plutus、原題・어느 날 공주가 되어버렸다 

ある日突然、小説の中の姫に生まれ変わってしまった主人公。しかも実父に殺される運命の姫に。血も涙もない冷血な皇帝クロードの娘として生まれ変わってしまった主人公が、生き残るために奮闘する異世界転生ファンタジー漫画です。

毎週日曜日に最新話が更新されます。

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漫画「ある日、お姫様になってしまった件について」57話のネタバレ

ジェニットは外出が許されず、自由がなかった。

アタナシアが温室の花のように皇城の中だけで育ったのと同じように、閉じ込められて生きてきた。

ジェニットの部屋に置いてある人形の数の多さは、いかに彼女が孤独だったかを現しているようだ。

アタナシアとジェニットは、庶民の服に着替えた。

アタナシアはさらに、気づかれないように素朴な見た目に変えた。

その後、町へ瞬間移動する。

アタナシアは誰かを連れて瞬間移動するのは初めてだったが、成功してよかったと安堵する。

ジェニットはアタナシアが魔法を使うのを見ても、特に何も言わなかった。

これまでの暮らしのせいで、余計なことは聞かないことに慣れているようだ。

露店見物をし、楽しむ二人。

愛らしいジェニットの容姿は、人々の目をひいた。

逃亡生活のおかげで、アタナシアは町に詳しく、ジェニットは街巡りを満喫する。

ジェニットは、姫様と呼び続けるので、アタナシアは、アーティとジェティと呼び合うのはどうかと提案する。

ジェニットはアーティと呼ぶ練習をする。

すると、失礼します、リボンのお店で会ったお嬢さんではないですかと言い、あの黒髪の男性が声をかけてきた。

一瞬クロードかと思い驚くアタナシア。

この男性はジェニットと知り合いのようだが、ジェニットはそれほど外出することはないのに、偶然出会うなんてとひっかかる。

男性が、この方がこの間話していた妹さんですかと言うので、妹ではなくてとしどろもどろになり、パニックになるジェニット。

妹のような存在という意味でしたねと、男性は察し、謝る。

妹のように思ってくれたのかとアタナシアが言うので、ジェニットは焦る。

アタナシアは、私も姉妹がいればこのような感じなのかなと考えていたと言う。

その言葉にジェニットは感激し、顔を真赤にする。

すると突然、少女の集団が駆け抜けていったので、押されたアタナシアが転びそうになる。

男性はさりげなくアタナシアを避ける。

少女たちが向かった方向は、シオドナの匠の工芸品店だという。

男性が案内しようと言うので、アタナシアは断ろうとするが、ジェニットは即お願いする。

よく知らぬ人についていってはいけないと、アルフィアス公爵は教えていないのだろうかと思うアタナシア。

男性の歩き方も何故かクロードに似ていた。

店の中に入ると、クロードの夢の中に出てきた、妖精のお姉さんが着ていたような衣装があった。

アタナシアが衣装を見ている隙に、ジェニットは、事情があって長く離れていたため妹は私をあまり好いていないし父は少し怖いという、この前話したことは秘密にして欲しいと男性に話す。

男性は、私も本当はここにいてははいけないのに、こっそり出てきたのです、だから二人だけの秘密にしましょうと言い、小指を出した。

指切りで約束する二人。

指切りで約束するのは初めてだ、何故か紳士様には親近感が湧きますね、と嬉しそうなジェニット。

まるでお父様のようにと言い、クロードの冷たい目を思い出す。

お父様に似ていますかと聞かれ、そんなことはないと言い、ジェニットはうつむいた。

悲しい気持ちになったジェニット。

すぐさまアタナシアが、どうしたのと笑顔で顔を覗き込み、一緒に見ようと誘い出す。

ジェニットは気づいてなかっただろうが、先程あの男性はとても冷たい表情をしていたので、アタナシアが男から離したのだった。

漫画「ある日、お姫様になってしまった件について」57話の感想

原作の内容と反転したかのように、皆に囲まれ愛されて育ったのはアタナシアです。彼女は生きるために愛嬌を振りまいていましたが、周りから見ればまさに「かわいらしいお姫様」です。

一方ジェニットは、本来の明るい性格と可愛らしい容姿から、いつでも主人公に躍り出る素質はあるものの、環境が整っていませんでした。既に「かわいらしいお姫様」が皇宮にいたので、ジェニットの出番がなかったのです。

そんなジェニットは、可愛そうなことに閉じ込められて生きていました。原作の可愛そうなアタナシアの立場の者がいないので、ジェニットが配役されたような感じなのでしょう。どちらか一方にしかなれないなんて、極端ですよね。

それもこれも、アナスタシウスが余計なことをしたせいなのですが、彼にも何か避けられない宿命のようなものがあったのかもしれません。

地位には恵まれたものの、魔力の才能にはクロードに及びませんでした。そのせいで皇帝や家臣から、散々責められていたのかもしれませんし。華やかな皇室といえども、中身はドロドロですね。

今回、アナスタシウスは、ジェニットが父には似ていないと言ったことで、ひどく機嫌を損ねたようでした。自分が実の父だから、クロードと比べられたうえに否定されたので、そのような表情になったのでしょうか。少しでもジェニットに愛情があるといいのですが。


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それではここまで読んで下さってありがとうございました

また次回もお楽しみに

猫野: