漫画「よくあるファンタジー小説で崖っぷち妃として生き残る」57話のあらすじと感想!ネタバレ有り

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漫画アプリ・ピッコマで連載中の「よくあるファンタジー小説で崖っぷち妃として生き残る」原作Nokki、作画AhBin、原題・양판소 주인공의 아내로 살아남기 

どこにでもありそうなファンタジー小説内の悪役で脇役、さらに悪妻のあまり次期皇帝の夫に処刑される妃、カナリアとして生まれ変わってしまった主人公。そんな彼女が生き残っていくために奮闘する、異世界恋愛ファンタジー漫画です。

毎週金曜日に最新話が更新されます

前回のあらすじは、私にとってセザールが一番カッコいいというカナリアの言葉に、セザールは機嫌を直す。お礼にとカナリアを褒めるが、セザールのズレたセンスにカナリアは困惑する羽目に。

その後、カナリアの宮まで二人で歩いていると、ペリドットという令嬢がセザールを誘惑しにやってきた。だがセザールはその好意に気づかず、カナリアが最優先だと追い払う。

後日訪れたグレイシーの店で、カナリアはお礼ということで、グレイシーから沢山の贈り物をもらう。夫や友人に認められ順調なカナリア。

だが帝国のある場所では、エブゲニアの弟ジェラルド・ファーンハム侯爵が、オスカーとともに怪しい動きをしているのだった。

詳しくはコチラにてまとめてあります

漫画「よくあるファンタジー小説で崖っぷち妃として生き残る」57話のネタバレ

年中温暖で、肥沃な土地セドラ。

そこに位置するパルメニア帝国は、土地を狙う近隣諸国との戦争に勝ち続け、長くこの地を治めていた。

そんな強力な帝国には、首都の西に領地をもつランカスター公爵家と、東に領地をもつファーンハム侯爵家という、巨大な勢力を持つ、歴史が深い2つの家門があった。

皇室は政略婚で、この両家のバランスを保ってきたのだ。

ランカスター家とファーンハム家は皇室の歴史とともに存在し、ライバルのような存在だった。

現在は、ファーンハム家から長女エブゲニアを皇后として迎えたため、次はランカスター家のグレイシーを皇后に据える予定だった。

セザールが皇帝になった際に、両家のパワーバランスを保つためである。

しかしここ最近、数百年維持してきた両家の均衡が崩れつつあった。

そして現在。

貪欲なアルベルト子爵は我々の情報を知りすぎた、不要な好奇心など持たなければ、このように一族が皆殺しになる必要はなかったのだと、ジェラルドは語る。

我々の家系の秘密を知った以上裏切るかもしれない、疑わしいものは早めに摘んでおくべきだと思わないかと、オスカーに問う。

姉から最近ミスが多いと聞いた、変な気を起こしたのではないかと言うジェラルド。

君も我々のことについて知りすぎている、裏切るまで僕は待たないぞと言い、オスカーの首元に剣を突きつける。

君とて例外ではない、家に害為す者は全て始末する、それがファーンハム家の当主である僕の責任だと言う。

一方その頃、カナリアはフードを被り、人目につかないように馬車に乗り込んでいた。

お忍びで皇宮の外に出るるのも限界があると、疲れを感じるカナリア。

誰か自分のフリをしてくれる人物が必要だと考えていると、目の前に座っているイーサンに女装させてはどうかと思いついた。

カナリアにやたらとジロジロ見られるので、気になったイーサンは彼女に聞くも、なんでも無いと流される。

この後の予定は、セザールとの夕食だ。

なんでもその席で、イーサンの師匠がやってくるらしく、イーサンは怯えていた。

イーサンの師匠といえば、セザールや彼の側近に剣術を教えていたブレアかと、原作の内容を思い出すカナリア。

ブレアは確か魔法が使えたはず、彼の魔法を使えばエブゲニアから疑われることなく外出ができるかもしれないと考えた。

セザール達の師匠ブレアは、この世界でも珍しい魔法使いで、声を変えることができ、これを利用した変装術が得意である。

実際に会ってみると、そのような魔法が使えるためか、実年齢よりかなり若く見える。

ブレアがカナリアに変身し宮殿に残ってくれれば、もっと自由に動き回れるのだが、事情を話せば協力してくれるだろうか。

ブレアはその優しげな容姿と裏腹に、弟子にかなり厳しいらしく、カナリアが彼ら相手に苦労しているのではないか、後で厳しく躾けておきますと言う。

セザールがよく拗ねることも話題になり、カナリアが彼の失態を話そうとしたので、セザールが慌てて止める。

カナリアとセザールのやり取りを見たブレアは、セザールの出征が決まったときを思い出した。

皇子であるセザールを不利な南部戦争に送るなんて罠だ、今からでも出征を見送ることはできないのかと、ミラーやブレアがセザールを止めようとしたが、セザールは、戦争に勝利すれば皇室での地位を固めることができるからと首を縦に振らなかった。

死んでしまえば元も子もないとブレアは言うが、必ず生きて帰ると彼女と約束したのだと、セザールが言い切ったのだった。

どんな女性がセザールの心を射止めたのかと思いきや、このように本当に大好きなのだなと、ブレアは微笑む。

カナリアはブレアが軍服を着ていることに気づき、ブレア師匠も騎士として皇宮に勤めるのかと尋ねる。

だがブレアは引退する予定で、ひと仕事終えたので、最後の挨拶をしにきたのだという。

引退と聞き思わず、駄目と大声を出し、立ち上がるカナリア。

カナリアは失礼しましたと我に返り、まだ正式に皇位継承していないので手伝ってもらえたらと思いまして、と説明する。

どうしてもこのままブレアを失うわけにはいかない、土下座してお願いしてみようかと思うほど、カナリアは必死だ。

セザールはカナリアに説明するが、ブレアは良いでしょうと返事をする。

カナリア妃のお願いであればというブレア。

喜ぶカナリアに、初対面なのに何故そこまで喜ぶのかと驚くセザール。

ブレアは、二人を見ていると楽しい、弟子たちの様子も気になる、だから引退をもう少し待ってみようと思うのだった。

漫画「よくあるファンタジー小説で崖っぷち妃として生き残る」57話の感想

ランカスター家とファーンハム家は交互に皇室の実権を握ってきたようです。

ですが、ファーンハム家は力をつけ過ぎ、セザールはランカスター家と結婚しようとはしませんでした。

このままガラガラと崩れていきそうな両家の力関係ですね。単純にランカスター家と同盟を組めばいいというものでもないので、まだまだやることが多そうです。

おまけにジェラルドは、何か良からぬことを企てていそうな雰囲気です。秘密とはなんでしょう。

またオスカーは、エブゲニアの意思とは別に、自分の好奇心で動いていることがバレかかっていますね。彼はカナリアのことを報告するでしょうか。オスカーの言葉次第では、カナリアに命の危険が訪れます。

一方、セザールやイーサンの師匠、ブレアが初登場しました。声まで変装できる、便利な魔法が使えるとのこと。

これで誰かをカナリア風に仕立てれば、カナリアの仕事が捗りますね。ブレアの加入で、どう変わっていくか楽しみですね。


次回のエピソードはコチラ

それではここまで読んで下さってありがとうございました

また次回もお楽しみに

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