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漫画アプリ・ピッコマで連載中の「よくあるファンタジー小説で崖っぷち妃として生き残る」原作Nokki、作画AhBin、原題・양판소 주인공의 아내로 살아남기
どこにでもありそうなファンタジー小説内の悪役で脇役、さらに悪妻のあまり次期皇帝の夫に処刑される妃、カナリアとして生まれ変わってしまった主人公。そんな彼女が生き残っていくために奮闘する、異世界恋愛ファンタジー漫画です。
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漫画「よくあるファンタジー小説で崖っぷち妃として生き残る」68話のネタバレ
セザールが決意した瞬間、ドンという音が聞こえた。
どうやら男性に声をかけられたイーサンが、テーブルを叩いたようだ。
イーサンが限界だと判断したカナリアは、セザールに様子を見にいくように言う。
自分まで一緒に動くと目立って怪しまれるので、カナリアはダンスを続けるとのこと。
セゼールがイーサンのもとへと離れると、カナリアは、さきほどキスしそうになったので心臓が破裂しそうだと顔を赤くする。
すると、仮面をつけた男性が、ダンスの誘いにと彼女に手を差し出した。
イーサンは料理を睨みながら、何故こんなことをしなければならないのかとイライラしていた。
今朝、招待状の枠がそれしかなかったからとカナリアにせがまれ、ドレスを着る羽目になったのだ。
さらに、これほど美しい女性が一人でいるなんてと、青年がダンスを誘ってきたのだ。
イーサンが無視していると、恥ずかしがり屋だと思ったのか、僕がエスコートしてあげますと言い、肩に手を乗せてきた。
そこでイーサンは、ドンとテーブルを叩き、消えろと睨む。
その首をへし折る前にと言った瞬間、セザールが久しぶりだなと割ってはいった。
青年は、第一皇子と知り合いだったのか、関わらない方が良さそうだと思い、その場をこっそり離れる。
お騒がせしましたというイーサンに、セザールは気にするなと言い、会場端のテラスで休むことができる、カナリアもよくそうしていると教える。
イーサンは、皇子のために何でもすると誓ったのだから、もう少し我慢しようと考える。
一方ラヤは、議会でベオンヒルト伯爵家がセザール側についたことで、どの面下げてきたのかと貴族らにヒソヒソ悪口を言われていた。
やってきたのが爵位を継いだラヤの兄ではなく、第一皇子の騎士で三男のラヤだったことや、ファーンハム家のおかげで領地を増やせたのに不義理だということなど、わざと聞こえるように話している。
そこへグレイシーはやってきて、皆さん話すなら正しいことを言わなければという。
ベオンヒルト伯爵家の領地がうまくいっているのは、ベオンヒルト伯爵家が考案した効率的な農作法のおかげであり、ファーンハム侯爵家が何をしたというのですかと。
最初にこの方が貴族として勇敢に戦場に出たからこそ、皇室から報償として広い領地を授かり、それが基盤になっているのは皆さん知っているでしょうと話す。
そういえばモーガン子爵の令息は、南部戦線に参加したものの、行軍の途中で修道士になりたいといって軍から外れたと聞きましたが、お元気でしょうかと皮肉を言う。
モーガン子爵は動揺しながら、ランカスター令嬢と言うので、グレイシーはぐっと詰め寄り、まだお聞きになってないようですね、私はグレイシー・ランカスター小公爵です、今後議会でお会いすると思うので覚えておいてくださいねと釘を刺す。
悪口を言っていた貴族達は、いくら後継者として指名されたからと言って、ライバル家門の家でやり過ぎだ、無視しましょうと言い、その場を去った。
グレイシーは、口喧嘩は私の専門、あの程度の貴族の相手なら問題ないと、ラヤに話す。
あなたはただ私の達者な口に感心していればいい、人々の噂など気にせずにと言う。
ハっとするラヤ。
今少し惚れましたかとグレイシーが笑って聞くので、ラヤは黙って頷いた。
その頃、カナリアは仮面をつけた謎の男性とダンスをしていた。
何故か初対面とは思えず、以前会ったことはないか、仮面を外したらどうかと、彼女は声をかけるも、彼は無言のままなのでとても怪しい。
すると彼はメモをカナリアの手に握らせると、あっという間にいなくなった。
そこへ食器のナイフが凶器に変わるのを阻止したセザールが戻ってきた。
二人で話していると、ジェラルドがオスカーを従え、挨拶にやってきた。
何故オスカーがここにと思ったカナリア。
オスカーは察したのか、ノア皇子が欠席したので誕生日プレゼントを届けにきたのですと説明する。
にこやかに会話するカナリアとオスカーの脇では、ジェラルドとセザールが挨拶しながらも互いに敵意をぶつけあっていた。
挑発しあってる二人に、どうしようと焦るカナリア。
そこで、前から気になっていたのですが、お二人はどのような関係なのですかと、話題を変えた。
オスカーは、雇われていると答え、ジェラルドは幼馴染だと答える。
リカルドの言葉通りだと思うカナリア。
ジェラルドは、そういえば我が家門にも殿下と同じくらいの歳の者がいるので、いつか紹介します、その子も時と場所を選ばず堂々とする殿下を見習えばいいのにと皮肉を言う。
ここに皇子の味方はいないことをお忘れなく、パーティーをお楽しみくださいと言い、彼らは去った。
もともとはファーンハム家主はヒューゴ・ファーンハムだったが、原作と違い、早死にしてしまった。
それで皇后の弟で、家門の養子であるジェラルドが爵位を継いだようだが、彼は一体どんな人物なのかとカナリアは思う。
イライラしているセザールに、ある目的があって来たのだから我慢してというカナリア。
そしてとうとう作戦の時間がやってきた。
時計が21時を指した瞬間、会場の屋根が爆発するのだった。
漫画「よくあるファンタジー小説で崖っぷち妃として生き残る」68話の感想
セザールはキスのチャンスを逃してしまいましたね。悩んでいる場合ではありませんでした。したところで、すぐイーサンの騒動でムードは台無しになったのでしょうけどね。
イーサンは踏んだり蹴ったりでした。ドレスを着る羽目になったことだけでも嫌だったのに、男性に色目で肩を触られ、さぞかし気持ち悪かったでしょう。任務とは言えしんどいですね。
カナリアは、仮面を付けた謎の男性とダンスをしましたが、どうみてもリカルドでした。メモを渡してくれましたが、何が書いてあるのでしょう。協力してくれそうな人物です。
グレイシーは、とても頼りになり、カッコイイですね。今回ラヤを助けましたが、50話でもよくつるんでいるので、そのうち結ばれるのではと予想してみます。
さて、カナリアたちの作戦通り、ファーンハム家の屋根が爆発しました。この混乱中に、屋敷内を探索するつもりでしょうか。カナリアとセザールは目立つので、動くとしても彼ら以外なのかなと思いますが、どうなるのでしょうね。
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それではここまで読んで下さってありがとうございました
また次回もお楽しみに