漫画「ある日、お姫様になってしまった件について」50話のあらすじと感想!ネタバレ有り

全話一覧はコチラ

無料漫画アプリ・ピッコマLINEマンガで連載中の「ある日、お姫様になってしまった件について」作家Spoon、Plutus、原題・어느 날 공주가 되어버렸다 

ある日突然、小説の中の姫に生まれ変わってしまった主人公。しかも実父に殺される運命の姫に。血も涙もない冷血な皇帝クロードの娘として生まれ変わってしまった主人公が、生き残るために奮闘する異世界転生ファンタジー漫画です。

毎週日曜日に最新話が更新されます。

前回のあらすじは、クロードは全く記憶にないのに、アタナシアの絵が自分のベッドに飾られていたり、優しい表情で二人並んで肖像画として描かれていたことに衝撃を受ける。

そして自分があのような表情をするはずがない、これは間違いなく詐術だと思いこみ、アタナシアを殺すことを決意。

またこの時からクロードはひどい不眠症に悩まされることに。

一方アタナシアはそんなことは知らずに、クロードが座るべきだった席に、微笑みながらお茶を用意するのだった。

詳しくはコチラにてまとめてあります

漫画「ある日、お姫様になってしまった件について」50話のネタバレ

深夜、眠れないクロードは、ダイアナを思い出す。

陛下がこの子を愛してくれたらい嬉しいと、彼女はお腹に手をあてる。

陛下が私を愛してくださったように、遺していくこの子も愛してくださいと。

ふざけるな、どうせ死んだくせに、俺の哀願を無視して一人で死んでしまったくせに、とクロードは思う。

そしてクロードの前に現れたダイアナの幻に話す。

俺は娘を持った覚えは無い、代わりに生き残った小娘を娘と思い、愛す方が無理がある。

俺はその子供を愛することなどないし、この先もそうだろう、心配ならお前が亡霊になってでも帰ってくればいい、と。

ダイアナはどう反応するだろうかと、口走った言葉にためらうクロード。

ダイアナは何も言わず、ただ悲しそうに微笑んで消えていく。

彼女を失いたくないクロードは、行くなと言ってその幻を抱きしめるが、跡形もなく消えてしまった。

ひどく傷つくクロード。

こうやって感情が揺さぶられるのが嫌なんだと、顔を歪ませる。

制御することのできない感情に為すすべなく、このように惨めにすがることしかできないからだ。

クロードは泣きながら目を覚ました。

だが何の夢を見たのか覚えていない。

そうしてクロードの誕生祭を迎えた。

不眠症クロードの視界はぼやけ、挨拶にくる貴族の顔など全く見えない。

フィリックスは、クロードの顔色が悪いことに気づく。

何日眠れていないのだろうか。

そうこうしているうちに、貴族の一人が、今日はアタナシア様はご出席されないのか、デビュタントのときのように仲睦まじい姿を拝見できるかと思っておりましたと、クロードにアタナシアの話をした。

その言葉にはしっかり反応するクロード。

その頃アタナシアは、イゼキエルから贈られた青い小鳥に餌をあげていた。

侍女のハンナがマドレーヌを持って部屋にやってくる。

今日は宮殿が静かだねとアタナシアが話しかけると、夕方にガーネット宮で宴会が開かれるため、この宮からも何人か使用人が手伝いに行っているのだとのこと。

そういえば今日はパパの誕生日だった、もともと宴会に出席の予定だったが、私は招待されなかったなと、落ち込むアタナシア。

ハンナはアタナシアを励まそうと、料理長に声をかけておいたから、夕食は私たちと一緒に楽しみましょうと言う。

ハンナの気遣いに、ありがとうと言う。

すると、陛下直属の騎士団が兵士を引き連れて、エメラルド宮に押し掛けてきた。

お姫様に何の用かと、リリーはアタナシアをかばうように前にでて、彼らに尋ねる。

騎士団は少し躊躇いながら、今すぐアタナシア様をお連れするよう、陛下が指示されましたと、話すのだった。

漫画「ある日、お姫様になってしまった件について」50話の感想

クロードがどれほどダイアナに依存していたか、誰にも愛されなかった彼を唯一愛してくれた女性がどれほどの支えだったのか、切ない彼の気持ちがメインの話でしたね。

みっともなく哀願してでも生きていて欲しかったのに、アタナシアを産んでダイアナは死んでしまいました。

クロードは、アタナシアを娘と思えないと言っていましたが、初めから望んだ出産ではなかった上に、父子の絆を深める大事な赤ん坊の時期を放棄してしまったので、自分の娘として受け入れられないのは仕方ないと思います。ですが責任はあるでしょう。

これまでクロードは苦しみましたが、アタナシアと触れ合うことで、ようやくそのあたりのわだかまりが解消されました。ですがアナスタシウスが仕組んだ罠によって全て滅茶苦茶になってしまいました。

眠れずぼんやりした頭の中では、ただアタナシアの存在が煩わしいだけになりました。呪いのせいでダイアナのことすら満足に思い出せません。

騎士団をアタナシアの元へ向かわせましたが、どうみても処断するためでしょうね。詐術を使っているに違いないアタナシアさえ消せばと、それしか頭にないでしょうね。

ルーカスが早く来てくれないと、このままでは原作通りに処刑されてしまいます。イゼキエルでも誰か彼女を助けられるといいのですが。


次回のエピソードはコチラ

それではここまで読んで下さってありがとうございました

また次回もお楽しみに

猫野: