※最新話も含む全話一覧はコチラ
無料漫画アプリ・ピッコマで連載中の「盗掘王」漫画3B2S、脚色Yuns、原作sanji-jiksong、原題도굴왕
毎週火・金曜日に1話ずつ、最新話が更新されます。
前回のエピソードはコチラ
漫画「盗掘王」110話のネタバレ
雪は報告書をまとめ、遼河に渡す。
不老草農場を拡張するという報告書があり、当然許可する遼河。
不老草を繁殖させ、薬を流通させているのだが、これで実を沢山収穫できるようになれば、遺物症候群で困る人はいなくなる。
雪にもしっかり飲むようにいう遼河。
ご機嫌の遼河に、しばらく墓攻略はないのかと尋ねる雪。
そのつもりだが、どうしてそんなことをと遼河が聞き返すと、雪は数日休みたいと言う。
遼河は即許可し、すぐ背を向け仕事に戻ったため、雪は悲しそうな表情になる。
彼女は仕事に戻りますと言い、その場を後にする。
遼河のところに、ジョージ・ホルトンから電話が。
この前攻略した疫病の墓について、発掘届が提出された墓だと知らなかったのかと聞かれる。
どの墓を攻略するのか、事前にパンドラに届け出ると、パンドラが便宜を図るというシステムとのこと。
その墓は既に美食王ギネス・ハウガーが届を出していたもので、今その美食王がパンドラ本部に来て騒いでいるそうだ。
発掘申告制度は、墓の発掘権をパンドラから買う制度で、これは転生前にもあった制度だ。
事前にパンドラに届け出ることで、パンドラが他の発掘団の接近を阻止し、発掘団同士での衝突を避けるのが名目の制度だが、実際は全世界の墓はパンドラ所有だから事前に許可をもらえという意味に近かった。
届けをだすのに、当然大金を支払わなければならず、獲得遺物も60%まで徴収された。
そのときはパンドラがあまりにも強大で、誰も文句を言えなかったのだ。
だが現世は違う。
遼河はジョージに、どうしてその墓が申請されたものかわかるだろうか、攻略されないようにさっさと発掘するか、守りを固めるべきだったのではと、美食王とパンドラの不手際を指摘する。
さらにこの申告制度には、10人未満の発掘団は申告しなくても良いというルールがあった。
近隣住民が迷い込んでしまった場合と、10人程度では脅威にならないと判断したためだ。
そしてその点をついたのが、TKBM発掘団13チーム、遼河率いる盗掘団だった。
大河原会長はパンドラに協力的だったものの、報酬の半分を失うのが嫌だったのだ。
12チームまでは大規模な発掘団だったが、少数精鋭で構成された13チームを作り、盗掘させたのだ。
もし捕まっても10人を超えないため、大きな問題にならずに済んだ。
人数が少ない分、遼河たちは相当苦労したが、沢山盗掘した。
それにより大河原会長は、征服王になったのだが、結局は遼河達を裏切った。
そこで遼河はジョージに、10人未満の発掘団の場合は、報告しなくてもいいという規則があるはずだから、合法的に発掘したのだと説明する。
そんな規則があるのかと驚くジョージに、よく探してみて、美食王にもそのように伝えて欲しいと言い、電話を切った。
その夜、雪は1人で酒を飲んでいた。
これまでのことを整理してみる。
過去、遺物が世に出回るようになってから、世界はめちゃくちゃになった。
強力な遺物を持つかどうかで生活は変わり、多くの人々は良くない方に変化した。
雪は強力な遺物を得ることができたが、お金と健康は悪化するばかりだった。
そんな中、雪はTKBM発掘団の小さなチームに入り、遼河と出会った。
初めは特別仲は良くなかったが、一緒に過ごすうちに好意をもつようになり、他の団員とは違う関係になり始めたところで、大河原会長の罠にかかった。
雪も遼河もみんな死んだ。
だが遼河だけは、何かの遺物で過去へ転生し、これまでの知識で飛ぶ鳥を落とす勢いだ。
だがまさかアイリーンさんと付き合う直前だなんて、自分はどうすればいいのか、私の記憶を呼び戻せるとは思わなかったと言っていたので、アイリーンさんと付き合うつもりだったのだろうかと悩む。
雪が記憶を取り戻しても、雪との関係について何も言ってこないのも気がかりだ。
忙しいという理由ならいいのにと、ため息をつきながらお酒を飲む。
付き合う直前の、一番いい関係だったので、雪は虚しくてたまらない。
すると、店の記念日だからサービスで1杯ずつお配りしていますと言い、店員がビールジョッキを持ってきた。
気分を晴らすのにちょうど良いとの言葉に、雪はにっこりと微笑み、有り難く飲み始める。
すると店員の表情がガラっと変わり、こんな子供だましに引っかかるなんて、天下の桃李雪がどうしたのかと言う。
その正体は三橋だった。
雪はハッとし、立ち上がろうとするが、ビールに仕込まれた薬のせいで気絶してしまう。
三橋は、私を裏切った代償をこれから支払ってもらう、と言うのだった。
漫画「盗掘王」110話の感想
ついに三橋がニューヨークまでやってきましたね。
恋愛のことで頭を悩ます雪は、隙だらけになってしまい、まんまと三橋に捕まってしまいました。このまま人質になってしまうのか、どうするつもりでしょうね。残酷な人間なので心配です。
過去では、想いが伝わり付き合う直前だった遼河と雪。これからという、とてもいい時期だったのに、大河原会長のせいでリセットされたようです。
過去の遼河にとっても雪は特別な存在だったようですが、頭の中は遺物しかない人間なので、恋愛そっちのけのようです。
そういえば77話で、色欲の遺物に操られた雪が、遼河を襲ったことがありました。あのとき、雪の無意識の欲求が漏れ出ていたのかもしれませんね。
雪の記憶を戻したムニンの涙は、発掘団員分の10回分あり、雪で1回使用したのみで残り9回です。過去の仲間だった、柳やユリアンには使用していません。遼河自身も必要ないでしょう。すると3回分残るわけですが、他に使う対象がいるのでしょうか。
過去の罪を思い出させるために、大河原会長には使いそうだなと思います。既に遼河にかなり痛めつけのられてますけどね。
さて、三橋に捕らわれてしまった雪。ウェイドのようにすぐ殺さないところを見ると、何かに利用するようですが、一体どうするつもりなのでしょうか。強敵ですが、遼河にはいつも通り、余裕綽々で勝利してほしいですね。
次回のエピソードはコチラ
それではここまで読んで下さってありがとうございました
また次回もお楽しみに